京都大学 農学部 

 私は中学から6年間、學進会に通塾し、大学での勉強への憧れを先生方の話や同じように思っていたであろう先輩方の姿から抱き、膨らませてきました。(その過程には褒められたもんじゃないことも多くありましたが…)

 私が京都大学を志した(?)のは今から2ヶ月もない、試験の1ヶ月前、1月26日…学校の三者面談でのことでした。それまで私は(センターのあとも)東京農工大学に行くつもりだったのですが…。

 周辺の声
担任……君は京都に行くべきだ!京都にいるところしか想像出来ん!
親………(できれば)京都にいてくれれば楽なんやけどな~
親類……京都ちゃうん?
友人の多く…京都にしない意味が分からん。何でまた農工大なん?

と言う感じだったので、もう反発して貫く気力も尽きてしまったので

担任……「で、どうするんや君は?」(机に京大の赤本、資料が積んであった)
私……「わかりましたよ。受けますよ。いいですよ。前期京都、後期農工、どちらもダメだったら浪人してもう一年やりますよ」
という感じで最終出願が決まりました。

 とにかく日がなく、なんの準備もしていなかった私が京大入試に挑んだわけですが…

英語 長い和訳○(ハイレベル英語でOK)
    長い英作×(長いということすら知らなかった)
数学 解法△(特に数Ⅲは農工合格できる程度学力でいいと思ってた)
    記述△(塾頭を真似たつもり…「高校数学とっておき勉強法」という本にまずまず助けられるも、やはり遅かった)
理科 化学○(毎年似たようなもんだし、慣れればヨシ)
    物理×(農工は化学だけでよかったのに…)
国語 記述×(突然の出現)
で、1ヶ月どうしたか?
まず学校と塾をフル活用せねばなりませんでした。

そこでまずは、塾と学校を比較します(高3冬)

塾と(学校)
★仕事が速い。質問等へのレスポンスも速い。(何かと後に回されがち)
★一人一人にかけられる時間は基本短い。(申し訳ないと思うくらい一人に時間を割く)
★分野別・難度別の確実な良問を揃えてある。(学校別の入試やオープン模試の過去問がやたらある)

これらの事実と私の課題を考えてみて
 英作文の添削は塾(森口先生)
 国語の添削は学校の先生
 物理は学校で過去問だけもらってくる
というやり方にしました(後はもうテキトーにやったんだか、やらなかったんだか…程度)

 1ヶ月やった程度で受からせてくれるほど現実は甘くないだろうと考えていましたが、なんとかなりました。
 塾の先生にも学校の先生にもウダウダ言ったし、突然の進路変更でどちらにも迷惑をかけましたから、受かってヨカッタです。

 その後、京大から来た資料を見ましたが、なんか悔しいけどとっても面白そうでした!

★理系を目指す中学生 化学をやってみない?★

 化学と言われていろんな薬品とか、爆発とか、意味分からん図や記号とか…をなんとなくでもイメージすることができると思います。
 私は中学のときに『巨大な化学の構造式とかを黒板いっぱいに書けたらかっこいいな~』と思い、化学の勉強を(まず中学範囲から)やってみました。

 で、最初に読んだ本でとっても良かった本が『現代人のための中学理科 新しい科学の教科書 化学編』
 この本は塾の自習室の棚にもあると思います。分かりやすい構成、興味引かれる小ネタ、コラムが多く、読み物としても良い本です。
 また理系を目指すなら知っておくべき知識(酸性雨や排ガスなど)が満載で、中学化学+αちょっと高校の基礎までが大筋の内容として学べます。高校生でも一度読むと、復習以上のことが学べると思います。
 化学は高校レベルの計算がほとんど要らないので、中学生でもこの本をマスターできれば、高校化学だって十分進めます。
 私は中学3年間をかけて高校3年分の化学もとりあえずやったので、分かったことですが、知識と感覚で中3でも高3に勝てる科目…それが化学です!(中学時代の化学に対する熱意は高校になって鳥に取って代わられました。私の場合は…)

高校数学の心得(ボーッとやっても身に付かないよ!)

 私は記述がずっと苦手で、授業ノートを写し続けるだけで自然に上手くなる…ということは残念ながらありませんでした。
「記述が上手くなるにはどうするのか?」到達した私の答えは…

授業はただノートを写すだけでなく、「ここはこう書くのか」とか「ここはこう書くべきでは?」といった意識を持って写すこと!

 それを友人と共有したり、勇気があれば…先生に疑問をぶっつけたりできれば、さらに良いでしょう。

先生方へ…先生はで表すと…

★塾頭 ハシブトガラス
 塾頭はやっぱ猛禽かな?と思っていると、ふとよぎったのがこいつの顔でした。このずんぐり頭、太い嘴…なんとも悪賢そうでふてぶてしいこの面つきは、まさに塾頭です!
 ぜひともハシブトガラスの顔をみんなに見て欲しい。最近はもうハシブトガラスを見るだけで塾頭が浮かんできます。

★森口先生 カケス
 森口先生も賢く・ずるそうというイメージからカラス科ですが…。違いとしては、全体的にちょっとオシャレでスマートな雰囲気、なんかお調子者っぽい…というところですかね。それがカケスです。

★東先生 シジュウカラガン
 これは、東先生といえばチョーカーをしているというイメージがあったので、首にすじがあるヤツで、真っ先に思いついたのがこの鳥でした。配色とか全体的にゆったりとした感じが東先生に合うと思うんですけど…どうですかね?

