東京学芸大学 教育学部

★国公立大学 前期 京都大学 教育学部 (不合格)
       後期 東京学芸大学 教育学部 (合格)

★私立大学  早稲田大学 文学部 (不合格)
(一般入試)       教育学部 (不合格)
★私立大学  同志社大学 心理学部 (不合格)
(センター) 立命館大学 文学部 (合格)

 ようやく受験生活が終了しました。3年間部活もわりと楽な部活に入り、学校でも勉強し、塾でもほぼ毎日11時まで居残って勉強していました。それでも自分の思っていた結果は得られなかった。後期試験で合格はしたものの、達成感を全く感じられない受験生活でした。そんな僕ですが、受験を通して経験したことや、そこから感じたこと考えたことを書いていこうと思います。(下手くそな文章ですが、そこはご勘弁下さい)

★自己紹介

 得意科目 日本史・数学
 苦手科目 国語・英語
 趣味   クイズ(Qさま 東大王を見るのが好き)
      高校生クイズにも参加し、2年連続で敢闘賞をゲット!

~中学生~

 中学1年の時はFlapコースとAccelコースを行ったり来たりしていて、模擬試験でも塾内で真ん中だったから…それほど賢くはなかった。だが、学力が伸びたと思う契機は2度あった。一度目は、中学2年の時。あの頃、宿題ノートにそれまで習ったことや塾頭の板書などを整理して、宿題をしていた。そうしたら塾頭のノートへのコメントで褒められ、もっと褒められるようにしようと、宿題ノートの内容を充実させるにつれて学力が向上し始めて、塾内での模試順位も上がり始めた。二度目は、中学3年生の4月。四月模試の結果発表で、塾頭に『この学年は過去再底(最低じゃなくて)』と言われ、見返してやると勉強したので伸びたと思う。
 あと、この塾の同級生のやつらと中学時代に仲良くなっていると、高校に入ってからの友達作りに苦労しないので、仲良くなっておいて損はないと思う。

~高校生~

 クラス分けテストに向けて自習室で勉強していたら、先輩が塾頭のパソコンで合格発表を見ようとする現場に立ち会いました。あの時の合格した先輩の達成感に満ち溢れた顔や先生たちの嬉しそうな顔を見て、さらに奥さんに「次は君の番やからな!」と言われ、3年間頑張ろうと思いました。
 1年生の間は、国数英の3科目ばかりやっていた。理社は2年からで間に合うと思っていたので勉強のウエイトは3科目に置くようにし、模擬試験での結果で良い成績を残し、先生達に褒められ(友だちに自慢もしたかったけど…(笑))志望校で良い判定が出ることをモチベーションにしていました。学校のテスト勉強は、塾のテスト休みが始まってから勉強し始めるなど、受験勉強メインでした。ただ、学校の勉強はそこまで真剣にしないまでも、平均点がとれるくらいにはしておいた方がよいと思います。奨学金などを借りるときに学校の評定が必要になることもあるので、それなりに頑張って下さい。
 教科ごとのアドバイスは後から書きますが、3年間ずっと自習室にこもって努力し続けました。
 2年生の秋に京大に志望校を変えてからは、目の色を変えて勉強し始め、3年生の夏には判定も良くなり、秋のオープン模試ではA判定も出ていました。
 努力を積み重ねていけば、成績は伸びていきます。3年間でそう実感しました。今スランプに陥っていてもあきらめないでください。(それでも受からないかもしれないのが受験なんですけどね)

~センター試験~

 あの試験はもう二度と受けたくない。今でもそう思います。この試験で失敗してから、全てが崩れていった感じがします。試験自体への緊張はなく、いつも通りに試験に臨んでいましたが、最初の科目でうまいこといかず、どうしようと心配になってしまい、その後の科目で落ち着きが取り戻せなくなってしまった。
 自信を持っていた数ⅡBで64点をとってしまった時には…目の前が真っ暗になりました。

