神戸大学 発達科学部

僕は小学6年生の2月に学進会に入りました。それまでも体験授業で色んな塾に行っていましたが、授業の質・講師の熱心さ・厳しさは他の塾とは比べものにならないものでした。

 毎回の授業で教室は爆笑の渦に包まれ、時には塾頭の噴火もあり…あれほどvariationの多い授業を展開できるのはこの塾以外には無いと思います。

 僕はそんな授業を多く受ける中で、先生になろうと思うようになりました。それが中学2年生の時でした。「僕もあんな風に教えてみたい」と毎回授業受けながら感じていました。
 そしてついに家に黒板を設け、塾頭の真似をしながら授業をするようにもなってしまいました。さすがに家でこんな勉強法をしていると言うと、いろんな人から笑われました。でも、それほど学進会の先生方の授業には、生徒を惹きつける力があると言うことです。

 僕には4つ違いの兄がいます。僕が中2の時に兄は、学進会から最難関大学に合格して、兄の受験を一番近くで見ていました。ですから、受験の苦しみはよく分かっていました。

 中学3年間は、苦労も無く進み、高校に入りました。そこで教科間のギャップに苦しみました。数学・英語・理科はまずまず出来たのですが、国語の偏差値が毎回の模試で他の教科と比べて20近く悪く、どうしても平均すると評価が下がってしまいました。
 皆さんへのアドバイスとして、得意教科を伸ばすことも大事ですが、苦手科目を少しでも上げて、ある程度バランスを整える方がもっと大事だと思います。90点を100点にするのは難しいですが、50点を60点や70点に上げるのはそう無理なことでは無いと思います。(僕には出来ませんでしたが…泣)

 僕はセンター試験で国語の点がとれず、ボーダーより低くなってしまいました。
 さらに僕には試練が待っていました。同志社大学の願書を間違い、国語が必要な受験方法で出願してしまいました。塾にもそれを言えず、「とりあえず場の雰囲気を味わうだけでも…」と思って受けました。ところが奇跡が起き、合格してしまいました。これは英語と数学の力があっての合格だったと思います。(皆さんも願書を書くときは十分注意をして下さい。まあ、普通ないと思いますが…汗)

 国公立の2次試験では、センターでボーダー以下でしたが、学進会の授業は2次対策に重点が置いてあり、「お前なら2次で挽回できる。」という塾頭の言葉を信じて、自信を持って臨みました。
 出題は僕と相性のいい問題が多く、センターのビハインドを見事にひっくり返し、塾頭のおっしゃった通り、合格を手にすることが出来ました。

 学進会は、2次試験に強く、たとえセンターで失敗があっても逆転可能になる!!このことを僕が証明できたと思っています。

 合格発表の日は、兄も京都から見に来てくれて、家族4人で行きました。正直少し恥ずかしかったけれど、合格をみんなで祝えたのは良かったです。
 兄がレベルの高い大学に入ったので、少しはプレッシャーもありましたが、将来目指している職業も全く違うし、自分の夢が叶うならそれで満足だと、日々自分に言い聞かせながら勉強してきました。たとえどの大学でも、自分の第一志望に合格できるのが一番だと思います。そしてそれを学進会に報告しに行き、先生達と一緒に喜びを分かち合える瞬間ほど嬉しいときは無いと思います。まさに beyond description です。

 よく塾頭が言っておられました。「わしは合格報告の時に、塾に笑顔で飛び込んでくる生徒の顔を見るためにこの仕事をしとんや。」と…。
 皆さん、その日を夢見て努力して下さい。

 僕を第一志望に合格させて下さった先生方、僕の将来の夢を決めて下さった質の高い授業に対する感謝の気持ちをこの3枚の便箋だけでは伝えきれません。
 本当に6年間ありがとうございました。