大阪教育大学 教育学部(理科)

僕は小6の終わり頃に入塾しました。初めは習い事の一環でお気楽にやっていこうと思っていたけど…この塾に来て空気の違いを感じました。
高校受験はただの通過点、大学入試に向けて今勉強しているのだと、中学校の時からたたき込まれ勉強してきました。
 中学のときも高校のときもクラス替えテストがあったので、自分のサボり具合やどれだけ復習できているかは明らかで、このテストが怖くて怖くて仕方ありませんでした。
 模試を先生方に見せるときもビクビクしながら持っていき、見せる度にこのままではダメだと思い知らされました。

 高2の秋頃から入試ということを意識し始めました。遅いですが…(^_^;)
 高3になって目指す大学のレベルごとにクラスが分かれ、それぞれの場所での授業が始まると、『今年は入試、今から一年後が勝負の時期』と、思うようになりました。
 レベルの高い授業を受けようと、先生にどれだけ指示を出されようと、自分が動かないと学力はどうすることもできないので、『もうやるしかない』、『今逃げたら後悔する』という気持ちで勉強してきました。

 僕が目指していた大学は、センター試験の配点がかなり高く、本番がセンター試験のようなものだったので、みんなよりも早くセンター対策を始めました。本番の空気を味わうために受けに行った公募推薦が、対策を一度もしていなかったにもかかわらず、なぜか受かった試験でした。(笑)
 塾でも学校でもセンター対策が始まり、いよいよ本番か…と、焦りだし、まだまだ伸ばさなければならないこと、やらなければならないことがたくさんあって…さらに焦り、生活習慣も乱れ始めました。
 塾の授業が終わり、センター本番となり、緊張はしたけど周りにいる友達といろんな話をしながら緊張をほぐし、臨むことが出来ました。

 塾で作っていただいたセンターリサーチの冊子を元に、相談し、志望校を決めました。
自分ではセンター試験は失敗したと思っていたので、この点数で安心していける大学を選ぼうとしていたけど、塾頭からゴーの指示が出て、願書を出し、結果…受かることが出来ました。
 ここで塾頭に話を聞きに行っていなかったら…ランクを下げた志望校を受けていたと思います。本当に話を聞いて良かったです。
 ただ…3年前、自分と同じくらいの学力だった人が自分よりもはるかに高い大学に受かったと聞いて、嬉しいと同時に自分は周りと比べて努力が足りない、もっと早くからやっていたらどの大学まで行けていたのか?…この悔しさは残りました。

★後輩へ★

 高1や高2でよく見る「今の合格者はいつ頃から勉強し始めたらよかったと思っているか?」の円グラフは本当です。僕自身、『これはただの脅し。別に今やらなくても…まだ1年以上あるし大丈夫。』と思っていたけど、すごく後悔しています。

 ブックオフを有効活用して下さい。
 僕はお金をあまり使いたくなかったので、私立の受験をなるべく減らし、予想問題集や赤本などの問題以外は、学校や塾でもらったものを反復して勉強していましたが、どうしてももう少しやっておきたい科目がありました。
 ブックオフへは学校や塾の帰りに寄り、センターの過去問や単元ごとの問題を安く買っていました。なんでもありますよ。

基礎を大切に。暗記すべきことは完全にインプットし、いつでもアウトプット出来るようにしておけばよいです。(花田先生がよくおっしゃっています)
 理科では化学しか使わなかったので、化学のスタンダード演習の無機・有機を何十回も反復して、瞬時に答えられるように勉強していました。

先生を頼って下さい。
 怖かったです。質問しに行くのも怖かったです。でも…とても分かりやすく教えてくれます。
 どうすれば良いのか?
 この学科に行きたいと思うけどどうか?
 何でも相談して下さい。何でも聞いてくれ、的確に指示してくれます。

 友人や親に感謝の気持ちを持つ。
 「受験は団体戦だ」とよく聞きますが、そう思います。今だから言えることだけど、センター前、国公立入試の前期日程前は学校で2時間ぐらい勉強して、3~5時間ほど話してました。(笑)
 前期の前には国公立組の何人かでLINEのグループを作り、バカみたいな話をしてたし、受験当日もどんな人がいたかを話していました。試験を受けているときは焦ったりしてたけど、始まる前は全く緊張していませんでした。
 最後に言えるのは、親への感謝の気持ちです。今まで育ててくれたことはもちろんですが、塾へ通わせてくれたこと、何万円も払って受験させてくれたこと、いくら感謝してもしきれないくらいです。これからバイト、4年後は就職し、少しずつ返していきたいと思います。

★先生方へ★

 厳しいながらとても授業が楽しかったです。雑談が楽しみで仕方ありませんでした。相談や質問もいつも聞いていただきました。

 優しく教えてくれた片山先生
 自信をくれた林田先生
 元気をくれた栗林先生
 社会のことも野球のことも話した田中先生
 何でも聞いてくれた花田先生
 授業や添削を最後までお世話になった桐村先生
 壊滅的でどうしようも無かった僕の国語力をなんとかし、励ましてくれた東先生
 芸人以上の面白さのギャグで笑わせてくれた森口先生
 ずっと心配して下さった奥さん
 そして最後までずっと相談にのっていただき、第一志望へゴーの
指示を出して下さった塾頭

 本当にありがとうございました。

學進会の
 『瞬時に解法をいくつも考えだし』
 『最適の方法で解き』
 『分かりやすく教え』

 かつ面白い先生方に憧れ…「自分もこんな先生方のようになりたい」と思い、教師を目指すようになりました。

今までの授業ノートはずっと残しておきます。

 報告に行ったときの力強い握手や言って下さった言葉は忘れません。この塾で教わった日々は僕の誇りです。
 姉・兄・僕と3姉弟…約10年間お世話になりました。本当にありがとうございました。