~2次対策(国立)~

 センター後、京大に出願するか?阪大・名古屋大学にするか?ものすごく悩んだ。阪大とかにすれば受かる可能性が高まったかもしれないが、モチベーションが低下していったと思うので、逆転を信じて京大に出した。
 そこからは過去問に取り組んだ。国語と英語は塾で添削してもらい、学校では数学と英語と日本史を添削指導してもらった。どちらも受けてみて、英作文・英語の和訳は塾で見てもらうのが一番イイのではないかと思った。学校ではAETがチェックしたりしているが、僕の学校だとニュアンスが通じるかを確認していた(だろう)ので、スペルミスが直されていなかったり…ミスがチラホラ見られた。学校は添削後に返却だけをしていて、塾では返却後に栗林先生からアドバイスやダメだった点を教えてもらい、直ぐに質問もできるので、塾の方がイイのではないかと思った。
 学校の友達も英作文を自由に添削してもらえる環境を羨んでいたので、積極的に活用するべき。

~私大対策~

 過去問をセンター試験が終わってから解き始めた。

 私大受験の感想

 早稲田…田舎人だと当日の人の多さにビックリします。駅のプラットホームいっぱいの受験生には驚きました。文学部は全然ダメだったが、教育学部は可能性があるのでは…と思っていたが、落ちていた。教育学部の2,3年前の合格最低点には届いていたので、マークミスのせいか得点調整で落ちていたのか分かりませんが、私大入試は難しくなったと思いました。私大入試を甘く見ない方がイイ。思っている以上に難しいです。早稲田レベルになると、日本史でも知らない単語が多く出てくるので、用語集を少しは読んでおいた方がイイと思う。

 国公立受験感想

 京都大学…模試の会場を京大に変えたような感じだった。同じ高校から何人か受験していたので、お昼ご飯を一緒に食べたりできたので、緊張はそこまでしなかった。数学で解けたと思った問題が間違っていたり、計算ミスをしていたり…と、後からミスが分かり、どんどん不安になっていった。

 東京学芸大学…面接だけだったので、学校で面接練習をしていた。後期試験なのであまり気乗りはしなかったが、推薦で受かっていた子の面接対策ノートを借りて、試験を受けた。日頃、大人と会話していたら、面接対策はあまり必要ないと思う。ニュースに対して自分の意見を持つことと、それをコンパクトに伝えることができれば良いと思う。伝える力は、東先生の国語の授業で身につく。

~教科別アドバイス~

数学

 やった教材は、學進会の定番テキスト数ⅠAⅡB スタンダード数学テキスト センター数学テキスト 文系数学のプラチカ

 授業を聞く→ノート作り→塾テキストで問題演習→復習→授業→…のサイクルで、1,2年の時はやっていた。基本がしっかりできないと応用ができないと考えていたので、2年生で数ⅠAⅡBが終わるまでは、ずっと基本を繰り返していた。
 入学当初は、全統で60にも満たなかった偏差値が、3年生の頃には70を超えるほどにまで伸び、模試で最後まで完全回答しきった問題があった時の嬉しさは凄かった。
 今後の受験生に伝えておきたいのは、授業では頭の動かし方や、知識を使うタイミング、論理展開を学ぶのであって、全てを記憶しようとしないこと。塾や学校で学ぶのは、数学の知識を使った論理であって、それだけを覚えていても問題を解けるようにはならない。暗記も必要になるんですが、大事になるのは、先生がよく言っている…問題を見た時に『この問題は前にやった問題と似ている…』と感じることで、この感覚を養うには基本事項をしっかり理解することが重要になってくる。入試問題やオープン模試、実戦模試を受けて、本当にそう思いました。学校のテストや模試なら、見た瞬間に『塾でやった問題だ!』と思うこともありましたが、実際の入試問題は、直ぐに解法が浮かんでくることはめったにありません。そんな時に突破口になったりしたのが、『aは正の数、だったら相加相乗平均は使えないかな?』と、塾頭や先生達が授業中におっしゃっていたことでした。

英語

 あまり得意な科目ではありませんでしたが、それなりには戦えるようになった科目。クイズなどで仕入れていた雑学などで長文の内容が分かることもあった。(早稲田の文学部でフェルメールに関連する話が出題されていたが、内容を少し知っていたので、長文は分からなかったが、ある程度は解けた)

