京都府立大学 文学部

 京都府立大学文学部国際文化交流学科の推薦入試用にお伝えします。この学科の推薦入試は、志望理由書・英語の長文から400字の説明問題1題と自由英作文2題です。

①志望理由書について
 志望理由書…人によっては一番辛く、一番時間をとられるものだと覚悟しておいた方がいいです。私の学校では、9月後半から添削がスタートします。そこから私は1ヶ月後の10月末にやっと完成しました(注:出願まで残り5日もありませんでした)高校1年生の数学もキツかったけれど、志望理由書が一番辛かったです(泣)

②400字の説明問題について
 400字の説明問題に対応するために、10月1日から一日一長文を『河合塾 新英語長文問題集 New Approach①』で行い、これが終わったら、京都府立大学の英語の過去問の長文を解きました。入試2~3週間前から上記の問題集の長文を使って、自分で400字要約する練習をしました。なかなか400字の説明問題が載っている問題集はないと思うので、400字要約が一番良いと思います。その時に本番と同じ原稿用紙を使って練習しました。

③自由英作文について
 英作をするにあたっては、英文法が一番大切だと思います。3年生になるまでに英文法はほぼ全て頭に入れてください。私は、3年の10月から『英作文ハイパートレーニング自由英作文』をまず一周し、その後、入試3週間前に『大学入試 すぐ書ける自由英作文』をやり始めました。やってみて、個人的に後者だけで十分だと思います。ですが、3週間前よりも早く自由英作文の対策をやった方がいいです。英作文では最終的に、この問題にはこの意見を書くといった感じで自分の中でパターン化できるようになると良いです。
 『大学入試 すぐ書ける自由英作文』は、分野ごとに分かれていて、例文と応用表現が沢山載っているので、それを暗記して他の問題にも応用して使えるようになってください。

④プラスα
 その他に、高3の夏休み明けから『読むだけ小論文 基礎編、法・政治・経済・人文・情報系編』を読んでいました。小論文で聞かれやすいテーマを知るのにいいと思います。実際の推薦の過去問は、10月半ばに取り組み始めました。傾向と時間配分を知ることができたら十分です。

⑤学校推薦型選抜(共通テスト無し)について
 私は、高2の夏からこの学科を第一志望にしていました。そしてその頃から、勝手に推薦でもう決めようと思っていました。だから、実はこの1年間は推薦入試用に動いていたので、一般の受験生とは初めから違う勉強方針だったと思います。謎に学校の先生からは、絶対推薦で受かると高2の後半からずっと言われていました(笑)
 国公立の共テ無しの推薦入試は、リスクが伴うことは知っていたけれど、実際自分が思っていたよりもリスクを伴いました。推薦前後の共テ模試は英語以外は全て悪かったです。けれど、初めから推薦入試を考えていたので、推薦の対策はしっかりできていたし、覚悟もできていたので、本気で挑めました。
 第一志望で共テ無しの国公立の推薦入試を考えている方がいれば、推薦入試を受けることを出来るだけ早めに決めることをお勧めします。そして、それを受けるにあたり、リスクを伴うという覚悟は持って挑んでほしいです。