京都大学 法学部 

僕は中1の時から6年間、學進会でお世話になりました。
 正直言って、初めは塾に通うことに気が進まず、いやいや授業に参加…そして、教室に入ってきた塾頭を見た瞬間、かなりビビってしまい「これはちゃんとやらないとヤバイかも…」と思っていました(笑)
 なんとか授業をのりきり、出された宿題を答えだけ書いて○つけをパッパと済ませて提出。後日返却されたノートに何が書かれていたかは、塾生の皆さんなら分かるはず。ということで、その次の宿題では、授業での板書と同じように知識や説明を書き加えながら問題を解くようにしました。そうすると、『これを続けていけば実力はつきます。この調子で頑張れ!』という塾頭のコメントをいただきました。そのことが本当に嬉しくて(笑)、それからもずっと同じやり方を続け…気がつけば、他の教科でも、そして大学受験の勉強をするときにも同じ方法を実践していました。

高校に入学してからは、それまでの勉強とのレベル差に圧倒されました。覚えるべき知識の量は膨大で、さらに内容ははるかに難しい。中学までのように余裕を持って学習することは出来ず、苦しみました。その中でどういう勉強法方が良いのだろうかといろいろ試してみましたが、やはり一番大切なのは、塾の授業の予習と復習を徹底することだという結論に至りました。

予習では教えられたことをしっかり守って、根拠を1つ1つ確認していきながら、自分なりの答えが出せるまで考え尽くす。そして復習では、自分の考えのどこがマズかったのかを明確にし、覚えなければならない知識は確実に覚える。
 また先生の頭の動きを真似できるようにするために、教科によっては授業で扱った問題を何度も解き直すことも必要です。

 このことは、大学受験を目指す人全員に守ってほしいと思います。塾の授業は大切にしたかったので、センター対策に本腰を入れ始めたのは授業が終わった12月下旬(クリスマス頃)でした。京大はそれほどセンターの配点が高くありませんが、それでもセンターでの得点は大事だったと思います。特に努力量に比例して点数が上がる科目で絶対に落とさないようにして下さい!

 センターが終わり、ようやく二次の過去問演習に取りかかれるとなったときは、とても幸せでした(笑)
 僕の未熟な答案を沢山添削して下さった森口先生と東先生、また、どんなに細かい質問にも丁寧に答えて下さった塾頭には本当に感謝しています。ありがとうございました。
 ただこの時期には、ひたすら過去問を解きまくるのではなく、それまで授業で扱った問題を見直したり解き直したりしました。センター形式の問題に慣れてしまっている状態で、いきなり二次の過去問ばかりを解いても非効率的になると思ったからです。
 ちなみに僕が解いた過去問は…国語3年分、数学14年分、英語7年分、世界史…ほぼやってない(笑)←知識の復習ばかりしていたので。(国語はもう少し解いておくべきだった!!)

 二次本番では、一日目の国語→手応えがイマイチ。数学→難化して5問中2完にとどまる…ということで、だいぶ落ち込みましたが、友達や親からの励ましの言葉をもらって、徐々に『クソッ、明日で絶対取り返してやる!』という前向きな気持ちになりました。実際、2日目の英語と地歴では自分の力を出し切ったという達成感がありました。

 合格発表で自分の受験番号を見つけたときは…今思い出すと笑えます。泣きながら何かを叫んで家の中を走りまわっていました。

 皆さんにもぜひあの喜びを味わってほしいです。最後まで諦めずに努力し尽くして下さい!

 最後になりましたが、こんな僕を京都大学合格まで導いて下さった先生方には、感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。