埼玉大学 教育学部

中学1年生から6年間、學進会の先生方には本当にお世話になりました。
 何度も心が折れかけた大学入試を最後の最後まであきらめずに奮い立たせてくれたのは、學進会で頑張ってきたという自信だけでした。

 6年間を振り返ると…

 まず、初めての授業はクラス分けテストでした。その結果は…数学は見事に最下位、英語(最初のテストは国語でしたが)も下から5番目くらい。もう少しできると思っていた勘違いが見事に打ち砕かれたスタートでした。
 そこからNaviコースでの授業がスタートしました。英語はなんとかついていけたのですが、数学は本当にひどく、正負の数もろくにできず、帰宅後親と一緒に泣きながら復習をしたこともありました(笑)。
 学校の定期考査の結果が悪すぎて集中錬成もした中学時代、僕の最大の敵は授業の最後の小テストでした。先生のヒントがないと一生帰れなかったかもしれません(笑)。
 今思えば全て自分の努力不足であり、このときからもっと努力していれば…と、後悔しています。
 それでも福知山高校に入学したくて中3からは頑張りました。定員割れしていましたが、当時の僕はどうなるか分からなかったので、めっちゃ勉強しました。そしてなんとか入学することができました。
 その流れで高校部の選抜テストも国、数、英すべて週2の通常授業をとることができました。正直、高校入試より選抜テストの方が本気でした。


 そして中学時代底辺だった僕の下克上の3年間が始まりました。最初の授業で花田先生がおっしゃった『中学の学力なんて高校でやる勉強量に比べたら単なる誤差や』という一言に本当に鼓舞されました。この言葉を信じて、高校に入ってからは毎日自習スペースで勉強していました。
 中学時代全く勉強していなかった僕に毎日努力させてくれたのは、明らかに『ディズニーで働きたい!!!』という強い目標だけでした。これは3年間揺るがなかった気持ちであり、最大のモチベーションでした。
 ただ、現実は本当に厳しく、模試ではなかなか努力の結果が出ず、悔しい日々が続きました。それでも『いつか伸びる』と自分に言い聞かせて、毎晩11時まで残って頑張っていました。
 その努力は少しずつ報われ、本当に少しずつ…結果も出てきました。


 高3になってから英語と国語はハイレベル、数学はベーシックと全てのレベルの授業を受けました。そこで僕が気づいたのは、授業のレベルが上がれば上がるほど、メモをとっている人が多かったことです。また、授業中の笑い声が大きくなります。笑い声の大きさや授業での反応の良さとやる気が比例しているように感じ、その中で頑張れることが嬉しくもあり、本当に刺激的でした。
 ただ、マーク模試が本当に苦手で最後まで苦しみました。結局一度も満足いく結果が出せないまま本番に臨みました。練習でできないことは試合でできるはずもなく、センター試験は本当に無惨な結果に終わりました。もう一生受けたくありません…。センターリサーチの結果をもとに、塾頭には元々目指していた大学を薦めていただきましたが、チャレンジするのが怖く、埼玉大学に出願することに決めました。


 私立大学も全く結果が出せず、A判定の大学も落ちました。そのときは精神的にかなりやられました。ただこの経験から言えるのは、模試の判定はあまり関係ないということです。A判定でも落ちるときは落ちます。しかし裏を返すと、何判定でも可能性があると言うことです。どれだけその大学に対する思いが強いか、どれだけの準備ができるかが最も大切です。

 そして私立入試も終わり、国立2次本番までの10日間。何が何でも合格したい僕は、死にもの狂いで頑張りました。この最後まで頑張り切れた力こそ、學進会での6年間での力に他なりません。
 本命校の入試当日。本当に緊張しましたが自分を信じ、高校3年間のすべてをこの一日にぶつけました。終わってみればやっぱり全然自信がなく、帰りの新幹線は解答速報を見るのが本当に怖かったです。自己採点できずにいる僕より先に、親がちゃっかりしていました。蓋を開けてみると八割五分もとれていて、合格発表もまだなのに、努力の成果を出せたことがめちゃくちゃ嬉しかったです。

 合格発表当日。自分の受験番号を見つけたときは本当にうれしかったです!今までやってきてよかった、心の底からそう思いました。


 後輩へ…どんなに努力しても結果が出ず苦しい日々があります。そこで諦めたらそこまでです。どんなに辛くても努力を怠らないで下さい。
 僕は行きたかった大学には行けませんでしたが、中学時代の僕から考えると、本当に力がついたと思っています。
 あと、何か一つでも誰にも負けない!といえるような分野を作って下さい。苦手分野をなくすことも大切ですが、得意教科を徹底的にやりこむことで、本当に自信につながります。今辛くても絶対にサクラ咲きます。それを信じて頑張って下さい。


