奈良女子大学 文学部

永遠に続くように思われた苦しい受験生活もやっと終わりました。眠れずに迎えた合格発表日…今まで味わったことのない緊張感の中でスマホの画面を一気に下に↓スクロール↓…たくさんの番号の中で一瞬にして自分の番号が目に飛び込み、安心感と喜びで涙があふれました。ずっと待ち続けた瞬間…學進会の先生方、奥さんには感謝の思いでいっぱいです。今まで本当にありがとうございました。

 長くなるかも知れませんが、入塾当時から振り返ろうと思います。完全に私の「体験」記なので、後輩のみなさんにアドバイス的なことはできないかも知れませんが、何かの役に立てば嬉しいです。

 私は小6の時に學進会に入塾しました。理由は、学校のクラスが崩壊していて授業どころではなく、小学生ながら「このままではあかん!」と思ったからです。
 母が塾頭や奥さんと同級生だったことや、なんかよさそうと言う曖昧な理由でこの塾を選んだのですが、あの時…他でもなくこの塾を選んでいたことは本当に幸運でした。
 体験の日に東先生がロングスカート姿で颯爽と歩いていっらっしゃって『キレイな先生がいるな~』と思ったことを覚えています。(笑)

 中学生になって初めて受けた塾頭の授業は衝撃的でした。塾頭が作り出される授業のあの雰囲気には一気に惹きつけられました。厳しいけど、とにかく面白くて分かりやすくて、私が『?』という顔をしていれば見逃さずに分かるまで何度も説明して下さいました。
 中学生のうちはあまり勉強していませんでしたが、塾で授業を受けて、宿題や復習をしていただけで力がついていたように思います。福高の文理科学に行きたかったので、夏頃から本格的(?)に勉強し、秋からは学校帰りに友達と塾に来て教室で自習しました。

高校合格は、大学受験のスタートでした。初めのうちは学校の宿題が多すぎて、それをこなすだけでヘトヘトって感じです。例えば英語…教科書の本文を全て写す(多っ!)→分からない単語の意味調べ(全部分からんのやけど…)→全訳つける(???) そしてプリント数枚…。真面目にやったら英語の宿題だけで1日が終わってしまいます。毎日フラフラで塾に来ていましたが、塾頭が『必要なヤツだけ選んでやるから全部持ってきたらいいんやで』と言って下さったり、学校には内緒でしたが友達と協力したり(笑)…そんなこんなで宿題に関して要領を掴みはじめ、最初の山場はなんとか乗り越えることが出来ました。

 次なる問題…それは数学でした。頭カチカチの文系人間である私にとって、高校数学はほとんど another world でした。今だから言えることですが…『まぁ文系やし、数学そんなに出来なくってもいっか』と訳の分からない自己流の解釈をして逃げてしまい、3年になって一から復習するハメに(+_+) もし同じような考えの人がいれば、その考えは捨てて下さい!後から痛い目にあいますよー。

 反対に、英語と国語はけっこう好きでした。というよりも、この塾の先生方の授業のおかげで好きになれたんだと思います。センター対策も二次対策も全て塾だよりで、メインは塾の予習、授業、復習に力を入れ、学校の課題で練習を積むようにしている内に…だんだん模試の点も上がっていきました。

 そしてあっという間にセンター試験当日。東先生には申し訳ないのですが、自信を持って臨んだ国語で失敗してしまいました。あの時のパニックは今でも思い出すとゾッとします。緊張して、文章を何度読んでも頭からすり抜けて…手が震えて…あんなことは初めてでした。
 センター試験はもう二度と受けたくありません(笑)。不安で押しつぶされそうでしたが、友達と励まし合い、『大丈夫、きっと勘が当たっている』と、自分に言い聞かせてなんとか二日間を乗りきりました。

