立命館大学 経営学部

手放しで喜べるような結果にはなりませんでしたが、合格体験記(らしきもの)を書くことができる立場になったことを嬉しく思います。
 私が読んで参考にしていた先輩方のように、後輩にアドバイスできるほど工夫して勉強してきたわけではないので、何を書けばいいのか分かりませんが…

 私が真面目に(?)勉強を始めたのは、高校1年の秋くらいだったと思います。それまでは、中高一貫の悪い所を全て体現したような生活を送り、親や学校や塾に迷惑をかけてばかりいました。
 あの頃の模試の結果は…まさに地獄絵図…あのまま受験していたらとんでもないことになっていた気がします。(笑)

 そんな私が急に受験を意識しだした理由は、高校2年生で大学受験用のクラスに入る時期が迫ってきたときでした。それまでも中高一貫生は、1つ上の先輩と同じ授業を受けさせてもらっていたのですが、その教室内でバカなりに何となく先輩方の雰囲気が変わってきたのを感じ取っていたのです。たぶん…。
 嫌いな数学をどうするか?…結局、塾頭に相談し、最後は自分の意志で私大専願の受験をすることに決めました。「そうか頑張れ」と、すんなり受け入れてくれたのは塾だけでした。

範囲指定のある模試や学校のテストでは本当の学力は測れません。その場しのぎの勉強しかしてこなかった私の実際の学力はもっと悲惨でした。
 今までしてこなかった『受験勉強』は、思ったより辛いし…結果も全然出ないので、初めのうちはイライラ、イライラしていました。そう言えば林田先生に『もっと楽しそうに勉強しろ』と言われたこともありました。(笑)
 それでもどうせやるなら難関大に行きたいという気持ち、周りの雰囲気、面白い授業のおかげで続けることができたのだと思います。
結果が出始めると楽しくなって、その頃には勉強する生活があたりまえになっていました。(低次元ですが、私にとってはスゴイ進歩でした。)

 「頑張らないとね」がいつの間にか「狙える範囲だね」になり、最後には「まぁ、普通にやれば受かるでしょう」と言っていただけたことが、模試の判定なんかよりも何倍も嬉しかったです。

 あまり自分を追い詰めずに、気楽に勉強した方が楽です。自分なりのストレス発散方法を見つけて下さい。私はよく松岡修造さんの熱い言葉をまとめた動画を見たりしていました。(笑)『お米食べろ!』とか…。

 その中で1つ

 「過去のことを思っちゃダメだよ。なんであんなことしたんだろ…って怒りに変わってくるから。未来のことも思っちゃダメ。大丈夫かな?ああ…。不安になってくるでしょ。ならば一生懸命一つのところに命を懸ける!」

 少しアツすぎますが…受験にもあてはまると思います。特に試験会場では。それから、中島みゆきさんとかよく聞いていました。(そのせいか少し性格がひねくれたかも知れません。)

 上手くまとめられませんが、とにかく受験でやることは、頭に知識やテクニックを詰め込んで、解いて体得する。それだけです。
 先生方の授業をちゃんと聞いて、自分で動けば大丈夫。あとは(私にはなかった)精神面と運…です…(笑)

 學進会の先生方には、感謝してもしきれません。

 片山先生は、授業でお世話にならなくなってからも、よく「調子はどうや~?」と、気にかけて下さいました。合格を報告したとき、第一声が「納得いくところか?」で、本当に生徒第一なんだなぁと実感しました。

 桐村先生の板書はカラフルで、後から見返しても分かりやすいものでした。やる気のない中学生だった私に根気よく数学を教えていただき、ありがとうございました。

 花田先生は、授業を受ける機会が実習でこられた時だけでしたが、休み時間によく話しかけて下さいました。先生のお話は、とても面白く和みました。

 田中先生は、英語の授業やPlus教室でお世話になりました。日本史の質問にも丁寧に対応していただきました。ややこしい質問ばかりスミマセンでした。(笑)

 林田先生の英語の授業で、私の基礎力は養われたと思っています。BASIC英語で学んだ手順を踏んだおかげで英語が得意科目になりました。『こんなに出来るようになるとは思わなかった』と言っていただけただけで、心の中でガッツポーズしていました。

 国語はセンター試験を除いて、どの試験も9割以上とることができました。東先生の授業と復習のおかげです。先生は『恐い』と評判(笑)ですが、本当に優しく、模試に一喜一憂する私をいつも励ましてくださいました。合格を報告したときに一緒になって喜んでくださり、頑張ってきてよかったと思えました。

 森口先生のためになる雑談を交えた授業は、とにかく楽しかったです。STANDARD英語は私立の入試対策にはピッタリの授業でした。授業で演習を重ねて行く度に読解スピードが上がっていくのは快感でした。模試を見せると、私の志望校に合った適切な指導をしていただけたので、迷うことなく勉強を進めることが出来ました。英語と時事に強い大人を目指します。

 塾頭は常に私の希望を第一に考えた進路指導をして下さいました。第一志望を伝えたときに「君にはピッタリの大学だね、いい選択だと思う。」と言っていただけてとても嬉しかったのを覚えています。
 合格が一つもない状態で本命大学の受験を控えていた一番辛いときにわざわざツイッターでリプライをいただき、本当に励まされました。本命大学の合格を勝ち取ることができず悔しいですが、結果に納得しています。

 奥さんは少し顔色が違うだけで、すぐに声をかけてくれる第二の母的存在でした。奥さんには本当に入ったときから試験日の朝まで励まされ続けました。最後までご心配をおかけしました。先輩にもメールや電話で相談にのっていただいていました。西田家にはお世話になってばかりでしたが、なんとか合格できて少しは恩返しできたでしょうか?…

受験はしんどいかも知れませんが、自分を見つめ直し、一つのことに没頭できるいい機会だったと思います。

最後に、全ての選択を私に委ねてくれた両親に感謝しています。