一橋大学 社会学部 

3月10日、第一志望である一橋大学の合格発表の時、私は東京行きの新幹線の中にいました。落ち着かないので座席で正座をして、深呼吸。目を凝らして携帯電話の画面を見ていくと、そこには自分の番号がありました。
 言葉では言い表せないほどの喜びを感じたし、今でもまだ夢のようです。

 そもそも私が一橋大学を第一志望にしたのは、高校3年生になってからのことでした。
 以前から憧れはあったものの、自分の実力との差を考えて他の大学に気を移そうとしたのですが、どこかに諦めきれない気持ちがまだ残っていて、第三志望くらいにちょこっと書いていました。
 その頃、塾頭に授業の質問をしに行った際に「君の行きたい東京の大学だと…」という風に言われ、「お見通しだなぁ」と感じると同時に、「目指したい、やってみたい、諦めたくない!」という思いが強くなり、一橋を目指すことを決意しました。
 それから第一志望を変えることはなくなり、その事が良いプレシャーにもなって一年間折れることなく頑張り続けることができました。

 気持ちで乗り越えてきたようなものなので、たいしたことは書けませんが、ここからは後輩にとって少しでも役に立ちそうなことを書きたいと思います。

 まず細かい計画が苦手な人へ。

 私は1日の勉強の計画を細かく立ててその通りに行動するのが苦手でした。ついつい無理な計画を立てて途中で嫌になることが多かったからです。でも、科目間のバランスはとらなければならないので、1日の終わりにその日の勉強内容を記録し、1日のはじめにはそれまでの分を見直して、不足している科目の勉強を補うようにしていました。それに勉強内容の記録は、見直したときの自信にもなるので是非試してみて下さい。

 そしておっちょこちょいな人へ。

 センター数学の選択ミスには、本当に気をつけて下さい。私は模試でやってしまい、途中で気づいて大慌てということがありました。模試だからまだ良かったものの、本番でやってしまうと大変なので、表紙に何か印を付ける等、間違えないための習慣をつけるのがイイと思います。(確か二次試験では、表紙に書き込むのは禁止だったと思いますが…)

 最後に、もし試験前に眠れなかったとしても大丈夫です。実際私もセンター試験、国公立の二次試験前は、朝方まで眠れませんでした。もちろんよく眠るに越したことはないですが、焦れば焦るほど眠れないし、それまでの努力があればきっと大丈夫です。

 本当に最後になりましたがこの2年半の間、學進会には本当にお世話になりました。

 授業の分かりやすさはもちろん、授業以外の時もアドバイスをくださり、私の背中を押して下さった塾頭、本当に感謝しています。ありがとうございました。

 どんなに堅い英文でも面白く、わかりやすく解説して下さり、すぐ頭に入る覚え方を伝授して下さった森口先生、英語を得意科目にできたのは、間違いなく先生のおかげです。ありがとうございました。

 東先生、最後の方まで古典の知識が欠けていてスミマセンでした。先生の「なんで?」は最初は怖かったけど、説明することで力がついているのを感じました。ありがとうございました。

 桐村先生、授業で身につけたことをなかなか模試に反映できず、スミマセンでした。授業中に話される体験談は、とてもためになったし、授業ノートを見直すたびに「ヨシ!頑張ろう」と思えました。ありがとうございました。

 高2のときお世話になり、その後も頑張れと声をかけて下さったり、熱心に質問を受けて下さった片山先生。ありがとうございました。

 林田先生、先生に教わった単語の覚え方が一番自分に合っていました。入塾したての頃なぜか「メイ」と呼ばれていたのが懐かしいです。ありがとうございました。

 田中先生、社会科目でほんの些細な質問にも深くまで答えて下さり、毎回とても勉強になりました。ありがとうございました。

 奥さん、オープンキャンパスに行く報告をしたとき、塾を休むことに後ろめたさがあったのですが、笑顔でいってらっしゃいと言っていただき、気持ちよく出発できました。ありがとうございました。

 地震の不安はありますが、この塾での経験を活かして大学では色んなことに挑戦し、有意義な生活を送りたいと思います。
 本当にありがとうございました。