大阪公立大学 医学部 医学科

受講:一斉授業速読聴英語河合塾マナビス
その他の合格校:東京理科大学工学部 同志社大学生命医科学部2

目次
ⅰ)はじめに
ⅱ)受験結果
ⅲ)高校3年間の振り返り
ⅳ)共テ対策
ⅴ)二次対策
ⅵ)大学生活を軽く
ⅶ)終わりに

ⅰ)はじめに
 この合格体験記を読んでくださり、ありがとうございます。僕は高校3年間で多くの人に支えられ、いま第一志望の大学に通うことができています。この体験記が少しでもみなさんの助け・支えになれば良いなと願っています。
 1年越しの提出になってしまい、申し訳ないです…

ⅱ)受験結果
2025年度入試
大阪公立大学 医学部医学科 一般選抜・前期日程 合格
東京理科大学 工学部電気工学科 B方式 合格
同志社大学 生命医科学部医工学科 学部個別日程 合格  共通テスト利用 合格
近畿大学 医学部医学科 一般公募 一次合格(二次試験は辞退)

ⅲ)高校3年間の振り返り
1.高1
 中学は地元舞鶴の公立中学、高校は共栄バタビアです。僕が學進会に入ったのは、夏休み前でした。高校入試が終わって少し落ち着きたかったのと、すぐ塾に入って勉強したくなかったからです。しかし、この頃から漠然と医学部を目指そうという思いはあったため、「夏期講習会前に入るか~」と考え、塾を探し始めました。資料請求した中で最も内容やデザインに凝っていたのが學進会でした。1週間の無料体験があったので、一度体験して良さそうなら入塾することにしました。塾頭との面談の後、数学と英語を体験し、高校とは全く違う授業のクオリティや雰囲気に圧倒され、入塾を決めました。僕は共栄に通っていたので、駅近くの學進会は通いやすかったです。
 はじめは数学も英語もFlapコースでしたが、学校では英文法を軽くなでる程度で、自分でもほとんどやっていなかったこともあり、英語は最初のクラス分けテストであっけなくAccelコースになりました。Accelコースでは一文一文丁寧に文型をとり、文法事項も1つ1つじっくりとやりました。今思うと中途半端な理解でFlapコースにいるよりも、一度Accelコースで基礎である文型から勉強できたのはよかったと思っています

 数学はとにかく塾頭の授業が衝撃的でした。まだ受講して間もない頃、2次関数の問題で塾頭が文字を置換してから急に「なんや?」と言われ、「は???」となった後、他の塾生がすぐさま「定義域」と答え、「は???」となったのを覚えています。この塾頭がいきなり塾生に問題を振ってくるという授業スタイルのおかげで、僕の数学力は大いに鍛えられました。僕は途中から入塾したので、“◎置換したら⇒定義域”といった◎シリーズを知らず、はじめはおいてけぼりを喰らいましたが、実は塾頭が質問してくる内容は、過去の授業で教えているものばかりなので「答えられない=復習できていない」と言うことになります。この問答により、自分で考える力が身に付くので、積極的に発言しないと損です。また、僕みたいに途中から入塾しても、問題で関連する内容が出てくるたびに(というか出てくるようになっている)「なんや?」があるので、その時に理解すれば追いつくことが可能です。

 国語も衝撃的でした。問題をあてられたときに答えだけでなく、理由も「なんで~?」と聞かれます。そのため予習の段階で適当に考えていると、いざ授業であてられた時にしどろもどろになってしまいます。これは日々の学習にも当てはまることです。いつもの演習でなんとなくやるだけだと、本番の試験で動揺してしまったときに、“いつも通り”がないので、焦ってしまって解けるはずの問題も解けなくなるかもしれません。そこで日頃から「なんで~?」に対応できるようにしておくことで、試験本番で焦ってしまっていても、いつも通りの動きをして問題を解くことができるようになります

 物理・化学については、冬期講習の終わり頃に始まりました。僕ははじめ物理だけを受講していて、高2になって化学基礎が終わってから化学を受講しました。
 ここでは物理基礎の授業について書きます(物理・化学もスタイルはそこまで変わりません)。テキストに沿った授業ですが、先生が必要な知識をピックアップして教えてくれます。テキストに書いてないことで受験に必要な知識があれば、その都度教えてくれます。僕たち生徒がやるべきことは、それらの知識を吸収し、適切な場面で取り出して使えるようにしておくことです。物理や化学において、公式などの知識を適切に使い分けられるようになっておかなければ、最適に近い方法で問題を解くことが難しくなります。問題が難しくなると、設定が複雑になったり、見たことのないようなものになったりします。しかし、使う道具はテキストに書いてあったり、先生が教えていたりする知識です。そのため、新しい知識を教えられたら、問題や先生が話すエピソードと関連付けて確実に覚えるようにしておきましょう

