関西学院大学 総合政策学部

受講:一斉授業河合塾マナビス
その他の合格校:

 この合格体験記を書くにあたり、先に述べておくが、私の体験そのものは、いま関西学院大学を第一志望にしている人、また第一志望合格に向けて懸命に努力している人にとって参考になるようなものではない。むしろ後輩達に同じ失敗をして欲しくないという思いで筆をとっていると理解していただきたい。

 そもそも私は幼い頃から医者になることを夢見ていた。その実現に向けて中学受験をして附属中に入学したし、高校に上がってからも当然のように理系を選択してきた。成績も悪くはなく、むしろ高校1年時には模試で医学部A判定をとるほどであった。
 しかし、2年後半から3年生になるにかけ、急に勉強が上手くいかなくなってきた。特に数物化の理系科目のできが著しく低下した。受験まで1年を切った頃には、模試判定がC~Eにまで落ちていた。それでも、今まで上手くいっていたことで慢心していたのか?きっと大丈夫だろうと余裕ぶっていた。

 3年の9月、高知大医学部の総合型選抜を受けた。まだ年度の中旬ということもあり、問題自体は基礎内容がメインで難しいものではなかった。しかし私は受からなかった。
 ここでいよいよ本格的に焦りだした。マナビスや参考書を駆使し、2学期中になんとか基礎知識の定着までこぎ着けた。だがそれば、医学部を受けるにしては未熟すぎた。私は3年冬にして、それまで長年目指していた医者を諦めることを余儀なくされたのだった。
 正直、この時点で理系の他学部に進むことは不可能ではなかった。実際、共テ直前の模試でも医学部以外の学部は合格圏内の判定が出ていた。ただ、医学だけを追っていた私にとって、他の学部はどうしても興味が湧かなかった。強いて別の道をあげるなら国際系だった。幼い頃から海外旅行に頻繁に行っていたことや、親の仕事の都合で外国人と関わることが非常に多かったこと、自分自身も海外での仕事に少し憧れがあったことが理由だ。しかし、国際系の学部は文系である。残り2~3ヶ月で目指すのは困難に思えた。
 文系教科に抵抗があったわけではない。むしろ作文や歴史は昔から好きだった。国語もはじめは模試で点数が取れなかったが、ちょうど理系に苦しみだしたあたりで急に得意科目といえるほどに成長した。ちなみにこれは、塾でマーク式国語の授業をとっていたおかげだと、今振り返ると思う。なんにせよ、私は実はもとから文系脳寄りだったのだと思う。
 冬休み前、改めて大学を調べてみると、理系科目を使っても入れる文系学部が意外とあることを知った。例えば私立の共テ併用だと、使う共テ教科が国数英など文理共通のもので、2次試験の科目も理系でも受けられるものというパターンが多かった。これに望みをかける形で、私はついに進路変更を決意した。そこからさらに何校かの不合格を経験しながら、なんとか関西学院大学総合政策学部の合格を掴み取ったのである。

 これらの経験から私が伝えたいことは2つ。
 1つ、まだ明確な夢がないまま受験生になる人や今の進路計画に不安がある人は、あらかじめ進む先の候補をいくつか持っておくこと。  いま目指しているものを諦めなければならなくなったとき、何にも興味がないと目の前が急に真っ暗になる。これは避けて欲しい。
 2つ、決断する勇気を持っておくこと。今思うと、私は高2から高3に上がるタイミングで文転を決意できていれば、もっと受験に幅が持てたと後悔している。もちろん自分の夢に向かい突き進むことはこれ以上なく素晴らしいことだが、頑固になりすぎるのも危険だと思って欲しい

 大学受験で全てが上手くいく人はほんのわずかである。挫折を味わったとき、いかに柔軟になり、立ち直れるかが鍵になる。私のような無理な粘りをせず、各々に合った道を早めに探して目指して欲しい。応援しています。