日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医保健看護学科

私は小三の時に入塾しました。學進会で小三のコースが始まった時です。親が経営している塾なので、入塾以前から出入りしていたものの、新しいところへ来たようなワクワク感を覚えています。最初は2人しかいなかったけど、だんだん人が増えていって嬉しかった記憶があります。仲間が増えるのは嬉しかったけど、私は塾が嫌いでした。(笑)いっぱい勉強せなあかんし、なにより作文が大っ嫌いでした…笑(T-T) 漢字書けへんし~(●`ε´●)

 小六も終わろうかという時、いきなり「共栄中に行く☆」と言いだし、親や先生に迷惑をかけてしまいました。何とかねじ込んでもらってから少し考え方が変わりました。と言うか、そこで初めてまじめに勉強して「私、人より勉強頑張らな落ちこぼれるやん」て思っただけです(笑)。
 中一から中二のはじめの方は定期テスト前に塾に来て一生懸命テスト勉強してたくらいでしたが、中二の中頃になって、勉強して結果が出たら褒めてもらえることが嬉しくなり、塾で勉強するようになりました。だけど元々が勉強が嫌いなめんどくさがりなんで、ダラダラ適当にやってました。だからこの後高校で痛い目にあう羽目になったわけです(笑)。
 中三になると、中高一貫なので、1つ上の先輩達と一緒に授業を受けるようになりました。「うわっ…空気ちゃうやん(笑)なにこれwww」って感じで居心地が悪かったです。大っっっ嫌いな英語はますますワケわかんなくなって、ただ教室の隅っこにいる置物的存在でした。もしかしたら壁と同化していたかも知れない。結局ついていけなくなったのと、「まぁまだここに居てはる人らより1年多いし、大丈夫やろ☆」っていうアホな考えから、英語の授業を外すことに…。同じようなアホな考えの人はおらんと思うけど、おるなら忠告です。後々泣くことになるから、サッサとそんな考え捨てちまえ(笑)今過去に行けたら、私は自分をぶん殴ってます。

 中三の頃は授業で高校生と同じように大学の話をされ、兄貴が高二だったこともあり、家でも大学の話がときどきでていたこともあって、「進路どうしよ?」と思うようになりました。
 ただ動物が好き!!動物関係の仕事がしたい!!という思いが保育園の時からあったので、「動物のことが学べる大学」を探すだけでしたから、大学選びの幅は狭かったです。最初は何の考えもなく、「獣医!?」とか思ってたけど、当然学力が届くはずもなく…笑。そしたら塾頭(父)が「こんなんあるよ!?」と言って、日本獣医生命科学大学の獣医保険看護学科を出してきてくれました。その学科の内容を教えてもらった時、ビビッと来て「これやん!!これ!」と思ってから、ずっと第一志望でした。「どこ?この大学…。知らんわー…」って人がほとんどやと思います。まぁ気が向いたらどんな大学か見てみて下さい(笑)私立の農学系の学部の中では意外にも上の方にあります(笑)。マイナー大学でもいいんです。私がどこよりも魅力を感じ、入りたいと願った大学です。受かったと分かった時は死ぬほど嬉しかったです。

 ただここまでの道のりが長かった…。

 数学はレベル的には届いてた。そう…英語(笑)私の天敵が、身体引きちぎれんじゃねーかと思うくらい足を引っぱってくれました…。まあ敵を育てたのは、言うまでもなく私なんですけどねヾ(≧∇≦)
 推薦・センター・一般、このどれかで受かればいいなと思うようにはしてたけど、やっぱり推薦で受かりたいなと思ってしまっていました。合格の確率的に、私が一番受かりそうだったのが推薦だったというのもあります。だから、高三になってすぐ、東先生の小論指導、森口先生のCellをとりました。さらに授業では、林田先生の英語2講座、センター対策用に桐村先生のセンター数学、東先生のセンター現代文をとり、推薦のことばかり考えないように工夫していました。

 森口先生のCellは凄いです。本当に。最初は先生が怒る気力も無くすくらい何もできなかった私でも、やっていくうちに「あ、これわかる。これもや。この英文も読める…」と、確実にできるようになっていきました。私にすごく合った教材を選んでいただき、さらに私に合った勉強方法を教えて下さいました。Cellのおかげで、模試の英語はずっと二桁やった点数が三桁に行きました(笑)今まで何点満点かわからんような点数やったからなー…。英語がほんっとにできない。何をどうしたらいいか、何がわからんのかも分からん。って人は是非(笑)
 森口先生がお休み中は、Cellを田中先生に見てもらいました。私が英語をサボっていた最盛期に英語を担当してもらっていた先生なので、申し訳ない気持ちいっぱいでのぞんだ最初のCell…笑。チビッ子の時からみてもらっていた先生ということもあり、そんなに緊張感なく受けることができました。ちょいちょい入ってくる余談(主に社会系)で、非常識なレベルで地理や歴史を知らない私にいろいろ教えて下さいました(笑)。森口先生がお休みになり、「Cellどうしょ!?まだまだ鍛えてもらわなアカンのに;!!」と思ってたけど、何の心配もなく、田中先生が鍛えて下さいました。私が苦手な単語もやっていただいたのは有難かったです。