 また、これはどの教科にも言えることですが、授業内外関わらず先生に質問しましょう。質問をすることで、自分にとっては疑問を解消することができますし、先生にとっては自分がどういう生徒なのかを知ってもらえる機会になるので、生徒にとってメリットしかありません。
 僕は高1の頃、学校の課題や自分で買った問題集、塾の予習などで出てきた疑問点をLINEか直接先生に言うかで質問していました。(高1の終わり頃、塾頭LINEでベクトルの問題を質問したことを塾のXに“道具の使い方” の例でとりあげられたことがあります。ムチャクチャ嬉しくて、勉強モチベーションが爆上がりしたのを覚えています。)

2.高2
 高2になったら何か勉強に対する態度が変わったか?と言われるとそうでもなく、勉強は主に学校での内○か塾の授業でした。予習は正しい思考で問題を解く練習と考えていたので、授業中に先生が言ったことを思い出しながらしていました。復習は模試やクラス替えテストの前にノートや問題集を見返すくらいでした。授業中に出される先生の質問に答えられるところは、身に付いているとしてあまり見返すことはなく、答えられなかったところを重点的に復習していました。授業ノートを見返せば、その時の授業風景が頭に浮かぶくらい濃い密度で授業時間を過ごしていれば、思い出すのに苦労しないと思いますただ授業を聞くだけ、ただ黒板に書かれたものを写すだけでは、授業を受けている意味はありません濃い密度で授業時間を過ごすためにも、思考を止めないことが大切だと思います。例えば、先生がした式変形を咀嚼しながら同時に計算結果も確認するといった具合です。

 各教科についてです。英語はあっさり高1の最初のクラス分けでAccelコースになり、その次のクラス分けでは複合関係代名詞の存在を忘れた結果、ギリギリでAccelコースのままになりました。そこでようやく危機感を覚えた僕は、次のクラス分けテスト(高2の6月)が予告されたのが文法が一通り終わり第2タームに入ろうとしていた時期だったということもあり、塾のテキストや学校で使っている文法がまとめられている参考書を一通りチェックしました。その成果もあり、なんとかFlapコースに戻ることができました。先にも書いたように、文法がいい加減なままギリギリFlapコースにいるよりも、一度Accelコースに落ちたことで文法を基礎から確認する機会になり、結果的に受験に向けてきちんとした土台を作ることができました。

 数学では危なげなくFlapコースを維持していました。授業を受けるときの意識としては、塾頭が問題を見たときや、解答を書き終えたときの解説で言われるであろう内容を先に自分でも考えるということをしていました。つまり、“常に「なんや?」状態” です。塾頭の解説や、「なんや?」で聞かれることの順番は、常に問題を解くときの思考の順番と一致しています。そのため塾頭の思考をなぞることで、問題を解くときの思考を身につけることができました
 また、高2の冬頃から数Ⅲが始まり、数ⅠAⅡBCも発展・標準・基礎に分かれ、中高一貫生と合流します。数Ⅲは開始と同時に合流しますが、数ⅠAⅡBCは少ししてから合流します。この時期から本格的に入試問題を解いていくことになり、だんだん問題が複雑になっていくので、「なんや?」に対しても答えられないことが多くありました。「なんや?」に答えられないということは、その問題の本質を捉えられていないということになります。その時は、過去のノートを見て復習したり、時間を空けてもう一度解いたりしていました。

 国語は、高2になって現代文と古典漢文に分かれました。現代文では、論理的文章と文学的文章を交互に演習するスタイルでした(もちろん「なんで~」は健在)。初めの頃は、テキストの文章を予習してくる形式ですが、最終的にはその場で制限時間内に解くという形式になります。この時間制限に合わせるためにも、予習形式の時期から時間を意識して解くことが大切だと思います。具体的には、一度設定した時間内で点数を最大化する動きをして、解ききれなかったものがあれば別枠で時間をとって解く、といった感じでしょうか。
 また、正しい思考で問題を解くことも大切です。授業中に東先生から問題ごとの解き方を教わります。もちろんその人に合う・合わないはあると思います(先生も最終的にどの解き方をするかは、任せると言っていました)。ただ、先生から教わる方法は、たいていの場合に適応できる万能なものなので、高1のところにも書きましたが、本番でもいつも通りの動きができるように、日頃から先生に教わった方法で慣れておくことをオススメします

