大阪大学 理学部

僕が学進会に入ったのは、中学1年生になったばかりの頃で、親に「お前は放っておくと勉強せんから、塾に行け!!」と言われ、連れてこられたのが學進会でした。
 なぜ學進会だったかというと、親曰く「広告を見て、一番生徒のことをよく見てくれそうだったから」…広告をナメてました。スミマセン。
 そして、他の塾のことは分かりませんが、6年間授業を受け、他の人の話しを聞く限りでは、親の判断は正しかったのだと思います。

 中学の勉強で最初につまずいたのは、「正負の計算」でした。最初の最初です。いや、ホント意味分かりませんでした。
 「なんじゃ?{5-(-4)}って…???」とか思ってました。これ、最初の授業で理解した人凄いです。少なくとも僕より賢いです。目指せ京阪神!!(まぁ、どこでもイイですが)
 そんな頭の中が「?」でいっぱいだった日々を過ごしていくうちに、いつの間にかできるようになっていました。本当に知らぬ間に…。そういうことがよく起こりました。
 そんな現象がたまに起こりながら、3年が過ぎました。高校生になってもこんな現象がずっと続くと思ってました。
 でも違いました。
 授業のスピードが速く、一単元ごとにかける時間が極端に少なくなり、そんな現象は起こらなくなりました。
 理解できなかったのなら復習は必要だし、理解できたとしても復習が要ります。基礎だけでイイです。基礎だけでも分からないところを無くし、塾の授業を黙々とこなしていけば、数学は大丈夫だと思います。

 英語はとにかく構文です。
 オープン模試なんかでも、単語間違いは-1点とかですが、構文間違いは-5点とかです。構文一個覚えれば、単語5個分です。…まあ、微妙ですが…構文の方が授業でよく扱われ、忘れにくいので、頑張って覚えてイイ感じに訳せるようになって下さい。

 国語や社会は、とにかく覚える所は、割り切って覚えてしまえばイイと思います。

 理科は数学と同様、問題を解いていく中で、その独特の論理などに慣れていくしかないと思います。

 最後の方は、ずいぶん漠然とした感じになってしまいましたが、大筋はこんなんで3年間頑張ってきました。

 そしてセンター試験…
 数ⅠAをやらなければならないのに、間違えて数Ⅰをやってしまい、落ち込んでいる人が続出する中、(これは、僕が模試で一度やってしまったことなので、身に沁みてました。)終わりを迎え、自己採点。聞けば昨年より簡単だったとの事なので、ボーダーは少し上がりましたが、ギリギリそれより上だったので一安心でした。
 僕の中では、センターは「たかがセンター、されどセンター」というような認識でした。それが終わってみると、「センター怖い」に変わりました。
 センターが思いのほか簡単になり、ボーダーが上がったので、それにとどかず、それまでの…、それこそ高校1年生からの第一志望を変えざるを得なかった人が、学校にはけっこういました。本当に、意外なほど多いです。
 また、第一志望に出願できたけど、極端に苦手科目があり、他の教科は普通に合格レベルなのに、その1科目のせいで不合格になってしまった人もいます。
 自分の受ける学校の科目をよく調べて、バランス良く勉強すればイイと思います。

 まあ、合否は五分五分でした。「他の人はできた」か「他の人もできなかった」のいずれかでした。
 だいぶん際どかったと思いますが、まあ勝ったもん勝ちです。これで心に余裕ができました。
 心に余裕ができると、素直に他人に感謝できます。
 それまでも感謝はしていましたが、頭の中の理屈だけの感謝でした。でも今は、塾の先生方、親、じいちゃん・ばあちゃん、その他関係者の皆様に、本当に感謝しています。
 僕の塾での言動は、「非礼に始まり、非礼に終わる。」というような感じでしたが、これで少しでも感謝の意が伝われば…と思います。本当にありがとうございました。