愛媛大学 医学部 

私にとってこの1年間は、「つらかった…」の一言です。
 もともと文系志望だったのですが、理由あって中3の時、理系の最難関である医学部志望に変わりました。順調に学力がついていく英語と比べて、理系の2次の学力は全くとってよいほど伸びず、数学に至っては、この1年間を通して偏差値が下がり続けました。
 もちろん記述模試の判定は、常に私立国公立共にE判定でした。
そういう状況下で医学部志望を諦め、文系にいこうと思ったことは数えきれません。それでも私があきらめなかったのは、學進会の先生方が一度も私に諦めるようおっしゃらなかったからです。
 先生は私に「君はマーク式模試ではA判定もとっているから、センターで高得点をとって2次の学力不足を埋めたら、可能性はある。」というようにおっしゃったので、何とかその言葉にすがり、医学部志望を貫くことができました。
 私にはセンターの問題が性に合っていたし、推薦の1次試験に受かっていたこともあり、12月からはセンターの勉強だけに打ち込むことができました。

 センターの勉強に2次力や、数ⅢCは関係ないように思う人もいると思います。でも私の場合は、理系の勉強に歯を食いしばって耐えたことにより、センターに必要な基礎力がついたのだと思います。

 センター本番では、満点を狙っていた数ⅠAで大きくつまづいて泣きましたが、塾頭の「最後まで諦めるな!」という言葉を思いだし、そのあとの試験を乗りきることが出来ました。

 私は100%実力で受かったとは言い難く、正直運が良かったところがあるので、偉そうなことは言えません。ただ後輩の皆さんに2つだけアドバイスがあります。
 1つは、志望校を早く決めることです。明確な目標ができることで日々の勉強にも打ち込みやすくなります。
 もう一つは、塾の先生を信じることです。受験生になると周りの色々な情報に振り回されて、不安になっていたずらに時間を浪費してしまいます。自分のことを一番よく知っておられる先生のことを信じて黙々と勉強するだけだと思います。

 皆さん頑張ってください。先生方、6年間本当にお世話になりました。