大阪大学 外国語学部

この度、第一志望である大阪大学外国語学部外国語学科ドイツ語専攻に合格することができ、憧れであったこの合格体験記を書く喜びを、今噛み締めています。

 今思えば、本当に危なっかしい受験でした。

 私が學進会に通い始めたのは、中学1年生の時です。學進会について、それはそれは恐ろしいウワサしか聞いていなかったので(笑)最初の内は本当に通うのが苦痛で、宿題をサボったり、塾頭に「今のお前の学力はFlapとAccelの中間やから、どちらか好きな方を選べ。」と言われたときに、塾頭の授業が怖いあまりAccelを選んでしまったりと…、塾から逃げようとばかりしていました。
 その後、Flapコースの授業の本当の素晴らしさを知り、先生方がイキイキと語って下さる体験談や大学の話しを聞くのを楽しみに塾に通うことが出来るようになりましたが、勉強に対しての意欲が湧いたわけではありませんでした。
 高校に入ってからもそれは同じで、2年生までは自習スペースや自宅で勉強することなどほとんどありませんでした。3年生の夏頃からようやく受験に向けての勉強を始めましたが、よくそれからの学習だけで合格できたものだ…と、今でも不思議に思います。

 こんなやる気のない私が阪大に合格することができたのは、ひとえに學進会のおかげです。高校の授業を全く聞いていなくて、どれだけテストで欠点をとっても(いくつとったか覚えていない…笑)學進会には通い続けました。「私は學進会に6年間通った!」と言う自信を持って受験に臨んだことが、成功の大きな要因であったと思います。

 このようにして結果的に合格することができた私ですが、もし合格できていなかったら…おそらく一生の後悔になっていただろうと思われる要素がいくつもあります。その中でも特に大きかったのは、2次試験に使う科目として数学を勉強しなかったことです。
 塾頭に「きっと後悔するぞ」と何度も警告されたにも関わらず、数学が大っ嫌いな私はどうしても我慢ができず、センターレベルまでしか数学を勉強せずに、2次の数学を捨てることを選びました。
 3年生になり、受験校を絞るときになって、塾頭の言葉が痛いほどよく分かりました。有名な国公立大学で2次試験で数学を数学を受けなくてもよい大学がほとんど無いのです。(泣)
 幸いなことに、私が一番行きたい外国語学部が大阪大学という素晴らしい大学の中にあって、そこを受ければ数学を避けることが可能だったのですが、もしセンターで失敗してボーダーラインに得点が全然とどかなければ、そこを受けることができなくなり、より下のランクの大学を受けなければならなくなります。しかしそこで、もし自分のセンター得点から見て妥当なレベルの大学の2次試験に数学が必要だったら?もっともっと下のレベルの大学を受けなければならず、相当不本意な事態になっていたと思います。
 ですから、もしこれを読んでくれている後輩の中に、どうしても苦手な教科がある人がいるなら、できる限り根気強く勉強を続けて欲しいと思います。自分が受験可能な大学が増えますし、何より辛い勉強を乗り越えて2次試験で使える科目を多くしたという自信と安心感が、自分の受験を大いに支えることになるのですから。

 受験生活はとても長く、辛いものでした。「もう嫌だ!!」と、何度思ったことか。
 しかし、私はそんな中でも友達と明るく笑って日々を過ごすことができ、受験を乗り越えることができました。そして、今まで努力が大っ嫌いで、苦しいことから逃れようとばかりして18年間生きてきたこの私が、受験を前にして必死で勉強していると言う事実に気付いたとき、自分の物事に対する姿勢が変わっていることに気付きました。
 受験を通して私は、自分を変えることができたのです。そして自分の名前が入った合格通知を手にして時の、大学という権威に自分の力を認めてもらえたという喜び!!これは言葉に書き表すことなどできません。まさにbeyond descriptionです!!!
 この感動を今、學進会で頑張っている全員に味わってもらいたいと切に願います。

 最後になりましたが、私に勉強だけでなく人生の糧になるいろいろなことを教えて下さった先生方、本当にありがとうございました。大学で沢山勉強して、學進会の先生方に負けないくらい賢く、素敵な大人になりたいと思っています。これからもずっと、世界一の塾でいて下さい。

 今までお世話になりました。