★桐村先生 アオサギ
 桐村先生は、指名したときにジッと動かずにこっちを見てくる様が獲物を狙うサギに近いなと思ってました。アオにした理由は、シラサギと比べて色合い的に落ち着いた雰囲気が出ているからです。

★片山先生 コジュケイ
 少しのっそりしてて、気安く話しかけてくれて、よく笑っているイメージがあるので、ああこれはキジ科だなと思いました。でも、キジやヤマドリではなんか派手すぎてコジュケイが一番しっくりきたのでコジュケイで。

★林田先生 ヒバリ
 なんとも楽しそうに授業している人です。まるでヒバリが一羽だけで鳴きながら見えなくなるくらい高く飛んでいくような…(別に私達がおいてけぼりにされるということではなく)林田先生の明るい気質がヒバリに良く合います。

★田中先生 ヒレンジャク
 みずみずしく色鮮やかで、エネルギッシュな先生です。英語の宿題ノートに書かれていたこと(特に初回のヤツ)が他のどの先生よりも印象に残っています。
 そんな田中先生はヒレンジャクです。しゃれた色合いとどこか渋さを感じさせる顔つきの…私のお気に入りの鳥の1つです。

★花田先生 マガモ
 カモ科なのは早い内に決まりましたが、何にしようか迷ったあげく、中型で地味すぎず派手すぎない。マガモ(♂)に落ち着きました。海、川、池に浮かぶかもをのんびり見るのはなかなか贅沢で愉快な時間の使い方です。
 ところで、先生が去り際にスッと手を出してくれるのが、いつも嬉しく思っていました。

★栗林先生 ベニマシコ
 栗林先生に関しては迷いました。小さめにしようとは思いましたが、科すら決まらず…いろいろ検討した結果、ベニマシコになりました。くりくりしててピンク色、ちょっと可愛すぎますかね?でも若々しさと親しみやすさで上手くフィットしていると思います!

 先生方、長らくお世話になり、ありがとうございました。いろんな意味でろくでなしの私でしたが、ここまで通えて本当に良かったです。

おまけ…高校3年間の内に確認した鳥(福知山市内 市外の京都府北部地域)

 オオハム カンムリカイツブリ アカエリカイツブリ ミミカイツブリ ハジロカイツブリ カイツブリ カワウ ウミウ ヒメウ コハクチョウ マガモ カルガモ コガモ トモエガモ オシドリ ヨシガモ オカヨシガモ オナガガモ ヒドリガモ ホシハジロ ホオジロガモ キンクロハジロ スズガモ シノリガモ ミコアイサ ウミアイサ カワアイサ オオセグロカモメ セグロカモメ ウミネコ シロカモメ カモメ ユリカモメ ゴイサギ ササゴイ アマサギ コサギ チュウサギ ダイサギ クロサギ アオサギ オオバン バン ヒクイナ コチドリ イカルチドリ シロチドリ ムナグロ ケソ ハマシギ ツバメチドリ タカブシギ クサシギ イソシギ オオソリハシシギ タシギ アオシギ ミサゴ クマタカ ハチクマ トビ サシバ ノスリ オオタカ ハイタカ ツミ チョウゲンポウ コノハズク アオハズク コジュケイ キジ キジバト アオバト カッコウ ツツドリ ホトトギス ジュウイチ ハリオアマツバメ アマツバメ アカショウビン カワセミ アオゲラ アカゲラ コゲラ ヒバリ イワツバメ コシアカツバメ ツバメ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ ビンズイ サンショウクイ ヒヨドリ モズ ヒレンジャク ミソサザイ コマドリ コルリ ジョウビタキ ルリビタキ ノビタキ イソヒヨドリ マミジロ トラツブミ クロツグミ シロハラ ツグミ ウグイス ヤブサメ セッカ キクイタダキ オオヨシキリ オオムシクイ センダイムシクイ キビタキ オオルリ サンコウチョウ コサメビタキ サメビタキ エゾビタキ コガラ ヒガラ シジュウカラ ヤマガラ エナガ ゴジュウカラ メジロ ホオジロ カシラダカ ホオアカ ミヤマオオジロ アオジ カワラヒワ マヒワ アトリ イスカ ベニマシコ ウソ イカル シメ ニュウナイスズメ スズメ ムクドリ コムクドリ コウライウグイス カケス ミヤマガラス ハシボソガラス ハスブトガラス   計150種

 この他にも京都北部地域ではたくさんの鳥が観察されていて、全国的に珍しいのも少なくありません(保護観察上名前を伏せないといけないヤツとか…)そうはいっても福知山は田舎で、學進会周辺からも自転車でチョイと行けば、自然で溢れています。その中で鳥や蝶、養蚕、植物、天体、地質などといった幅広い分野で面白い活動をしている方々や団体が色々ありますから、せっかく福知山にいるのだから、こんな風な自然にまつわる活動を何かやってみるのもよいと思います。