 林田先生の英語はテストが多くてドキドキものです。授業ペースは私にはちょっと速かったけど、いっぱい知識を教えていただける授業なので、ちゃんとノートをとっておくとノートが1つの参考書のようになります。新しい知識を得るだけでなく、持っている知識の復習もできる授業でした。たまーに入ってくる余談や絵が面白いんです。林田先生はいろんな参考書を知っておられるので、相談に行けばオススメやその人に合ったものを教えて下さると思います。私も『百式』という単語覚えの参考書を教えていただきました。パッと見た感じでは「覚えられるんか;?」と思うような本なのですが、これが覚えられるんです(笑)メッチャ感動しました。『百式』。私の場合、めんどくさがりという性格が目立ったからこの参考書やったんやと思います。まさにその通り。(。・ω・。)

 桐村先生のセンター数学は、今までの数学の知識をフル活用します。「お前ら『みるみる』やり直しとけ!笑」って何回言われたか…笑。つまり、中学知識もジャンジャン出てくるってことです。問題に使わない知識も質問してきはるんで、油断はできないです。「おぉ!なるほどなぁ…」と思うような解き方もあり、新しい発見もある授業です。そしてなにより板書が美しい!!有名ですよね。すごく見直しやすいし、細かく書いていただけるので復習がしやすいんです。筆圧がかなり強いんで、後から黒板消すの大変なんですけどね(笑)チョークがめり込む…とは、まさにあのことです。

 そして東先生の小論指導。もうね、入試に小論がある人は絶対やった方がイイ。メンタル的にかなり来るけど、確かな力がつきます。私の推薦入試は6割小論、3割面接、1割マークという感じで見られる入試でした。もちろん小論ができなきゃ受からないわけで…。受かったのは東先生のおかげと言っても過言ではないと思います。3年ほど国語をサボり、文章力も無く、漢字も全然知らない私をここまで…。もう一生東先生には頭が上がりません(笑)かなり精神的に来ますけどね!
 本命校の過去問をやり出した時「今までのことが何も活かせてない。こんなん最低や。」って言われた瞬間の絶望感は思い出しただけで…{{ (>_<) }}…けど、そこから徐々に立ち直って、最後の小論で「最後にここまで来れたらいいでしょう。OK!頑張ってこい!」と言ってもらいながら小論用紙に『OK』と書いてもらった時、とてつもなく嬉しくて涙こらえるのに必死でした(笑)。かーなーり、やりがいがあります!!センター現代文はおもしろいときは面白いけど、基本的に不思議な緊張感がある授業です。「なんでー?」って言われたらビクッ!!(@_@)ってなります。教えられたように解いていけば、国語の点数はとれるようになります。

 ここからは入試本番の話です☆

 東京の大学なんで、前日から新幹線で行きました。電車に乗ってる時間ってすごく嫌です。音楽聴くのも気が引けるし。だから私は大学のパンフレットをよんでました。お父さん(塾頭)から「面接に備えてパンフレットを隅々まで読んどけ。」って言われてたので。最初は言われたから読んでたけど、読んでいくうちにモチベーションが上がって、気合いが入りました。何もすることないなら、本命校のパンフレットを読むのもアリだと思います。

 ホテルはやっぱり落ち着きません。勉強するんやけど頭に入らないし、早く寝ようとしてもなかなか寝られません。寝たとしても、予定より早く目が覚めてモヤモヤしたままでした。朝食後、携帯が光ってたので見てみると、いろんな人から「頑張れ!」ってメールが入ってました。そこからスイッチが入りました。応援してもらえるっていいことです(感涙)「やったろやんけ!今日受ける中で私が一番対策してきたし、一番この大学に合っとんねん!負けるわけないやん!!」っていう自己暗示開始。意外に効果があるっていう…。けどどこかに不安はあったから、それを誤魔化すために…制服のネクタイの裏に落ちない君のシールこれオススメ!(笑)制服のどこかに學進会の分身が居たら安心するやろ(笑)?
 会場に入ったら、もう人がいっぱいいて「うっ;」って思ったけど、「まぁ私には勝てへんけど?笑」って気持ちを持ち直しました。

 最初は小論。60分400文字。正直に言います。「東先生に次こそ怒られんようなまともな小論書かなアカン;!」っていう緊張感の勝ちです(笑)全然緊張せず、20分も余ったので、タップリ見直しできました。こんなところまで鍛えてもらっていたとは…って感じでした(笑)。

