神戸大学 農学部

合格を知ったとき、本当に嬉しくて、ホッとして…涙が出ました。こんなに嬉しいものだとは思いませんでした。この達成感は、今までの努力に値すると思います。

 私は小学5年生から學進会で勉強を始めました。その頃から私はずっと「まじめ」だけが取り得の生徒でした。
 数学に苦手意識がありましたが、學進会の先生方(=プロフェッショナル!!)の授業を受けていたので、そこそこバランスのとれた普通レベルの学力の生徒だったと思います。そうして共栄高校へ進学し、學進会での大学受験勉強もこの調子で進めていけるだろうと考えていました。
 ところが、高校部選抜試験の結果は、国語63点、英語95点、数学47点…(泣)。当時は何となく国立大の文系へ進もうと考えていましたが、さすがにこの数学はマズイ…と思ったので、常にその点数をとった事実を自分に認識させるべく、「評価:どんなに辛くても、克服するしかない!」という塾頭のコメントの下に線を引いて、3年間机の前に貼り付けておきました。辛いとき、先生のコメントを見て自分への励ましにしていました。

 そんな受験勉強のスタートを切った私の一番の課題は、当然数学でした。しかも、途中で文系ではなく、理系の農学部へ進むと決めたので、数学が苦手では許されなくなってしまいました。
 中学と高校の勉強で違うところは、「努力しても、それが結果に表れてこない時期」が、存在するところです。私の場合は、その時期がかなり長くあり、成績はずっと「可もなく不可もなし」という感じで、とにかく伸び悩みの状態でした。
 結局判定は、CかDのままで、とても苦しい受験勉強でしたが、學進会に来るとなぜか気持ちが前向きになるし、先生方には私のことなど全てお見通しなので、「理解者がいる」という安心感もあり、楽しく勉強できました。

 センター試験は失敗しなかったので、私は神戸大学を受けると決めていました。ですが…家族に今までの判定がCやDであったこと、センターの判定もCであったことを理由に神戸大受験を反対されました。私はそれから毎日家族と大げんか…(汗)、挙げ句の果てに塾頭を巻き込んで…やっと、自分の意志を貫き通しました。
 こうなった手前、落ちるわけにはいかなくなったので、試験まで必死に過去問を解いて、「ここまでやってダメなら仕方ない」と思えるくらい準備をして、試験に臨みました。
 その試験で、私は苦手だった数学の問題全てに目を通すことができ、とるべき問題に完答することができました。あれだけ悩まされた数学に救われる日が来るとは思わなかったので、嬉しかったです。

 學進会のモットーである「明るく、元気に、逞しく!」を継続するのは、ときにはとても大変なことですが、それをやり通すことが一番大切だと思います。同じ目標を持った友達と切磋琢磨し、「明るく、元気に、逞しく」勉強できる學進会という素晴らしい環境無しには、私の神戸大合格はあり得なかったと思います。

 最後になりましたが、學進会の先生方、常識が少なく要領も悪い私を最後まで諦めず、熱心に指導していただき、本当に本当にありがとうございました。