まず初めに、温かく…時には厳しく指導して下さった學進会の先生方と、いつも明るく元気をくださった奥さんに心からの感謝を述べたいと思います。今こうして合格体験記を書くことができているのも、偏に學進会のおかげです。本当にありがとうございました。
さて、この合格体験記は學進会からの最後の宿題ということで、少しは見られるモノにしなくてはいけないのですが…私にはあまり文章力がありません。そこで、私の受験生活について書き始めるにあたり、虎の威を借りて、かの有名な一文を拝借することにします。
『恥の多い生涯(=理系人生)を送ってきました。』
どういうことかといいますと…私は進路希望が理系でありながら、得意科目が国語・社会・英語。苦手科目が数学・物理という生粋の文系人間なんです。
文系科目は大好きで、塾の古典漢文夏の陣では1位をとりましたし、センター模試でも国語は校内1位、日本史は校内3位をとりました。
塾頭にも副塾頭にも”文系科目だけは”太鼓判を押してもらえたその一方、理系科目は目も当てられない…(o_ _)o 模試ではいつも文系科目の方が点数が高く、センター試験でも失敗したのは数ⅡB。それを救ったのが国・英・社。
”人間失格 ”ならぬ”理系失格 ”ですよ。本当に。
その上…動作の1つ1つがゆっくりなものですから、数学や物理はいつも試験時間がギリギリで、塾頭に模試を見せたときの講評では必ず『とろい』と言われました。(「お前の体内時計は1周480°あるんじゃねえか?」by塾頭)1回の講評で塾頭に8回も「とろい」と言わせた生徒は、後にも先にも私くらいのものでしょう。
先生方には多大なるご迷惑とご心労をおかけしました。申し訳ございません。受かったので許して下さい。
まあこんな似非理系な私ですから、塾が閉まる時間まで毎日自習スペースに残り続けて、理系科目の克服に取り組みました。他の人より効率が悪い分、勉強時間を確保しなければなりませんから。
友達も最後まで自習していましたし、時折入る塾頭の雑談が面白く、勉強自体はあまり苦痛になりませんでした。この3年間は塾にいる時間が一番長かったような気がします。
本当にお世話になりました。
しかし、その甲斐空しく…私の理系科目の成績は思うように伸びず…(o_ _)o 翻って周りの塾生は伸びる伸びる!おかげで劣等感が半端なかったです。
よく「トンネルを抜けるまで耐えろ!」だとか、「冬を耐えたら春が来る!」とか言いますけど、私の受験勉強においてはそんなことはなく、『長いトンネルを抜けると雪国であった。』って感じです。(抜けたトンネルは文系と理系の境にあったのでしょう…)
あまりにも苦しかったので何度か文転も考えましたが、學進会の数学や物理・化学の授業は不思議と苦しくなく(むしろ楽しい)国語や英語の授業が心の清涼剤となり(やはり楽しい)、文転を思いとどまることができました。
私にとって學進会の授業はそれくらい魅力的で、私が理系のまま3年間を終え、ぐれることもなく合格を掴み取ることができたのは、學進会の先生方のおかげです。本当にありがとうございました。
皆さんも受験勉強の中で辛いときや苦しいときがあると思いますが、どうか學進会の先生方を信じて努力し続けて下さい。皆さんが努力すればするほど、先生方の授業やアドバイスはかけがえのないものになっていき、皆さんの力になります。
最後に、これから受験が待ち受けている皆さんに、受験でツライ時に私の心の支えとなった言葉を贈りたいと思います。
『希望とは、物事がそうであるから持つものでは無く、物事がそうであるにも関わらず持つ精神なのです。』by Michael Ende
ただし…人事は尽くして下さいね。