法政大学 人間環境学部

私は中2の冬から學進会に入塾しました。それまでは家の近くの塾へ通っていました。成績が特に良いわけでもなく、悪いわけでもなく、ごくごく普通でした。でも中2の冬になって、「来年から受験生になるんやし、ちゃんと勉強しよう。」と思い、友達が何人か先に入塾していたという理由で、学進会に入ることにしました。
 學進会では当たり前のことですが、「授業ではきちんと先生の説明を聞く。」「黒板に書かれたことはノートにとる。」「毎週欠かさず宿題を提出する。」「「分からないところは質問する。」等…前の塾では誰もしていないことでした。それらを生徒一人一人が守り、意欲を持って勉強している姿に初めはただただ圧倒されたのを今でも覚えています。
 高校受験や大学受験など、様々なことに対して甘い考えを持ってしまう私を精神的にも學進会は成長させてくれました。時に優しく元気づけて下さったり、時には厳しいことも決して誤魔化すことなく言ってくださったり…先生方のおかげで受験で苦しい時も常に平常心でいることができたし、最後の最後まで諦めずに受験勉強を続けられました。
 そして私の場合、自分と同じように受験と闘う仲間が塾に多くいたことが、もう一つの大きな支えであり、向上心を高めてくれました。

 勉強もスポーツも同じだと思いますが、「負けん気」は大切です。「あの子には絶対負けたくない。」「次はあいつより良い点をとってやる。」とか(笑)
 自分より勉強ができる子を妬んだり、言い訳をしたり、そんなことは何の利益にもならないし、時間の無駄です。
 実際、高3になりいろいろな不安や悩み、焦りを感じたりして、「勉強なんて嫌だぁ~!」って、自暴自棄に陥る時期が私には何度もありました。返却される模試での第一志望校判定は、毎回毎回E判定。何とかすべり止めにしたい大学でもギリギリC判定。そんな状況がズーッと最後の模試まで続きました。
 「もうどこにも受からないんじゃないか?」「勉強なんてできるようになるのか?」と思いました。学校では、私の周りの子が推薦入試などで早々に決定した子もあり、イライラして、苦しい辛い時がありました。
 早く決まって楽になりたいという思いは誰にもあると思います。どうしようもない不安に耐えられない時もあると思います。でもそういう時こそ現実逃避に走らず、プラス思考で勉強をして欲しいです。「病は気から」というように、本当に気持ち次第で大きく変わる瞬間が訪れます。ハッキリした実感はありませんが、だんだん受験生としての真剣みが生まれるようになります。
 弱音を吐いたり、諦めたりしたらダメ!時には先生、親、友達に思いっきり吐き出すことも大切です。とにかくメリハリを付けて、いつも前向きにいることです。

 それでは具体的な話をしてみようと思います。高3の1年間だけですけど…。私はずっと塾中心の生活をしてたので、学校の内申を大切にするタイプの方には、あまり参考にならないかも知れません。
 高3では、文系国語演習、センター現代文、センター古典、スタンダード英語、大学受験英語の5講座を受講し、Plusを週5コマ受講していました。
 この中で一番きつかったのは文系国語の授業でした。主に記述の問題を扱う授業です。予習、復習だけでも4時間は超えるほどで、特に漢文は、高2までサボっていた分のしわ寄せがあり、初めの3ヶ月くらいは、家で予習をする度に泣いて、授業が終わる度に半泣きでした。でも、「ここで耐えたら絶対に出来るようになるはずだ。」と決め込んで、気合いで乗りきりました。
 東先生には、3つの講座で大変お世話になりました。高校に入ったらいきなり国語が苦手になった私を最後まで支えてくださいました。高3最後の記述模試で、あんなにも苦手だった現代文で偏差値69をとった時は、本当に嬉しかった。先生が「この調子で」と笑顔でコメントを下さったことを今でも思い出します。

 英語は、長文読解が苦手で、語彙力も乏しく、森口先生には沢山お世話になりました。standard英語の授業は、産近甲龍~関関同立あたりのレベルまでを扱い、広い分野の長文を読みます。そして、細かい読解方法が学習できます。何も考えずに、ダラダラと長文を読んで、いつも時間ギリギリになる私でしたが、standard英語を受け始めてから、上手く読めるようになっていきました。でも、授業で習った技術を利用するには、慣れが必要だと思いました。

 センターレベルの英文法は確実にとれるよう努力しました。大学受験の英語の授業では、林田先生から英文法や構文をメインに教わりました。基礎から丁寧に単元ごとに進むので、自分のペースにも合わせやすかったし、復習がしやすかったです。

 Plusでは、主に世界史を中心に取り組みました。他にも英単語や古典単語をやりました。「何度も何度も繰り返す。」と言う、自分ではなかなか実践しにくい作業をこなしていけるので、もっと早い段階からやっておけば良かったと思いました。勉強を始めるのに、早すぎるということはないと思います。

 高2の5月…私は数学を受験科目からキッパリと捨てました。つまり完全な私立文系型での受験をすることにしました。3教科しかないのだから、一見楽に思われるかも知れませんが、楽に感じたことなど一度もありませんでした。
 キッパリ捨てたとはいえ、学校の定期テストではそうはいきません。高3の最後まで数学は私に付きまといました。(苦笑)その度に塾頭を初め、學進会の先生達にさんざんお世話になりました。高校を卒業できたのの學進会のお陰だと言っても過言ではないくらいです。(それほど私の数学はひどかった…笑)

 學進会の先生方、4年間お世話になりました。先生方のお陰で憧れだった東京へ行くことができます。大学に塾はないけれど、學進会で培った学力と精神力で、夢に向かってまた努力を始めようと思います。ありがとうございました。

 學進会バンザーイ!!