やった教材
 塾のプリント シス単 ジーニアス リンガメタリカ 最後に少しユメタン
 学校の先生も分かりやすかったので、学校と塾の両方をやっていた。

 英単語、熟語、英文法は早めに覚えておいた方がイイと思う。早く覚えておくと、高3で苦手分野に集中したり、理科社会に集中したりできる上に、長文を解く際には必ず分からない単語が出てくるので、そこでの失点を減らすことが可能になる。やっていないと…どうせ後でツケは回ってきます。僕は、センター後の過去問演習の時に回ってきました。失点をできるだけ少なくすることが、合格への近道かと思います。
 先ほど雑学から内容を推測していたと書きましたが、内容とずれていくことがある。長文に書いてある内容を正確に読み取ろうと心がけてから、成績は伸びていった。
 自分の解答を正確に表現できる国語力はいるから、国語も大事になってくるよ。

国語

 やった教材 塾のヤツ

 現代文のアドバイスは、センター対策で2次試験の対策はある程度できます。センター試験の問題を消去法で解くのではなくて、必要なポイントを押さえてから選択肢を考えて解こうとすることで、記述の国語は対応できると思います。後はそれを表現できる日本語力があれば…記述はできると思います。ハイレベル国語で東先生に質問しまくって下さい。

 古漢は単語と文法を覚えることが一番大事です。高2の古典漢文の授業の『まとめノート』を作り、知識を整理していました。古典漢文は東先生が授業中に言う語源とかを覚えておくと役に立ちました。『さうざうし』→もともと索索し→落ち葉を1人でサクサク踏んでいたらセンチメンタルな気分になるとか…をメモして…その話を思い出しながら覚えました。
 最初読むのはキツいけど、センターとかなら単語の意味で落とせる問題も多いので、しっかり覚えましょう。

社会

 やった教材
日本史:教科書 資料集 東進の一問一答 用語集 考える日本史(河合塾) 京大過去問
世界史:教科書 資料集 山川の一問一答

 世界史はアドバイスできることがあまりありません。学校の授業をしっかり聞くことが良いかと思います。
 日本史のアドバイスとしては、ここの出来事だけを覚えるのではなくて、その時代の枠組みを掴むことだと思います。大まかな流れを理解しつつ、それと関連させて細かな事実を覚えるのが良いかと思う。僕がオススメするのは、将軍や総理大臣ごとに紙を区切っていき、その人の時代に起こった出来事を書いて、大まかな枠組みを捉える勉強法です。前の時代の出来事や政策と今回習った出来事との違いや共通点を探し、その違いの理由を考えるクセをつけておくことで、センター試験はもちろん、論述もできるようになっていきます。
 論述では、言葉を教科書からそのまま抜き出すことで書けるようになっていきます。論述の練習の際には、教科書を見ながらやるのが良いかと思います。

 あと社会科の選択で悩んでいる高校生も多いと思いますので、僕の意見も載せておこうと思います。僕の意見としては、倫理政経はなるべくしない方が良く、歴史もしくは地理を選んだ方がイイのではないかと思います。現代社会が選択可能なら、それでもイイ。
 地理が難しいから倫理政経に換えようという人を何人か見ましたが、倫理は難しいです。それぞれの思想を整理して、問題からその思想のポイントとなるものを見つけ出すので、国語のような問題になっています。初めから倫理政経を学ぶなら大丈夫かと思いますが、途中から科目を換えるのは、あまりオススメしません。

理科

やった教材 化学基礎 塾のテキスト Plusのプリント 駿台の緑色のヤツ
      生物基礎 上に同じ

 化学基礎も生物基礎も塾の授業を2年生の時に受けて、そのノートを見ながら復習していました。特に化学基礎では、学校で授業がなかったので、塾の授業を聞いて、復習を何度もしていました。モルや中和などの複雑な分野でも桐村先生の授業を聞いていたら、普通にできるようになった。
 生物基礎は携帯などで画像を検索して、どんなものかを覚えておくとよいと思う。バイオームとかは苦手だったから、視覚で記憶に残しておいた。