最後に先生方へ

★塾頭
 数学が弱すぎて、この6年間で先生の授業を受けることができたのはほんの少しでした。それでも模試を見せに行くと、毎回ディズニーのことと関連付けながらアドバイスをして下さいました。合格報告したとき交わした握手は本当に嬉しく、この塾でよかったと心の底から思えました。
 塾頭の授業が受けたくて…数学を捨てきれなかったというのもあり、最後までそれが叶わなかったのは残念ですが、高校に上がってからは数学は苦でなくなりました(笑)ありがとうございました。

★奥さん
 どんなときも笑顔で明るく接して下さり、話す度に元気とやる気をもらいました。奥さんが仕事をされているとき、「えーっと」を『えーつと』と言われていたのが個人的にすごくツボで、静かな自習スペースで笑っていました。(笑)
 時には厳しく、時には優しいお母さんのように僕たちを見守って下さり、ありがとうございました。

★森口先生
 1年最後のクラス分けテストで点数的には高くはなかったですが、「期待に応えよ」というコメントと共にFlapコースに上げて下さいました。先生の授業は本当に楽しく、時間が過ぎるのが早かったです。成績がふるわなかったとき『ミッキーがビリケンになるぞ』と言われ、悔しくて本気で努力したのを覚えています。
 先生の学校では絶対に教えられないような覚え方も大好きで、特に人を主語にとらない形容詞の覚え方は好きすぎて一生忘れないと思います(笑)。
 先生!最後の最後、二次試験で期待に応えましたよ!!! ありがとうございました。

★東先生
 センター古典漢文、センター現代文、ハイレベル国語演習でお世話になりました。先生の一度当てたら正解を出すまで逃がさないスタイルは怖かったですが、そのおかげで頑張れました。ハイレベル国語は特にキツく、予習で本当に一日かかりました。たった3問に4~5時間かかった時もありました。しかしその甲斐あって、記述模試は高3から本当に伸びて、高1で偏差値が30台だったのが2倍になりました。マーク模試は最後まで伸ばせずすみませんでした(笑)。 本当にありがとうございました。

★花田先生
 ハイレベル英語演習、ハイレベル英文法口語でお世話になりました。本当に分かりやすく、かつ面白い授業でとても楽しかったです。僕の謎すぎる返答も笑いに変えて下さり、かなり助かりました(笑)。
 先生も模試を見せに行くとディズニーの話をしてくださり、とてもやる気を引き出してくださいました。ありがとうございました。

★片山先生
 中学時代から数学はほぼ全て片山先生にお世話になりました。本当にていたらくだった数学を受験に使えるようにできたのは、先生のおかげです。C判定の模試を見せに行く度に「よっしゃ、いける」と言ってくださり、頑張ろうと思えました。また数学の質問は、ほぼ全て片山先生に聞いていました。しょうもない質問にも丁寧に答えてくださり、嬉しかったです。ありがとうございました。

★桐村先生
 高1の数学A、B、化学基礎でお世話になりました。先生の思考回路をそのまま丁寧に板書してくださり、わからない問題が出てきても先生がどのように考えていたのか、ノートを見返すとすぐわかりました。ありがとうございました。

★林田先生
 スタンダード英語でお世話になりました。先生の軽快なトークが好きで、かなり笑いました。スタンダード英語の2冊目の教材はかなり難しく苦戦しましたが、あのおかげで多少難しい文章でも抵抗なく読めるようになりました。ありがとうございました。

★栗林先生
 授業はほぼ受けたことがありませんが、受験期には一番お世話になりました。全くやったことのなかった英作文を丁寧に見てくださいました。そのおかげで、国公立2次試験に自信を持って臨むことができました。また個人的に最も話しやすい先生で、どんな話も笑いながら返してくださり、嬉しかったです。本当にありがとうございました。

★田中先生
 日本史の質問をよく聞きに行きました。一つの質問に対して10倍くらいに膨らませて答えてくださり、一気に知識の幅が広がりました。ありがとうございました。

★奥村先生
 教室館で誰よりも早く来て掃除をしている先生をずっと尊敬していました。ありがとうございました。

★耕作先生
  地学の質問をたまにしにいきました。とてもわかりやすく、すぐ理解できました。ありがとうございました。