× 京大 経済
○ 早稲田 政治経済(一般入試)
○ 早稲田 法(センター利用)
○ 同志社 経済(センター利用)
この通り、僕は「滑り止めに受かり、本命に落ちる」という、結果でした。第一志望合格の報告ができなかったことが申し訳なく、悔しいです。
ともあれ、受験を通し感じたことや、先生方への感謝をここに記します。
中1の秋に學進会に入らせていただいて、ずっと、京大を第一志望に見据えて勉強してきました。學進の分かりやすい授業と、皆が勉強に真剣な雰囲気の中で、勉強する環境に恵まれて過ごしました。
僕は、「文系科目は好きで得意、数学は苦手」という極・文系脳でした。なので、数学の実力を上げつつ、どの教科も落とさないことを目標にし続けました。しかし、苦手意識はぬぐい去れず、いつまでも教科間のバランスは変わりませんでした。
センター試験はなんとか大失敗すること無く、早稲田の一般入試も、英語・国語・世界史で受け、なんとか合格を勝ち取りました。しかし、センターでもいい点が取れたとは言えなかった数学への不安は残り、必死でやれることをやって、京大に臨みました。『数学で最低限とって、ほかで挽回』というプランでした。
結果…数学で合格プラン最低限の点数しかとれず、得点源の世界史が難化の不運に見舞われました。自己採点で英語のミスも見つかり、絶望しました。
不合格を知ってからは、私立に行かせてもらうことになり非常に迷惑をかけることになるということと、悔しさ、支えてくれていた人たちへの申し訳なさで頭がいっぱいでした。これからのみなさんには絶対味わって欲しくありません。
*経験を踏まえて、アドバイスらしきものを…
①古典単語、英単語は早めから覚える
人それぞれ勉強方法は違うのですが、これだけは共通して言えます。塾の授業で解法を思いつく思考の仕方を学ぶわけですが、単語系はなんだかんだ言って自分でやるしかありません。早く覚えておくと、高3で苦手分野に集中したり、理科社会に集中したりできます。これは本当に受験経験者みんなが言うことだと思います。
②覚えることには妥協しない
僕個人の見解ですが、勉強の大半は記憶だと思っています。覚えたもん勝ちです(笑)思考の仕方や解き方は先生方の授業に従えば全く問題ないと思います。
『歴史や生物が好き、面白い』や、『この大学にどうしても行きたい』など、なんとかモチベーションを保って記憶して下さい。
③ネガティブ思考は他人に吐き出す
受験を乗り切るのに必要な、『明るく・元気に・逞しく』これが心の奥で僕にできなかったことが大きな敗因だと思います。
僕の場合、模試でどんなによい結果が出ても、先生方や両親、周りの友達、その他大勢にどれだけ「合格できる、行ける」と言われても、『僕が京大合格なんてできないのではないか』という根拠の無い思いが頭の片隅に病的なほどこびりついて、高校3年間一瞬も、どれだけ必死で勉強しても、どれだけよい結果が出ても、離れませんでした。「学力的に十分戦える」と言い聞かせても、「京大で生活する自分」がどこかピンとこない…呪いのようなものでした。
その不安だった分、勉強に身が入ったし、本番、問題を解いている最中は「今までやったことを出そう」と素直に思うことができ、集中して全力を出したので、そこに悔いはありません。が、このネガティブ思考を他人に打ち明けていれば、何かよい方に物事が運んだろうと思うと、『自分はなんてアホだったのか』と、悔やまれて仕方ありません。気持ちに暗い部分があれば、物事も何かしら上手くいかないって、本当です。
『不安な気持ちは、明るく振る舞って、真剣に勉強すれば無くなる』と、僕は思っていました。それでなくせる人もいるんでしょうが、僕の場合は無理でした。一人で気持ちを整理できると思わない方が良いです。ぜひ先生方や誰かに不安をこぼして下さい。僕のようにならないで下さい。
④得意科目を1つ作れるよう努力
これはメンタル面で支えになります。苦手教科の勉強は第一に、それでも第二に好きな教科を突き詰めて下さい。何か楽しみな教科が無いと、受験勉強なんて到底できないと思います。
