広島大学 工学部第三類 

僕も合格体験記らしきものを書けることを嬉しく思います。国語のできない人の文章を見るとイライラされる方はご覧にならないでください。(笑)

 終わったからこそ言えることかもしれませんが、高3の秋までのことの大半は忘れてしまいました。毎日同じような日々の繰り返しで辛かったということくらいです。
 入試が近づいてくると、家で勉強していると不安で不安で仕方なかったです。時間の経過が早く感じられ、一日の中でこれだけしか勉強できないものだったか…と思いました。しかし、塾に行って周りの受験生を見ると、似たような感じで安心できました。
 二次試験に向けて出発する前日、自習を早めに切り上げて、先生方に『行ってきます』と伝え、それぞれ言葉をいただきました。やってやる!といった気持ちで帰宅しました。塾頭の「もみじ饅頭はこれから君に頼むわ」を何度も思い返しながら…。
 入試に挑むときに大切にしたのは、『今までやってきた』という自信と鼓舞してくれる周りの人達に応えようという気持ちでした。無事広島大学に合格し、塾に報告に行ったのが月曜の昼間で、講師会の最中でした。先生方がみんな喜んで下さって、とても幸せな気持ちになりました。僕のことでこんなにも喜んでもらえるなんて思っていなかったので。

先生方へ

 高校3年間で一番時間をかけた科目は、おそらく英語でした。森口先生のことが大好きで、英語が出来るようになりたいというよりは、森口先生の授業で誰よりも反応したいと思って勉強していました。先生ならこれを質問してくるだろうな、と思いながらシスタンや授業プリントの復習をしました。先生の授業でトリを飾ることが本当に快感だったんです。
 森口先生の授業の面白さは何ものにも代えがたいものでした。模試ラッシュのせいで英作の授業を欠席したのが残念です。先生にいただいた『疑心暗鬼になる前に知識を入れよ』という言葉は大きな支えとなりました。お別れ会の時にいただいた写真は、肌身離さず持っていました。直接合格を報告したかったです。ありがとうございました。

 栗林先生には、リスニングと自由英作文の添削をお世話になりました。本番では『栗林先生とやったし、大丈夫、大丈夫』と自分に言い聞かせました。
 栗林先生は声のかけやすさでダントツでした。いつも笑顔で接して下さり、受験に対する不安が和らぎました。教室館の3階の自販機前にあるベンチで一緒に話したことも何度かありました。ありがとうございました。

 林田先生には、英語の授業で何度かお世話になったことがありました。とにかく文法に忠実で、文の骨格が見えないまま和訳したときはすぐに見抜かれました。ある程度英語の学習が進むと、感覚に頼る部分が大きかったですが、林田先生のおかげで基本に戻る感覚が身に付きました。
 また、林田先生は小さな心配りのできる素敵な先生でした。僕の姉がセンター試験前に体調を崩したことを覚えておられて、同じ時期に僕の体調を気にかけて声をかけてくださったのが嬉しかったです。ありがとうございました。

 塾頭には本当に多くのことを学びました。いかに基本が大切かというのは、散々言われてきましたが、受験を通して改めて実感しました。高2の終わりまでは基本事項の学習が延々続き、与えられた課題をなんとかこないして授業に出席する日々でした。苦しかったですが、あの時間に堪えないと受験数学は戦えないのだと思います。
 高3ハイレベル数学でもお世話になりました。解ききれる問題は少なかったですが、分かった!!!というときの感覚は忘れられません。
 塾頭は逃げようとする僕に現実を突きつけ、具体的に改善策を示してくださいました。温かい言葉をかけてくれる人はたくさんいますが、正直に伝えて下さる塾頭の存在はやはり大きかったです。また、自習しているときに声をかけてくださると、やる気が湧きました。ありがとうございました。

花田先生には数Ⅲの授業でお世話になりました。質問を持っていくと、ほとんどが瞬殺されました。悔しい半面、『かっこええ~』と思っていました。自分が解けなかった問題に対して花田先生が先ずどう考え出すのかを聞き出すことで広く応用できるように心がけました。塾頭の授業にもありますが、『これ見てどう思う?』かが数学では本当に大切なのだと実感しています。
 また、ミスノートを作るように言われ実行したことで、センターでも二次試験でも、もったいないミスは格段に減りました。ありがとうございました。

 どうしようもないくらい国語のできなかった僕を救ってくださったのは東先生でした。授業では、自分の出す答えに至るまでの思考を何よりも大切にされていて、抜け目がありませんでした。模試を受けるときに東先生(イメージ上)がそばにいるのといないのとでは、正答率が大きく変わりました。(残念ながらセンター本番は東先生がそばにいなかった…)
 一度指名した生徒については正しい方向に導くまで逃がさないのが先生のスタイルで、知識の定着はもちろん、精神的にも成長しました(笑) ありがとうございました。

 物理の時間の桐村先生は怖かった…。僕の集中が切れた瞬間や不安そうな顔をしたときは、すぐに当てられるんですよね。怖いプロです。でもそんなやり取りを繰り返す中で知識が定着していきました。時計を見ずに90分を終えた物理の授業は一度もなかったな…(笑)
 化学の時間の桐村先生は好きでした。僕にとって化学は、物理より伸びやすく(といっても化学の方に時間をかけていましたが)やればやっただけ伸びる感覚がありました。それでも、大体の質問に正しく反応できたのは、高3のラスト3回の授業だけだったと思います。
 一問の価値を高める桐村先生のスタイルは、他の科目の勉強にも役立ちました。センター直前に23時まで残って有機化学の知識面の質問に長時間つきあっていただいたことも鮮明に覚えています。 ありがとうございました。

 奥さんには何度も元気づけられました。本館で自習しているとき、いつも決まった時間に『それではお先に失礼しま~す』と声が聞こえてきて、顔を上げて奥さんの笑顔を見て…安心しました。合格の報告に行ったときも、とても喜んでくださって、心が温まりました。 ありがとうございました。

 學進会の先生方には勉強に限らず、多くのことを教わりました。これからもお身体ご自愛下さい。帰福する際には、もみじ饅頭を持って挨拶に行かせていただきます。!

 本当にありがとうございました!!!