 次はマーク試験。英数合わせて90分75問。問題数エグい…。問題の多さにテンパって、最初はまともに解けませんでした。なんとか正気を取り戻した後は解けたと思います。Cellで森口先生や田中先生にやっていただいたことが何問も出ていたので「あぁ、さすがやなぁ」と感動しました。数学は解けたけど、塾頭と同じく計算嫌いなため、めんどくさくてイライラでした。けど、自分なりに全力を出したのでスッキリした気持ちで午前中は終わりました。休憩時間に父(塾頭)と話し、リラックスできました。疲れたら誰か落ち着く人の声を聞くのもいいんじゃないでしょうか。

 午後からの面接はまさかの一番最初というハプニング。「とりあえず常に笑顔で元気よく話して、入りたいオーラ出しまくって、ナルシストレベルで自分の長所アピールや!」と…思ったものの、面接官との会話は緊張します。めっちゃ笑わせてきましたけどね!なんか私の話がツボやったみたいです(笑)

 入試直後の手応えは大満足でした。けど日に日に不安になるものです。最終的に「この妙な落ち着きは、落ちる覚悟ができてるからなんだろうか?」と思うようになってました。
 9日に郵送すると言われていたので、10日に結果が届くと思ってました。だから9日も普通に塾に行って、授業とCellの準備をしていました。だから、授業開始15分前に家にいたおばあちゃんから電話で「大学から『入学書類在中』って書いてある大きな封筒届いたよ。」と言われた瞬間、不意打ちだったのと嬉しかったのとで、泣き崩れてしまいました。ただただ嬉しくて、半分パニックなくらい泣きました。すぐそばにいた母に抱きしめられ、父も森口先生も「よっしゃよっしゃ!よくやった!頑張ったなー!」と言われ、感謝の気持ちしかなく、うなずくことしかできませんでした。すぐに3階に上がり、東先生がお取り込み中だったので、桐村先生と片山先生にご報告。泣きながら駆け上がってきたのを見て察して下さったのか、先生達の顔をちゃんと見られる位置に来た時には二人とも口角が上がってました(笑)。桐村先生とはしっかり握手してきました。生徒との話が終わった途端飛び出してきて下さった東先生。「受かったん?ほんまに?よかったー!よかったー!よう頑張ったなー!」と、涙ぐみながら抱きしめて下さいました。3月からずーっと迷惑かけ続けていたので、「ありがとうございます」の前に「迷惑かけてすみませんでした」って言っちゃった(笑)。
 次に向かうはPlus教室。林田先生もまた、泣きながら走ってくる私を見て、察して下さったようです(笑)。ドヤ顔に似た笑みを浮かべておられました。「明日ちゃうんかー笑!?なんやねんもー笑!いや、でもよかった!おめでとう!」と、林田先生らしい反応でした。運悪く、田中先生がおられなかったので、次の日にすぐに報告させてもらいました。合格が分かり、直接確認するために家へ帰った後、結果を聞きとても喜んで下さったと聞きました。直接報告に行った時も、待ってました!と言わんばかりに手を伸ばしてきて下さいました。「自習スペースに君がおらんようになるんは、なんか抜けてしもた感じやなー。でも一安心。良かった!これでちょっと落ち着くなー笑!」…はい。大変ご迷惑おかけしました(笑)。もちろん花田先生にもご報告。「僕何もしてへんけどなー笑」とおっしゃっていましたが、何度かお父さん(塾頭)には質問しにくい問題を質問させてもらいましたので…笑、何もしてもらっていない學進会の先生はいないわけです。

 受かった時は何よりも嬉しかったです。「こんなにも嬉しいのか。どうしていいか分かんない。なんだこのでかいもの。」としか考えられないんです。ほんとに。ずーっと入りたくてしかたなかった大学に受かり、これから思い描いていたような生活が始まるんだろうかと思うとドキドキして仕方ないんです。(笑)この感動は、努力して努力して合格した人じゃないと味わえないです。口じゃ伝えられません。日本語力もないんで伝えられないんで…。

 もうやめたい。もうツライから勉強したくない。嫌だ。こんなマイナスな思考が増え、病んでいき…辛いだけの受験ですが、とてもいいものです。受かってしまえばそんなのどっか行っちゃいます。是非実感して欲しいものです。
 ただ、今まで勉強してきた時間をこれからどうすればいいか分かんなくて、しばらくは抜け殻になります(笑)。それでも嬉しい気持ちで満たされています。

 今まで散々迷惑をかけ、その度に助けて下さった先生方、本当にありがとうございました。感謝してもしきれないです。もう授業が受けられないと思うと寂しいですが、先生方に鍛えてもらい、ねじ込んでいただいて入った大学…思い存分楽しんできます。

 また帰ってきたら顔を出します。

 いってきます!!(^_^)ゞ