 古典・漢文では、まず文法事項を一通りやった後に共テ形式の演習に入ります。古典・漢文は特に文法や単語が身に付いているかが大切です。毎週小テストがありますが、定期的に過去にやった内容をメンテナンスしておくと後々演習に入ったときに楽です。
 また、演習が始まってからも授業中に問題と関連づけて先生が知識の確認をしてくれます。あてられたのが自分でなくても、しっかり覚えていたかチェックしておきましょう。

 物理・化学について、授業形式は高1の頃と変わらず、主にテキストに沿って進めていきます。物理では物理基礎と同様に、問題演習を通して公式などの知識の使い方を学びます。桐村先生「ここで使う知識は?」と聞かれたときにパッと答えられるようにしておかなければ、問題もスムーズに解くことができません。すぐに答えられるようにするためにも公式や知識が使える条件を把握しておくことが大切です。
 化学では、テキストから必要な知識を選んで教えてくれます。語呂合わせなんかも紹介されるので、上手いこと活用しながら覚えていくと楽です。化学は物理よりも暗記の要素が強く、知っていることが多い方が有利になります。覚えることが大変である一方で、覚えてしまえば安定感の出る科目なので、好きな人・得意な人は早くから知識の定着をさせておくことをオススメします。特に医学部を考えている人は、理科科目に強いと安定感のある強さを持っているということになり、有利に働きます。
 僕は有機化学の途中から化学の教科書を使って暗記のメンテナンスをしていました。具体的には、教科書の本文や図を見て覚えていなかったところ、怪しいなと思ったところに線を引き、そのページを折り曲げるということをしていました。いったんは全てのページに目を通すので、暗記が疎かになっている部分を自分で把握できるし、一周目でなんとなく頭に入ります。二周目以降は確認すべきところは折り目と下線があるので、すぐに確認できます。僕は電車に乗っているときや模試の前に確認をしていました。早い時期に確認すべきところをピックアップしていたので、後になって確認するだけで済み、だいぶ楽でした

3.高3
 高3になり、春ごろはまだ受験生になったという自覚はありませんでした。夏期講習が始まったあたりからようやく重い腰を上げて、本格的に受験勉強を始めました。こんなに遅くても結果的に間に合ったのは、高1高2の時に基礎的なことは済ませていたというのが大きいです
 夏から秋にかけては主に二次対策を進めていました。の授業も二次対策や共テ対策になっていたので、購入した問題集と並行して進めていました。詳しいことはあとで書きます。夏になったくらいから軽く共テ対策を進めていましたが、11月になって二次対策は息抜き程度にとどめて、がっつり共テにシフトしました。これも詳しくはあとで書きます。
 確か速読聴英語atama+を始めたのも夏か、夏前だったと思います。速読聴英語は週1回、はじめはcourseⅢで、慣れてきたらcourseⅣにしました。atama+英語情報をとり、英単語(高校標準~発展)と英文解釈(英文解釈応用~パラグラフ応用)をしました。
 また夏休みになり長時間勉強することが増えたことで、息抜きに散歩するようになりました。由良川の堤防を散歩したのも良い想い出です。散歩中は共テリスニングの音源を1.5倍のスピードにして聞いていました。一応散歩中も勉強しているのだという気持ちでやっていました(笑)
 11月末には、前々から塾頭に「たいていの人にとって共テがはじめて受ける試験になるから、それでやられてくるヤツもいるんだ」と言われていたので、共テ前に受ける試験として、近大医学部の公募推薦試験を受けに行きました。受験する学校によってライバルの強さ、会場の雰囲気などが異なります共テや本命の試験が初めてで、周りにビビって本領を発揮できないのはとてももったいないことです。一度 “本番” を経験しておくことは大切だと思います。やはり一度現場へ行ってみないと見えてこないことが多いと思うので、余裕がある人は何かしらの試験を受けてみるといいと思います。
 学校が冬休みになると、共テパックを使った演習が始まりました。このくらいの時期から時間配分や解く順番を決めていきました。共栄では冬休み期間と休み明けに数回、共テパックを時間通りにやる機会があります。そこで共テを受ける際の実際の動きは確認できるので上手く活用してください。
 12月頃にはマナビスを活用し始めました。付随してくるMonoxer(AIマスター)で最後に発展的な英単語を詰めたのと、授業は主に共通テスト対策として本番ファイナルを受講しました。共通テスト対策として参考書を何種類か買っていたので、それらも並行して進めていました。この頃には共テも近いということで、一度散歩で福知山公立大に行きました。当日と同じ行き方で一度行っておくことをオススメします。僕は前泊せず、朝家からいく予定だったので、駅から大学までの行き方を確認しました。

