お茶の水女子大学 文教育学部

私が學進会に入ったのは、中学3年生の夏期講習の時です。初めて授業を受けた時、「おもしろい!」と思いました。
 授業開始とともに先生方が作り出される独特の雰囲気、巧みな授業展開に衝撃を覚え、私はすぐにやみつきになりました。90分間の授業が楽しくて、始まったと思えばもう終わっている…そんな感じでした。
 しかし、楽しい反面大変でもありました。私は入塾前、学校の定期テストの前しか勉強してきませんでした。ですから、それまで身につけてきたであろう知識もあやふやになっていたり、実は全然根本が分かっていなかったりと、その場しのぎの学習をしていたことに気付かされました。前からいる學進会の塾生とは勉強の深さに大差がありました。それを少しずつ埋めていくことが非常に大変で、思い返せば今までで一番苦しい時期だったかも知れません。焦りばかりが先行して、「もっと早くから學進会に入っていれば、こんなに苦しい思いをしなかったかもしれないのに…」と、悔いたこともありました。でも、今から思えば、あの時どんなに苦しくてもあきらめずに頑張ろうと思えたこと、そして実際頑張ることができたことが大切だったと思います。

 私は気を張っていないとすぐに怠けてしまうこところがあります。その私がここまで頑張れたのは、學進会の雰囲気や環境にあると思います。授業のずいぶん前から塾へ来て勉強している子、授業の前には黙々と復習しつつ授業に備えている子、授業が終わった後も遅くまで自習スペースで勉強に励む子…こんな子達が學進会には沢山いて、そんな子達を身近で見、同じ空間にいることで自然と、「私も頑張らないと」と思えました。この環境で勉強ができて良かったです。

 合格した今、ようやく今まで私を支えてくれた人達に素直に感謝の気持ちを持つことが出来るようになりました。本当は、受験勉強中もそういった気持ちを持てればよかったのですが、自分のことが精一杯でなかなかできませんでした。それが少し心残りです。
 家族には本当に助けられました。何よりもまず、何不自由なく勉強ができる環境を作ってくれたことに感謝しています。家族の理解があったからこそ受験勉強ができたのだと思います。友達にも沢山助けてもらいました。何気なく話していることが、私にとって心安まる時であり、またいろいろな相談にのってもらったりもしました。受験勉強の苦しさをともに感じているからこそ通じ合える部分がありました。「ありがとう。」

 最後になりましたが、先生方には本当にお世話になりました。思えば入塾時、いきなりFlapコースに入れて下さったことが、私にとって非常に意味のあることでした。先程も書きましたが、入塾当初は大変だったというのが正直なところです。しかし、私は幼い頃から負けず嫌いだったので、Flapコースにいるレベルの高い子達から刺激を受け、成長することができました。
 成績が思うように上がらない時は、何度も相談にのっていただき、ありがとうございました。先生方と話していると、それだけでやる気が出てきました。

 私は學進会で勉強のノウハウは勿論のこと、様々なことを学ぶことができました。言葉でこうと言い表すことは難しいのですが、何か大きなものを得たように思います。
 先生方が私を支えて下さったように、私も子供達の成長を支え、何かを伝えていけるような教師になれるよう日々努力していきたいと思います。本当にありがとうございました。