 センターから二次までは、精神的にも体力的にも一番つらかったです。第一志望はD判定で、もう絶望的な気分でした。でも、リサーチの後塾頭が『大丈夫。これぐらいならうちの塾生は行きまっせ!』と背中を押して下さり、あの時は本当に一筋の光りがさしたような感じでした。
 そこからは『塾頭が大丈夫とおっしゃるなら大丈夫!』と、気持ちを切り替え、ひたすら赤本を解き、暗記系は全部覚えてやると思って猛烈な勢いで詰め込み、それでも家にいたら不安で心が折れそうになるので、直前まで塾で自習しました。先生方や一緒に頑張っている友達の顔を見るだけで安心できたし、声をかけてもらうと力が湧いてきました。

 二次試験当日。ラッキーなことに席が前の方で他の人があまり視界に入らず、全く緊張しませんでした。というより、周りよりもビハインドをしょってるので緊張なんかしてる場合じゃありません!試験中は無我夢中で書きまくり、一瞬で終わりました。
 英語と国語でどちらも全て記述でしたが、割とスラスラ解くことが出来、今までの過去問と比べても出来た感がありました。(合ってるかは分かりませんが…)

 そして日に日に不安ばかりが増大する中、ついに合格発表。やったーーー(*^▽^*) 最初へ↑

 ダラダラと長い割にこれを読んでくれる在塾生に役に立つことが全然書けていないと思うので、最後に少しだけ…。

これからの受験生活では辛くて投げ出したくなることが何度もあると思います。でも、大切なのは「最後まであきらめない」こと、そして最後の最後は「ここまでやってきた自分を信じる」事だと私は身をもって実感しました。
 學進会の先生方は本当に受験のプロです。先生方のおっしゃることは素直に聞き、実行して下さい。
 また受験前は、高3のために自習スペースを空けてくれてありがとう。

 最後に先生方に一言ずつ…

塾頭
 私たち塾生一人一人のことを本当によく理解して下さり、あらゆる面で受験をサポートしていただき、ありがとうございました。塾頭は私の受験生活に無くてはならない存在であり、常に精神的支柱でした。

森口先生
 森口先生の英語はとにかく面白くて分かりやすかったです。特にハイレベル英語が一番好きでした。英語に関わらずいろいろな事を教えて下さり、自分の常識の無さを実感しまくりでした。最後まで添削もお世話になりました。

東先生
 よく『国語は伸びにくい』と言われますが、東先生の解き方は論理的で分かりやすくて、それを忠実にするだけで解けることには驚きました。ハイレベル国語はとにかく緊張しましたが、私の乏しい国語力をビシバシ鍛えて下さり、ありがとうございました。

片山先生
 片山先生の授業は数学嫌いの私でも安心して受けることが出来ました。分かりやすい授業ノートは、センターの過去問を解きながら何度も見返していました。合格を伝えたときにとても喜んで下さり、嬉しかったです。

桐村先生
 残念ながら高校では授業を教えてもらうことは無かったのですが、質問に行くといつも丁寧に教えて下さり、ありがとうございました。桐村先生のあの美しくて濃い板書は忘れられません。

林田先生
 林田先生の授業は独特なしゃべり口調でクスッと笑えて、答えが合っていたら『すごいね~』と褒めてもらえるので嬉しかったです(笑)。Plus教室でよくお世話になりました。

花田先生
 数学や英語や生物まで、何でも質問させてもらい、いつも瞬殺で答えていただきました。理解するのがかなり遅かったと思いますが…分かるまで何度も丁寧に教えて下さり、ありがたかったです。

田中先生
 Plus教室でよく声をかけていただき、いつも元気をもらっていました。1つ質問すれば十倍返しで答えて下さる知識の豊富さは常に尊敬していました。

栗林先生
 残念ながら授業を受ける機会は無かったのですが、時々聞こえてくる英語の発音がキレイでした。水色のカーディガンが印象的でした。

塾頭の奥さん
 奥さんは塾のお母さんのような存在で、奥さんが受付にいると塾全体の雰囲気がパッと明るくなります。いつも私たちのことを温かく、時には厳しく包み込んで下さり、ありがとうございました。

學進会の塾生で、本当に幸せでした。

 鹿と仲よくなって、また遊びに来ます(^O^)/