4.試験
 僕は試験当日にはあまり緊張しないタイプでした。というのも、共通テストや二次試験に関しては、前もって当日の動き・過ごし方などを考えていたのと、問題解けるかな…などの不安は、試験1週間前に「不安に思うのは当然だけど、不安になったところで変わらない。こればっかりは受けてみてだし、そこは周りも同じだな。」と、気持ちを整理したことで、良い緊張感で試験に向き合うことができました。
 僕は計5回、会場で試験を受けました。その内3回の私立大学は、共テや二次の前哨戦として受けました。近大の公募は形式が共テに近いマークなので、共テ前に受ける試験としてオススメです。これらの試験はあくまでも前哨戦なので、がっつり過去問を解いて対策するということはなく、1,2年過去問を見て出題形式を把握しておく程度にとどめました(近大にいたっては、前日の夜ホテルで前年の過去問を初めて見ました(笑))
 また先述の通り、前哨戦(模試等)では、休み時間や試験時間の動き、言わばルーティーンのようなものを見つけておくといいかもしれません。僕の場合は、休み時間はイヤホンをして歌詞のない気分の上がる曲を聴き、周りの声を遮断していました。これは周りの受験生による「さっきの問題○○だよね」といった雑音を聞かないようにするためです。歌詞のない曲にしているのは、歌詞のある曲を繰り返し聞いていると試験中にイヤーワームになりやすいためです
 休み時間になると、とりあえずトイレに行き、あとの時間は目を閉じて休憩していました。そこから試験開始の5~10分前に目を開けて、調子を戻していくイメージでいました。これもまたよく言われることだとは思いますが、昼ご飯の量も考えておく必要があります。共通テストくらいだと家から弁当を持っていくことができるかもしれませんが、本番は前泊して受験する場合が多いと思うので、模試や前哨戦を利用してコンビニのおにぎりやパンなどをどのくらい食べればちょうどいいか?試しておくといいです
 試験中の動きとしては、最初の数分(僕は5分までと決めていました)で問題の全体像を把握し、どの程度時間がかかりそうか、見通しが立っているかによって、それぞれの問題の時間配分を決めてから解くということをしていました。変に難しい問題に時間を使いすぎて、あとあと解けるはずの問題に間に合わなかったり、焦って変なミスをすることが多かったので、ちょっと悩んで分からなさそうだったら、いったんパスということを心がけていました。あくまでこれは一例なので、参考になれば嬉しいですが、模試などを利用したり、先生達に相談したりして本番に備えてください。

ⅳ)共テ対策(875/1000 換算593.25/675でボーダーくらい 最低556.00 平均599.49)

英語R 88点
 リーディングでは読むスピードも大切ですが、戦略も大切です。読むスピードについては速読聴英語をしていたので、そこでトレーニングしつつ、学校で共テ用の問題演習などを解く機会があったので、自分がギリギリ内容を理解できるかどうかくらいのスピード感で読むということを意識してやっていました。
 戦略では、共テのリーディングは問題ごとにある程度形式が決まっているので、過去問や予想問題を活用して形式に慣れておく、さらには自分なりの解き方を考えておくと良いと思います。例えば、この問題は下線部にあたるまで読んで問題を解こう、これは先に問題を把握してから文章を読もう、等問題によって解きやすい方法を考えて解いていました。どちらも読むこと・解くことに慣れることが大事なので、早めから日常的にトレーニングしておくといいと思います。ただ、問題形式は開けてみるまで分からないので、いろいろな形式の問題を解いておくことをオススメします。

英語L 86点
 リスニングは一度で内容を把握する必要が出てくるので、全内容を理解しきるか、大事なところを聞き逃さないということが大切です。
 はじめの問題は読まれる量は少ないので、ここでは全内容を把握することが大切です。後半の量が多い問題では、重要な情報とそうでない情報が混ざっているので、今から読まれる内容は把握する必要があるのか?ということを判断して聞くことが大切です。
 もちろん他にも英語を聞き取る能力は必要だし、単語の発音を知っておく必要もあります。僕は速読聴英語や学校・模試の解き直し、音源の聞き直しでトレーニングしました。