あんまり具体的でも無いことを偉そうに書き連ねてしまいました。あくまで僕個人の経験に基づいていますが、少しでも参考になればと思います。
*先生方へのメッセージと思い出話
★塾頭
初めて塾のドアを開けたとき、塾頭の生徒さんへの一喝が耳に飛び込んできてビビったことを思い出します(笑)
「固定ターゲットから攻めろ」「外角の公式を使いたくてウズウズする」などの数々のコツ(名言)などを駆使した分かりやすい授業で、僕の拙い数学力を引き上げてくださいました。
合間の雑学や雑談の面白さは抜群で、嫌いだった数学も、塾の授業は好きでした。(難しさにはヒーヒー言っていましたが…)
6年間僕を見てきた上での『無理な受験をしとるわけやない、十分狙える』と言ってもらえた言葉に背中を押され、センター試験の緊張や、京大入試中の絶望が幾分か和らぎ、戦い抜けました。でも…本番で力不足だったのが本当に悔しいです。
★森口先生
英語の文法の基礎から叩き込んでいただき、おかげで英語に強みができました。授業は全ての中で一番面白く、どの授業でも笑って(爆笑して)いたことを思い出します。(「マリーのマンションアプローチ」とか、北海道の話とか忘れられません)
進路指導で「思い込みが激しいきらいがある」との指摘を下さったときには、「この人は僕のことをちゃんと見てくれている」と感動したものです。まだそのクセはなかなか抜けませんが、意識するきっかけとなりました。『京大合格』と笑顔で報告したかった…。
★東先生
授業を受けて一番衝撃を受けた先生でした。「こんなに論理的な国語の解き方があるのか」と。ちゃんと理由を考えて答えを導く癖をつけられたのは、先生のおかげです。
センター試験の国語は成功できました。入試国語になると、解けたのかどうか確証が持てませんでしたが、先生の教え通りにできたのではないかと思います。
★花田先生
数学と英語の両方でお世話になった先生です。どちらの授業も明快で、話しやすい先生でした。
英語の授業での雑学談が印象に残っています。後輩になりたかったです。
★桐村先生
中学数学でめっちゃお世話になりました。高校からのレベルの高い授業になんとかついていくことができたのは、先生の中学数学の丁寧なご指導のおかげです。板書のきれいさには感動します。
★栗林先生
英作のコツを1から教え込んで下さいました。熱意が伝わってくる授業で、こちらのモチベーションも上がりました。一番話しやすい先生で、いろいろと弱音や質問を聞いてくださいました。添削もありがとうございました。
★田中先生
たまにする歴史の質問(→そのまま談義)がおもしろく、また「君はいけるよ」と励まして下さり、温かく見守って下さったのがすごく力になりました。歴史談義がもっとしたかったです。
授業を直接受けることはありませんでしたが、片山先生、林田先生、奥村先生、耕作先生も質問に行けば、質問内容以外にもいろいろな話で迎えて下さって、お世話になりました。
奥さんは、いつも僕たち生徒を元気に迎えて下さいました。
第一志望にいけなかった悔しさと申し訳なさは一生残り続けるし、成績開示を見るまでは気持ちに収まりがつきません。私立の東京の大学ということで、親に言い表せないほどの心配をかけ、負担を強いています。大学生活をこれに見合うものにしなければ、というのが今の心境です。
一方、大きな挫折を経験して『これ以上の悲しみは今んところ無いわ、何でもかかってこい』と、空元気?が湧いている気がしなくもありません。
學進で学ぶことができた様々、1つのことに真剣に打ち込んだ経験が糧になっています。
合格に向かって努力したこの数年は、思い出深い忘れられない体験でした。そんな経験をさせてもらえて、いい友達にも恵まれ、個人的には幸せな青春を過ごさせてもらえたことに、感謝します。
先生方、長い間、ありがとうございました。學進会が大好きです。
数年後、職のことや、なにかしらで、よい報告をしたいです。
乱文、失礼いたしました。