青山学院大学 法学部

私は、指定校推薦という形で青山学院大学の法学部に合格しました。小学6年生の頃から學進会にお世話になり、勉強のことなど全く無関心だった頃から先生方の指導を受け、勉強に対する姿勢や方法など、学習の基盤を中学時代にしっかり固めてもらったと思います。
 高校の勉強は、中学の勉強と違って難しくなるということは、中学時代に先生方から何度も聞いていたので、分かっているつもりでした。でも、どこか自分の中で中学の延長で何とかなるだろうという思いがありました。案の定、高校に入学してすぐに壁にぶち当たったことは言うまでもありません。

 中学3年間、私は野球に全てを捧げました。塾を利用して勉強と両立させ、これは頑張れたと思います。
 中学時代は部長もしていたし、高校でも野球をしようか相当悩みました。しかし、大切な高校時代を長い部活の時間に費やすのも…という思いもあり、高校では、勉強と両立させながら、色んなことに挑戦してみようと考えました。
 高校での3年間は、主に音楽活動が中心でした。勉強と両立させながら活動するのは大変だったし、最終的には塾中心の生活になるのは避けられなかったのですが…。この頃は、指定校推薦という制度は知っていましたが、国公立大学を目指し、受験勉強をするつもりで頑張っていました。しかし、中学2年生の夏…福高祭で人生が変わりました。

 入塾して以来、塾はほとんど休んだことはなかったのですが、この時期からチラホラ休むようになりました。私の勉強は、塾のことしかしていなかったので、一気に分からなくなりました。この時は本当にマズイ…と思いました。
 しかし、学校の成績は良かったので、これが役に立ちました。なんというか、学校のテストで点が低いのは嫌だというプライドや、音楽、家庭科、保健体育、情報などの教科でものすごく力を発揮して、評定平均はとても良かったのです。それ以外にも生徒会長をしていましたので、これは後々の推薦ですごく有利になりました。
 学校のテストは、塾でしっかり勉強していたら前日数時間教科書を見るだけでしっかり点がとれました。ポイントは、塾で学習していない教科の点数をどう取るかです。特に、音楽、家庭科、情報は楽しみながら授業を受け、テストの平均点が低いのを利用して、ここを頑張って評定平均を上げるためのポイントとします。

 ただ、最初から「指定校推薦でいこう!!」などと思いながら勉強していたら、おそらく成績を維持するのは難しいでしょう。特にⅡ類には、模試の結果は低くても、内申だけは異常に高い…なんて連中もゴロゴロいます。そんな中で成績をキープするのは本当に難しいのです。學進会は、定期テスト前に少し休みをくれますから、そこでしっかり学校の勉強に打ち込むようにして下さい。

 1つ言っておきたいのは、福高生にとって福高祭は厄介ですよ。今年も浪人する友達がいるのですが…今浪人すると聞いている友達は、何と全員が高3の時に福高祭のリーダーをしていたメンバーでした。繰り返しになりますが、福高祭は本当に厄介になります。
 私自身は、福高祭で集団長をやるのも目標の1つだったので、それを実現し、集団演技も優勝できて、後悔を残すことなく完全燃焼できました。でももし、浪人することになっていたら…福高祭を恨んでいたと思います。

 次は恋愛に関してです。高校での恋愛は大切なのかも知れませんが、ドップリはまってしまうと、本当に取り返しの付かない事態になりかねません。私も実際、高1の秋から高2の夏にかけて色々あって、勉強が疎かになってしまった時期がありました。でもまだ受験学年じゃなかっただけマシでした。友達の中には失恋のショックで勉強を放棄したヤツもいたし…まあ、ほどほどにして楽しみましょう。経験者が言っているのですから、間違いありません。

 とにかく、何をするにしても大切なのは計画性です。私としては、この3年間の間に「あれをしておけばよかった…」という後悔だけはしたくなかったし、そんな思いをするくらいなら、浪人もする覚悟をしていました。やりたいことを好き放題やるのではなくて、抑制をしながら、自分を見失わないようにして下さい。
 面白そう、楽しそう…高校生活をしていると、絶対にブラックな誘惑が出てきます。これに勝てる精神力が必要です。これは本当に大切なことです。

 最後になりましたが、學進会の先生方には本当にお世話になりました。というのも、學進会がなければ、おそらく私は全く勉強をしていなかったと思います。
 塾に行かない日が続いた時期、塾頭に「君がやりたいことをするのはかまわない。その代わり、必ず毎日塾へ来て、自習室で缶詰になって勉強しなさい。命令だ。」と言われました。あの言葉がなければ、本当にダメ人間になっていたと思います。
 森口先生にかなり嫌みな口調で、「今のままのお前は、絶対に行きたい大学へ行けな~い。最近俺の勘はは良く当たるからな~。」と言われた時も、「絶対そんな勘を当てられては困る!」という思いで勉強しました。
 東先生には3年生の春に現代文の授業の欠席が続いたとき、真剣に怒られました。學進会で一番怖い思いをしたのはこの時ですかね~(笑)。それ以降、塾を休むことは再びなくなりました。學進会の先生達は、本当に一人一人のことを考えてくれていたんだと思います。こうして6年間を振り返りながら文字を打っていると、しみじみそう思います。

 先生に怒られた後や面談の後、アドバイスをもらった後は、そのことについて家でじっくり考えてみて下さい。とくに怒られた後にはそうして下さい。先生達の言葉の中にある温かさが身にしみて分かると思います。
 學進会で6年間を過ごせて本当によかったです。先生方もお体に気をつけて、今後も厳しい指導で優秀な生徒を輩出して下さい。
ありがとうございました。