数ⅠA 94点 数ⅡBC 100点
 僕は共テのための数学の対策はあまりしておらず、基本数学は二次対策の勉強だったと思います。その分、模試や学校で共テ形式の問題を解く際には、動き方・時間配分の確認をするように心がけていました
 共テ数学では、いま自分がなんの作業をしているのかを見失わないことが大切だと思います。問題ごとにステップを踏んで最終的に何かを考えさせるという形式が多いですが、実際に解くところだけ見て解くと、途中で話が飛んで分からなくなることが良くありました。ながーい問題文の中に問題のテーマが書いてあったりするので、流れを把握しながら解き進めていくことが大切だと思います。
 また点数を最大化するためにも、1つの問題に固執しすぎないということも大切です。僕もプライドが邪魔して、模試でヒドイ点をとったことがあります。

国語 186点
 国語は東先生だけです。学校で問題演習を解くことはありましたが、東先生から学んだ動き方の確認をするという感じでした。ただ暗記系のメンテナンスは必要なので、問題を解いて怪しいものがあれば確認したり、の振り返りシート的なものにまとめて書いたりしていました。
 時間配分や解く順番は、自分のやりやすい方法を見つけたらいいと思いますが、僕は問題の解き忘れを防ぐため、順番は大問1から順に、時間配分は基本20分20分10分20分20分で、問題の難易度を見つつ現代文で40分、古典・漢文で40分は超えないようにしようという意識でやっていました。

物理 85点
 物理も基本二次対策でしたが、桐村先生からのオススメで教学社の「共通テスト新課程攻略問題集」を進めたり、パックを解いたりしていました。直前期には教科書もパラパラめくるようにしていました。
 この教科も高得点を狙いすぎると時間が足りなくなる場合があるので、例年並みであれば物理は余裕を持って終わらせて、先に化学を見ておくという動きをしようと考えていました。

化学 77点
 化学は割と早い段階から教科書を読み込んでいました。怪しいところにはボールペンで線を引いてページに折り目をつけて…としていたら、ほとんどのページに折り目がついてしまいました(笑)しかし、早くから教科書を読んで模試のたびに見返していたおかげでだいたいの内容は頭に入れることができていました(その割に点が低めだったのは悔しい)。
 演習は物理と同じく「共通テスト新課程攻略問題集」やパックです。

地理総合・地理探究 68点
 地理は学校である程度演習はしていたものの、データを見る力や問題を解く知識が不足していると感じていたので、大橋先生のオススメで「村瀬のゼロから分かる地理B」と「地理B統計・データの読み方が面白いほど分かる本」(これは絶版しているみたいなので、最新の改定第4版をメルカリやアマゾンなどで手に入れてください)を回しました。
 演習は「共通テスト新課程攻略問題集」と「共通テスト実践模試」、パックです。大橋先生のオススメ2冊を回すことで点数も上がっていき、最後のパックでは90点台を出せたのですが、本番では不甲斐ない結果になってしまいました。ちょっと早めから準備して知識や感覚を定着させておくことをオススメします。

情報 91点
 情報は夏休みにatama+で知識を入れて、パックで演習しました。プログラミングは学校でPythonに触れる機会があったおかげで、あまり苦労しませんでした。
 僕の代は情報がはじめてだったので平均点が高かったのですが、これ以降難化していくと思うので、予想問題などを活用して頑張ってください。

ⅴ)二次対策 573.00/900(最低538.50 平均611.35)総合1166.25/1575(最低1142.50 平均1210.84)
 もちろん大学によって細かな対策は異なるので、ここでは僕がしたハム医の対策をお伝えできればと思います。基本的な対策は塾の授業で十分だと思います

英語 207.00/300
《対策》
 ハム大の英語は長文2つと英作です。長文は難しめの並び替え問題が出たり、注釈が多かったり、その説明が英語だったりします。長文の読み方や和訳などの問題の解き方は花田先生に教わった通りです。僕は化学をやらかしてしまったのですが、英語で7割近くとって耐えたのが勝因だと思います。
 基本的な演習はハイレベル英語での問題で、ハム大対策は過去問とマナビスの対策講座でしましたが、場合によっては市大時代の英語をやるのもひとつです。英語の問題傾向は市立のものを踏襲したものなので、少し難易度は上がりますが、難化したときに耐えるためという理由で解いておくのはアリです。
《本番の動き》
 本番は、まず英作を見て解けそうなら解いて、時間がかかりそうなら頭の片隅に置いといて長文を進めるという動きを想定していました。というのも、今までの傾向では難しめの和文英訳が出ていたので、けっこう時間がとられるという予想をしていたからです。しかし蓋を開けると、和文英訳と自由英作に変わっており、テーマも書きやすかったので、先に英作を終わらせました。
 長文ではやはり注釈が多く、注釈と本文を往ったり来たりすることが多かったので、すぐに注釈のページを開けられるように折り目をつけたのと、どこまで注釈を見たのか分かりやすくするためにチェックをしていました。問題の解き方は花田先生に教えてもらったとおりにしました

