私は、後期試験で山口大学理学部数理科学科になんとか合格することができました。後期…といっても前期と同じでしたので、第一志望であり、無謀といわれていた受験でした。ちなみに…合格する可能性があると言ったのは、塾頭、母、祖母と私だけでした。
文面だけでみれば、後期山口大学合格だけですが、合格できた要因もあれば、前期に合格できなかった要因や、この大学にまで受験校が下がってしまった要因もあります。
受験校が下がってしまった要因ですが、僕の場合はハッキリしていて、英語・古典の暗記から逃げたことです。これに関してはなにも言えません…(o_ _)o
合格して高揚している今でも何と書いてよいか分からなくなるくらいできていなかったことです。
特に英語に関しては、途中で僕は塾の授業を辞めて『自分で勉強します!』といいました。確かに単語は少し覚えた。しかしそれでセンター試験がとれるのか?自分1人で長文の解き方が分かるのか?…結果はヒドイものでした。
僕の性格上、良くも悪くもポジティブなことばかり出てくるので、合格した要因ばかり浮かんできます。ですから、合格した要因を長々と書いていきます。
一番大きかったのは、唯一数学を解くことができる力がしっかり養われていたことです。その中でも一番大きかったことは、塾頭がよく言っていた、『障壁と解決法』です。
『ここが難しいから、とにかく○○に近づけるように動いてみる』
『○○はどうしてもこれ以上イジれない。だったら○○を考える』
この2つが本当に役に立ちました。
前の2つの要因は、塾頭の本当に軽い感だったと思うのですが『前期と後期は両方同じ方がイイと思うよ』のひと言でした。
この結果、2回同じところへ行くので、親と一緒ではなく、1人で受験しに行くことになったのですが、1人旅行の軽い気持ちで山口に行くことができました。2回目なので道に迷う心配も無く、晩飯も好きなように歩いて行き、大学までの道も好きなように歩いて行く。これにより、受験という妙な力みから解放されたのだと思います。
支えていただいたみなさん、ありがとうございました。
ここからは感謝を込めて、お礼のコメント
塾頭
中3から4年間お世話になりました。ガチで怒られたのは3回ほど…小さいのも含めると数え切れないほど怒られました。先生が言ったことは、ほとんどその通りになりました。
数学の授業中に先生がよく言っていたことは、言霊のように試験中に響き、解けた問題がありました。
塾頭との会話で強く印象に残っていることがあります。僕が『英語の授業を辞める』と言ったとき、塾頭は『お前に1人で英語は絶対できんぞ』に続いてボソッと『ハイレベル数学なぁ…』と、漏らしていました。僕が趣味のように数学ばかりやっているのを知りながら、それでもハイレベル数学の授業継続を許し、教えていただき、ありがとうございました。
東先生
国語を教わった先生の中で珍しく楽しいと思えた授業をする先生でした。中学から6年間、東先生と中3の時の学校の先生を除いて…国語の先生には嫌われていたと思います。
でもスミマセン。7~8割を目指した現代文は4割ほど、古典も暗記を怠って点数が伸びず…(o_ _)o
センター現代文の「なぜこの文をみるのか?」という授業は、ハッキリしていて楽しかったです。
あっ…危うく定番のあれを書くのを忘れるところでした。りっちゃんは○○○○ これはちゃんと覚えていますよ!覚えたての頃は、りっちゃんは…□□□□だっけ?カとナ?カ行?ナ行かな?なんだ?ってなりましたが、今はちゃんと覚えています!
林田先生
結局…英語の一山すら超えることができませんでした。できたのは先生に勧めてもらった英単語集だけでした。これ+授業…これができる忍耐力を持っていたら、結果がまた変わっていたかも知れなかったです。
花田先生
英語だけど楽しい授業でした。でも勉強を楽しむことと受験勉強は違う!このことが身に染みて分かりました。
桐村先生
最後の少し、物理を固めようとして授業を受けました。できないことを知るにはとてもよい授業でした。国立大学では使いませんでしたが、私立大では物理がよくできました。
栗林先生
中3の授業から3年経っても「英語どうや?」と声をかけてくださって、ありがとうございました。で…ゴメンナサイ、全然できないままとなってしまいました(o_ _)o
先生のひと言に力をもらって日もありました。実は何回か声をかけてもらった内の1回は、塾頭に怒られて、ションボリしている日でした。
授業を受けたことのない先生方も挨拶すれば、返してもらえるし、おしゃべりしたら返してくれて…とても楽しい塾でした。
また、塾のモットーのハイテンションで勉強するは、本当に合っていました。
落ちてもめげずに次を受けに行く!楽しんで勉強する!
『笑う門には福来たる』本当にそうだと思います。
最後に塾頭の授業を受けていたからこそできた問題
本番で出た「不等式の証明」と「ベクトル」の問題。
止まってしまって、動けなくなったところで…2問とも思いつくことができました。
ハイレベル数学の真髄は、できないものをいかにして動かすかだと感じました。入試でできて本当によかったです。
年賀状についていた大開運のシールは、僕に大開運をもたらしてくれたので、塾頭にお返しします。今度は次の受験生になる塾生達が大開運になりますように…