近畿大学 理工学部 

はじめまして。自分が書く側になると、何書こうか迷いますね。ありきたりなことを書いてもほかに参考はたくさんあるので、あまり触れられていないことや、見逃しそうなことを書きたいな~なんて思いつつ、特に書くことも決めずに新居でカタカタ打ち込んでいます。

 過去を振り返ると、宿題出さなさすぎて注意受けた中学生の頃、模試で爆死して一週間くらい経ってから見せに行った高校生の頃、たくさんの思い出があったなぁと感じます。エアコン壊れたり、ルービックキューブにハマったり…あ、ラウンジでよくご飯食べながらルービックキューブを揃えていた者です(笑)。もしかしたら分かる人もいるかもしれませんね!
 前置きの雑談はここまでにして、そろそろ本題に入りたいと思います。

 拙い文章+読みにくい見た目になるかもしれませんがお許しを。
 参考書や勉強計画・勉強時間のほんとに詳しい内容については色々な体験記に載っているのでここではあまり触れません。
 悩んでいる人が、なにかをするきっかけや参考になればいいなと思います。

 僕は高校に入学してからずっと学部に対する志望はぼんやりとありましたが、(私立・国公立の受験を)この大学にする!という志望が正確に決まったのは3年生の後半です。とても遅いです。受験のモチベーションは決まっている人より劣っていると感じていました。ところで今の皆さんは受験する大学はちゃんと決まっていますか?「この大学が第一志望!」と決まっている人は、その合格者の体験記を読んで、どんどん参考にしましょう。僕はあえて「勉強全く楽しくない!」「志望が不安定」「今の判定では微妙なのに何したらいいかわからない」という人に向けてのアドバイスを残しておきます。そういった人はぜひ最後まで目を通してみてください!

 まず、僕の過去をざっと振り返ります。一、二年生では特にとびぬけて得意な教科もなく、むしろ単語などの暗記物に苦しんでいました。そのツケが三年生で少し回ってきました。三年生では、本当にぎりぎりまで志望大学がなく、要りそうな勉強を全部やっていました。なので本番で使わなかった物化の二次対策も最後まで受けていました。また理解度や志望によっては下のクラスになる数Ⅲも、難関大志望者と一緒の上のクラスにいました。(実際そのクラスでついていけたというよりは、解けない問題に手が動かなかったり、計算が遅かったり、計算量に狂いそうになったりしました(笑))そのため、志望大学に必要な科目を絞ってやっている人よりは大変だっただろうし、レベルも劣っていたかもしれません。しかし、レベルの高いクラスで授業を受けることができたのは本当に良かったです。理由は後で述べます。

 塾での自習は、基本「少人数で居れるところ」を選んでいました。これは個人的な問題ですが、ほかの人の貧乏ゆすりや、少しの動作で机が揺れたりするのがとても気になったのが理由です。そのため、空き教室や本館一階奥の一人用机をメインに使っていました。自習時間は、長期休暇以外に授業終わりそのまま自習する、といったことはあまりしませんでした、が、絶対したほうがいいです。長続きする方法が一番ですが、できるならするに越したことはないです。

 次に、そんな高校生活を振り返り、ぜひ参考にしてほしいことをいくつか紹介します。。

 1つ目に、何するか悩む前にとりあえず今ある不安をつぶしましょう。
英単語ちゃんと覚えていますか?多義語のところもやりましたか?古典単語も大丈夫ですか?模試の解き直しはしていますか?解説されたその数学の問題は次自分で解けますか?こう考えると「不安なところ」がたくさん出てきます。満点じゃない限り必ず欠点はあります。まずそれに目を逸らさず、その不安をつぶして下さい。たくさんあってもゆっくりでいいです。不安がある苦手な教科ほど、割と大きく伸びたりもします。是非一度「不安なところ」を探して苦手に手を付けてみましょう!
 2つ目に、数当たるより繰り返すようにしましょう。僕がこれに気づいたのは3年生の後半だったので、少し後悔しています。特に数学や物理で、不安だからたくさんの問題を解いておきたくなります。この不安を経験したことない人が多いと思いますが、ほとんどの人が3年生の夏あたりで体験します。このとき、解けなかった問題だけでいいので必ず繰り返して下さい。僕はセンターパックⅤ(学校でセンター前にやる予想問題集)で、間違えた問題については、日を空けつつ5回以上繰り返しました。1回目は解説を熟読してポイントを押さえます(ここが大事)。3回目には問題を見た瞬間だいたい答えがわかります。分かっても、一度ポイントを思い出してから解答し、次の問題へ進みます。これを何回も繰り返すと、すべての問題が見慣れるほどになります。それを重ねていくうちに、不思議と自然にほかの似た問題が解けたり、悩んだ末の勘が当たったりします。よく問題集を3周とか言われますが、本当に繰り返すのは力になります。だまされたと思って、間違えた問題をもう一度解く習慣をつけてください。いつの間にかめっちゃ解けるようになってます(笑)。自分はこれをすることで、演習のときと比べて本番でセンター物理が30点、地理が20点ほど伸びました。
 3つ目に、勉強の仕方や受験の仕方で悩んだとき、とりあえず何かやってみましょう。友達に聞く、先生に聞く、先輩に聞く、調べる、自分なりになんかやってみる、いろんな方法があります。やらないと僕みたいになにかと遅れます。モチベーションも上がりません。とりあえず単語帳買ってみる。カレンダー買ってみる。ノート変えてみる。その小さな一歩がきっとなにか大事な変化に繋がります。
 4つ目に、とりあえずできるだけ上のクラス・上のレベルに居ることがおすすめです。理解できない・諦めるなどの逆効果がある場合は別です。高いレベルの仲間に囲まれることで、自分が成長できるレベルの上限が上がります。たとえ届かなくても、まだ足りない!と頑張ることができます。また、そんなクラスにいるという達成感もあります。苦労してでもレベルの高いところに居る方が、絶対得です。その達成感は自信になります。

 最後に、今から受験に向かう皆さんは、必ず後悔しないようにしてください。僕はこれを書いているときに「あの時こうやっとけばなぁ」と思う節もありましたが、後悔はしていないし自分の受験結果には満足しています。正直な話、本命には受かりませんでしたが、だからって落ち込むことはありませんでした。支えてくれた先生や奥さんのおかげで無事に受験を終えることができたし、たくさん成長できました。今思うとなんだか楽しかったし、特に不満も心残りも一切ありません。むしろあんないい環境から離れることが残念なくらいです。結果が満足でも満足じゃなくても、その結果も気持ちも一生残るものです。皆さんも最後に「ちゃんとやりきった」と思えるように頑張ってください!

 そして、最後まで勉強と進路ともにお世話になった先生方、いつも笑顔で対応していただいた奥さん、本当にありがとうございました!!
 本番で成功し、悔いのないよう、目標に向けて全力で頑張ってください!!