数学 177.00/300
《対策》
 数学は大問4つで、その内2つがたいてい数Ⅲで残りは他から満遍なく出ているような気がします。数Ⅲは個人的には図形やグラフが絡む問題が多いイメージがあります。
 そこまで無理難題が多いということもないので、とれる問題を確実にしつつ難しい問題にも多少手が出る程度で十分なのかなと思います。ただ逆に全完しようとすると時間が足りないので、計画的に解き進めていくことが大切です。
 基本的な演習は塾の授業で、ハム大対策は英語同様、過去問とマナビスの対策講座です。特にマナビスでは自分の答案を採点してくれるので、だいたいの点数の感覚やどこで減点されているかが分かるのでオススメです
《本番の動き》
 最初の数分を使って、まず問題構成を確認しました。だいたいどれも問題設定は理解できたので、1番から順番に解いていくことにしました。第1問は見え見えの問題だったので、ミスだけしないように丁寧に解きました。第2問は空間座標で設定も多く、計算量が多くなりそうな感じがしたので、問2までは答案を書いて、問3・4は後回しにしました。第3問は問2までは解けましたが、問3の論述が難しく自分でも上手く説明できてないよな(笑)と思いながら解いて、そこで問4の答えも出てしまったのでとりあえず書き、時間があれば修正するかという気持ちで次に行きました。第4問は媒介変数のこれまたややこしい問題で、問2まではできましたが問3がまたややこしそうな問題に思えたので、いったん作業の多さで飛ばしていた第2問に戻ることにしました。問3の解法は見えていたのでひたすら計算し、残り時間も少なかったので最後は問4で欠けるだけ書いて終わりという感じです。
 手応えは良くて2完2半だったので、やはり解けるとことを解いて、難しいところも少しは戦えるとよいと思います。

物理 142.50/150
《対策》
 ハム大の物理はそこまで難しくなく、理想は9割から満点を狙っていきたいです。大問3つで、だいたい力学・電磁気・熱力学or波動です。それぞれで教えられる基本の動きを守っていけば順当に点をとることができると思います。
 演習は塾の授業や重要問題集、桐村先生に勧められて夏にやった北大物理15カ年、謎に共テ終わってから手を出した名門の森です。個人的に難易度として名門までは要らないと思いますが、問題のバリエーションもあり、厳選して解くのはアリだと思います。
 ハム大は過去問です。マナビスの対策講座は英数だけでした。
《本番の動き》
 物化合わせて150分で物理の方が簡単なので、60分~70分で終わらせるイメージでいました。各大問の内容を確認すると、解けそうな雰囲気を感じたので、差をつけられないためにも丁寧に解いて、残った時間を化学に充てるプランで1問目から順番に解いていきました。

化学 46.50/150
 大変恥ずかしい点をとったわけですが、僕の代では化学は鬼難化したとみんな言っています(主席の人も100点ありませんでした)。
《対策》
 ここ数年でどんどん難しくなっていて、物理に比べて問題数も多く、特に構造決定がややこしい印象です。大問1・2で有機・高分子の構造決定、大問3で理論や無機系の問題という感じです。
 基本的な演習は塾の授業や重要問題集、北大の化学15カ年です。重問と北大化学は、夏休みに一周させるために1日当たりで解く問題数を決めてやっていました。ハム大対策は過去問です。
《本番の動き》
 物理を1時間程度で終わらせて、残った時間でじっくり解こうと思ったのが思ったのがミスでした。大問1・2の構造決定が想定以上に難しく、時間をとられすぎたあまり後半の得点源にすべき計算問題の答えを終了間際に勘で書くという暴挙に出ました(笑)
 構造決定を解き終えた段階で、残った問題を全て解くことはできないと判断し、すぐに解けそうな計算問題や選択問題をやり、最後に「ん~、3.8×10⁻²」みたいなノリで計算問題の空欄を埋めて終わりました。
 はじめの科目だった理科の時間を終えて、物理の手応えは最高でしたが、化学は絶望的なのは分かっていました。仮に物理が9割で化学が4割切っても6割ちょっとはあるから、これまでの合格最低点的にも英数次第でまだあるぞ!と気持ちを切り替えることができました。

