奈良女子大学 理学部

私はゼロからのスタート…、いやいや、マイナスからのスタートでした。(苦)

 中学生の時、學進会でお世話になっていたのですが、中3の時に学校でひどいイジメにあい登校拒否になりました。そして、塾もやめました…(泣)
 イジメは中1の頃からあって、ずーっと嫌がらせをされていました。中3の時、さらにヒドイ嫌がらせが何度か続き、家庭内のトラブルと重なったこともあって、私の中の何かがプツン…っといってしまいました。
 過換気症候群(過呼吸)という病気になり、精神科の病院へ通っていました。
 学校へのすごいストレス、人間不信などから、「学校」と聞くと、身体が震えだし、吐き気、めまい、涙が止まらなくなって、その内過呼吸の発作が起こり、痙攣し、倒れる…ということがしょっちゅうでした。
 何とか学校へ通い出しても、恐ろしくて、一人で震えて、急に泣き出して過呼吸になってしまい、病院へ運ばれたりして…なかなかちゃんと授業を受けることはできませんでした。
 やっとまともに授業が受けられるようになっても、基礎が入っていない私にとって、授業は苦痛でしか無く、学校側のフォローもなかったので、ますます勉強ができなくなりました。

 そんな中、バスケ部に入ったことが私の転機となりました。新しい居場所、新しい環境で、ちゃんとした仲間が欲しくて入部しましたが、バスケ部は私の思い以上に答えてくれました。
 そして少しずつ元気をもらい、高2の冬に「勉強がしたい!!」と思えるようになりました。それまでは、勉強ができないという事実が苦しくて、劣等感で押しつぶされそうでした。

 そしてバスケ部を引退し、學進会に戻って勉強に専念する決意をしました。とはいうものの…その頃は…
 判別式???相加相乗平均??????意味不明!!!「Dって何ですか?」みたいな…(苦笑)
 数学は因数分解で止まってるし、英語なんか仮定法知らんかったし、化学なんてイオンは謎で、古典とか「~まし。」って何??…でした。こんな状態から私を救い出してくれたのは、紛れもなく學進会でした。

 塾頭の授業は怖いっていう記憶があったし、周りの人はパッパパッパと質問に答えるし、知らん単語も出てくるし(線形計画???)…最初はヒーヒーでした。でもしっかりノートをとって、先生の話を集中して聞いて、先生達の解法テクを吸収しようと努めていました。その内、数学が好きになっていって、ハイレベル数学では自分なりの解法を作るのが楽しくなりました。
 英語も点数がだいぶ上がって、マーク模試では、86点/200点だったのが178点/200点に!!みんなはもっと高得点をとっていたかもしらんけど、これは私にとってすごい進歩です。

 ただ、残り1年からのスタートで、数学と英語と生物で手一杯でした。(泣)もっと上手く勉強すべきだった…と少し後悔もあります。
 結果として、センター最悪65%。私大入試ボロボロ…だけど、最後の最後に国立大学をとることができて良かった…。
 この国立大学の試験直前、インフルエンザにかかり(予防接種したのに…)40度の高熱が4日間続き、当日38度の熱でフラフラやったんです(死)。数学120分(数学科)、生物90分、私は三途の川を幾度となく渡りかけた。10メートルは飛んでいるであろう激しい咳と、垂れ流しの鼻水のために、一人机にティッシュの山を作り…ひざ掛けをしている受験生達の中で一人腕まくりをしている私…あれはどう見ても変人でしかなかった。皆さんはこんな状態にならないように…(合掌)

 私の勉強法はと言うと…ほぼ塾!!でした。
塾は本当に良かったです。私は復習が苦手なのですが、ホンマにホンマに復習することが大切です。じゃないともったいない!!できなかった問題はチェックしておいて、絶対ヒマを見つけて解いて下さい。英語も数学も他の教科も、曖昧な知識では絶対ダメです。特に私大なんかは、細かーい細かーい所もきいてくるので、「何やったっけ…?」とかいう状態になりやすいです。これじゃ通用しない。生物なんかは、図録などを1冊買って、隅から隅まで読んでみて下さい。けっこう「へぇ~」と思うことが多いので、頭に残りやすいハズ。
 センター対策としては、「苦手分野を作るな!!」絶対にそれが足を引っぱります。「別の教科で稼げば…」とか…そんな都合良くいかんから。「今年はこの教科が易しくなるハズ…」とか考えているヒマがあったら勉強して下さい。そういうのは先生がやってくれます。決して侮ってはいけないのがセンター!!「去年のセンター数学がめっちゃムズかったから、今年はカンタンに…」って、去年よりムズかったし!(泣)

 2次の英数国理は塾の勉強をしっかりやっていれば大丈夫です。しっかりやったらね!個人的にはZ会は良かったです。問題パターンがいろいろで面白かった。でも好きじゃない科目は続かないカモ…。
 理科や社会はやや難しいと思う問題をミッチリやればイイと思います。

 新高3は、ホンマに1年ってあっちゅー間やから、自分の実力と志望校のレベルを比べて、計画立てて勉強していって下さい。苦しいけど、今年は自分に鬼になって頑張って!!
 他の学年の子は、塾と学校の授業をしっかり受けて、コツコツ頑張って下さい。コツコツ習慣のある人が絶対最後に勝つ!!!
 「○○ちゃん勉強しとる~?」「全然してへんで~、ヤバいわ~」とか言いながら、実はコツコツしてます。っていう、ちょっと憎たらしい人になって下さい。

 いざ本番!!ってトキは、緊張するけど集中してしまうので、案外大丈夫です。それでも解けんかったり、時間なくなってきたら焦ってしまうけど、「絶対最後まで戦ったんねん。ギリギリまでやってやる!」そう思って、深呼吸してもう一頑張りして下さい。「もうアカン…」は、封印!ここで運命が決まる。ここで絶対諦めたらアカン。
 あと栄養と睡眠をちゃんととるようにして下さい。

 もうあとちょっとで福知山を出るかもしれない。友達ともバラバラになってしまう。自分の家族とも離れて暮らすようになる。制服ももうすぐ着れなくなる。ホンマ区切りの1年です。今の生活はもう今年で最後です。最後の1年…後悔の内容に過ごして下さい。このことをなるべく早く実感して下さい。応援してます。

 最後の最後に…先生方、私をここまで立ち直らせて下さって、本当にありがとうございました。學進会がなかったら、私の合格はあり得ませんでした。本当に感謝しています。 ビバ!!學進会!!