~先生へ~

西田先生(塾頭)
 父親がいなかったので、父と同級生だった塾頭は第2の父親みたいな存在だった。勉強だけでなく、色々なことを学んだ気がします。そんな塾頭に笑顔で報告に行きたかったですが…それはできなかったことがとても悔しいです。

森口先生(副塾頭)
 先生のような博識な人になることを目標にしていました。高1の秋に模試を見せたときに褒めてもらったことが、とても嬉しかったです。先生のゴロ合わせは一度で覚えてしまうほど印象的で、時にはからかわれたりすることもありましたが、毎回の授業を楽しみにしていました。笑顔で結果報告に行きたかった…

花田先生
 ハイレベル英語でお世話になりました。ポケモン柄の入った服を着ているなど、少し可愛い一面もあり、授業中のゲームの話も面白かったです。先生の後輩になることができませんでした…

桐村先生
 化学基礎でお世話になりました。あのカラフルな板書に憧れ、教員になったときにはこんな板書をできるようになりたいと思っていました。化学基礎は先生のおかげで自信が持てるようになりました。マラソンも頑張って下さい。

東先生
 一生…先生を論破することはできないのでは?と思いました。センターはもちろん、二次対策では全然できない僕のために教えて下さってありがとうございました。国語の解き方を教えてもらってからは、国語が解けるようになり、問題を解いているときには「なんで~?」という声が頭の中で繰り返し聞こえてきました(笑)

林田先生
 中学の時にお世話になりました。『Be動詞のあとはオロナミンC~』や『フォー、麗人』の話でずっと笑っていました。久し振りに授業を受けたときは、とても面白かったです。また糖質制限の話を聞きに行きます(笑)

片山先生
 中学の時とPlus教室でお世話になりました。先生と旧帝大以上の大学に合格するという約束を果たせずにスミマセンでした。落ちたときのショックから、先生の退職の時に最後の挨拶に行けず…スミマセンでした。先生がPlusで不定期にテストをしてくれたので、世界史を覚えることができました。

栗林先生
 英作のコツを1から教え込んで下さいました。失点原因だった英作文を点が取れるようになったのは、先生が教えてくれたおかげです。添削もありがとうございました。

塾頭の奥さん
 學進会のビッグマム?あとよく生徒を観察している。たまにパシらされた(笑)
 奥さんは塾生の第2のお母さんみたいで、よく心配してくれるし、明るく声もかけてくれる。時に厳しいこともありますが、明るく・元気に・逞しくを体現している人でした。これからも塾生の第2のお母さんでいて下さい。

北村先生
 授業をもってもらったことはありませんでしたが、模試を見せたときに相談にのってもらったり、Twitterで励ましてもらったりととってもお世話になりました。一番話しやすい先生でした。

池田先生
 一度Passingの授業を担当してもらいました。初めての先生で緊張しましたが、とても面白い先生でした。

耕作先生
 いつもLoungeで騒いでいてスミマセンでした。後輩達は、耕作先生が怒らない程度にLoungeでは喋って下さい。ゲームに詳しくて、何度か喋ったりしていました。

~最後に~

 これから受験勉強に励む諸君。今真っ只中にいる人に伝えたいことは、受験を甘く見るなということです。できるようになって、酔いしれて、過去の努力していた自分を忘れていくと、必ず痛い目に遭います。これは秋の面談で塾頭に言われたことです。僕は、秋のオープン模試からA判定が出始め、その頃から油断し始めたのではないかと思います。そして痛い目を見ました。模試の成績がよいからといって、慢心することなく謙虚な気持ちで勉強に励んで下さい。

 不合格を知ってからは、悔しさ、支えてくれていた人たちへの申し訳なさで頭がいっぱいでした。合わせる顔がなくて…塾に顔出しがなかなかできませんでした。これからのみなさんには、絶対に味わって欲しくありません。
 大学で必死に頑張り、立派な教師になってこちらに帰ってこようと思います。學進会で学ぶことができたことに真剣に打ち込んだ経験が、これから役に立つと思います。

 合格に向かって努力したこの3年間は、一生忘れられないと思います。そんな経験ができ、いい友達にも恵まれ、楽しい青春生活を過ごさせてもらえたことに感謝します。

 ありがとうございました。