面接 配点なし
《対策》
 1日目の学力試験が終わってから2日目に面接があります。午前と午後に割り振られて、僕は午前でした。指定された座席に座り、順番に5人ずつ呼ばれていき別の部屋に案内され、1人ずつ面接を受けるという流れです。
 僕は面接系は得意だったので、学校の面接対策もせず、教学社の「医学部の面接」をちらちらっと読んだくらいでした。というのも、よほどのヤバいことがない限り面接で落とされることはないので、試験といっても比較的楽に受けることができます。
《本番の動き》
 1日目が終わってからクラスメイトの男子たちに「医学部面接で聞かれそうなことを適当に言ってくれへん?」と聞いて、返ってきたものの中からいくつか答えを紙に書き、当日見返せるようにしました。用意したものは、志望理由・医者になりたい理由・いつから医者を志したか・どんな医者になりたいか・何科志望か・健康に対する意識・地域医療について・災害地で医者として必要な動き・安楽死の是非・コロナが広まった理由・高校で頑張ったことと学んだこと・得意科目・苦手科目・長所と短所と自分の性格について・部活やサークルについて・大学で頑張りたいこと・医学部で頑張りたいこと・学力試験はどうだったか・この1年で頑張ったこと…です。自分でも「用意しすぎだろ」ってくらい一晩で考えをまとめました。軽く「医学部の面接」を読んでいたおかげで割とスムーズに準備できました。
 当日は待ち時間がとても長く、呼ばれるまでは自分が用意した回答を読んだり、「医学部の面接」を読んだりしていました。面接は4対1で小さめの部屋で行われました。聞かれたことをザックリと紹介します。
1.軽い自己紹介と本学の志望理由について
 名前と出身高校を言って、用意していた志望理由を言いました。
2.大学で勉強以外にやりたいこと
 これは「部活・サークルについて」を応用して、部活を頑張りたいということと、志望理由に絡めて実習などを頑張りたいと答えました。
3.高校で頑張ったこと
 これも準備していた高校で頑張ったこと(学級委員としてコミュニケーションやリーダシップ関連を頑張った)を言い、あえてそれを通して学んだことは言いませんでした。
4.リーダーシップを発揮した具体的なエピソード
 これも高校で頑張ったことの具体例や掘り下げが来たとき用の準備をしていたので、行事での話し合いの場で意見を出しやすい雰囲気を作るために、クラスメイトとの仲や話し合いでの口調などを意識していたと答えました。
5.高校の良い面と改善してほしい面
 これはアドリブで、良い面は高3の共テ直前にあったパック演習の時間割が本番通りでなかったため、先生に本番通りでとお願いしたら、その通りにしてくれたこと。悪い面は逆に文化祭を生徒会が近隣の高校同様に2日間に延ばす計画を進めていたが、高校側が渋って1.5日間開催になったことを話し、柔軟な考えを持っている先生が居るというのはとても良い面だが、学校としてもっと柔軟になっても良いのではないかと答えました。
6.話し合いの場で別の意見が出てきたときにどうするか
 前提として、いろんな意見を出しやすいような雰囲気にして、新しい意見は拒まないこと、加えてクラス全体の考えを汲んで最終的には絞っていけるように話し合いを進めるようにしていたと答えました。

 5つ目までの質問は4人のうち3人の方が1,2個ずつ質問して、途中軽く笑いが起こるほど和やかに進んでいましたが、足を組んだ4人目の面接官が難しい質問をしてきて、内心大焦りでした。ただ、まだ言っていなかった高校で学んだことや4つ目の質問に対する回答と絡めてなんとか答えることが出来ました。と、安堵していると…

7.話し合いの能力を患者さんとの関わりの中でどう活かせるか
 という質問が最後に飛んできました。これも「そうですねー…」と絞り出し、4つ目と6つ目の質問とも関連させて、診察や治療の承諾などで話しあう機会があったり、ご家族とも話しあう機会があったりすると思いますが、尊重し話しやすい雰囲気作りを意識し、なるべく要望には答えられるようにしたいと答えました。患者さんの家族のことを出したのは、安楽死の是非で準備していた要素を取り入れたからです。

 と、準備していたものの、応用やパッと出てきた高校生活の記憶のおかげでなんとか乗り越えることができました。面接後の時間もとても長かったので、余裕がある人は時間を潰せるものを用意しておくと良いと思います。

ⅵ)大学生活を軽く
 自分が悠長に春休みを過ごしたこともあり、提出が1年遅れたお詫びと言ってはなんですが、大学生活についても軽く書こうと思います。
 医学部では、勉強を頑張るためにも何らかの医学部系部活に入ることをオススメします。一見矛盾しているようですが、医学部内の縦のつながりは非常に大切で、何より試験の過去問をもらうことができます。1回生でも授業によっては講義スライドが600枚近くになることもあり、全てを網羅するのは厳しいことが多々あります。そこで過去問を活用し、よく出ているところにあたりをつけて勉強することで効率良く試験を突破することができます。
 また、その部活の時間が楽しみで頑張れたり、良い気晴らしになったりします。入学してから(下手したら入学前からも)新歓があると思うので、積極的に参加してみて下さい。友達もできますし、何よりご飯をおごってくれることが多いです(笑)

ⅶ)終わりに
 ここまで読んでくださり、ありがとうございます。我ながら超大作になったなと思います。拙く読みにくいところもあったとは思いますが、少しでも皆さんの役に立っていればなと思います。

特にお世話になった先生方へ

塾頭
 僕が今、医学生として大学生活を送ることができているのは、完全に學進会のおかげです。入塾前の面談で「阪大医学部までは過去にいますので、そこまで押し上げることは可能です。どんな生徒が医学部に通っていくかの感覚も各先生が持っていますので、安心してください。」と、力強く言っていただいたことを思い出します。
 数学の授業でのカリスマ性や模試を持っていったときのアドバイスは、いつも的確で驚かされ、またとても頼りになりました。
 進路指導では、僕の考えを汲んで大量のリサーチをかけてくださり、相談にものっていただいて、ありがとうございました。
 また、これは塾頭に限らずですが、授業内外でぶつけた質問に丁寧に対応していただきました。授業で扱った問題や予習の問題にとどまらず、学校のテストに出た問題で疑問に思ったことや個人的に進めている問題集のこと、オススメの参考書や併願校、ときには英語記事の表現まで(笑)僕の疑問をいつも残さず丁寧に対応していただいたから、遠慮なく質問することができましたし、その分成長することができました。本当にありがとうございました。

花田先生
 ハイレベル数学は毎週の楽しみでした。自分の考えをぶつけて、真っ向勝負する時間でもあったので、かなり予習には時間をかけていたと思います(笑)毎週僕たち生徒の相手をしてくださって、ありがとうございました。
 また、僕は英語より数学の方が好きだったので、英語の授業中の反応は“連鎖”以外イマイチだったとは思いますが、二次では英語に救われました。長文の読み方から問題の解き方まで、みっちり教えていただいていたからです。本当にありがとうございました。(夏期講習の激ムズ和訳回を対面1人で受けたことは忘れません(笑))

桐村先生
 物理化学の授業も毎週楽しみでした。というのも、ほぼ毎回の授業で議論が発生し、熱く語り合うことで深く理解することができました。
 またこの授業のおかげで、福高生とも仲良くなり切磋琢磨することができました。授業外でもたくさん質問、相談しましたが、毎回丁寧に答えて下さり、ありがとうございました。

東先生
 共テの国語でうまくいったのは東先生の教えがあったからです。毎回「なんで?」には怯えていましたが(笑)、そのおかげで論理的に解いていくことが癖になり、点数の安定化につながりました。
 高2までは電車の都合で早く帰ることが多く、またリモートになることも多かったですが、聞けなかった部分や小テストの対応など、ありがとうございました。

林田先生
 僕に英語の基礎を教えてくださったのは林田先生です。授業で文型や重要な文法事項を反芻して質問してくださったから定着し、次につなげていくことができました。ギャグやイラストを交えたコミカルな授業はとても印象的でした。本当にありがとうございました。

大橋先生
 共テ地理対策は大橋先生頼みでした。参考書選びから演習法まで教えていただき、ありがとうございました。本番こけたのは、自分の不甲斐なさです。共テ演習では、どんどん点が上がっていっていただけに悔しいです。本当にありがとうございます。

奧さん
 いつも笑顔であいさつをしてくださり、本館の自習室では毎回明るく・元気に・逞しく勉強できました。休みや遅刻、録画のお願いなど…先生とのパイプ役になっていただき、きちんとした学習環境が整えられていたのは奧さんのおかげです。本当にありがとうございました。

本当に最後までありがとうございました。みなさんの健闘を祈っています。