神戸大学 法学部

僕が学進会に入塾したのは中学一年生の時でした。その時まで学習塾に通ったことがなかったので、塾がどういうものか分からず不安だったことを覚えています。
 入塾して驚いたのは、先生が厳しいということです。そのあまりの厳しさゆえに涙を流したこともあります。しかし、そういう経験があったからこそ本気で学習するという姿勢が身に付いたのだと感じています。
 学進会では先生方だけではなく規則も厳しいです。敬語を使う、挨拶をする、自転車を綺麗に並べるといったことは当たり前にできないといけないことです。そういうマナーを学習するのも塾生としての義務です。

 次に授業について書きたいと思います。
 塾の先生方はいつも生徒に本気で向き合っていらっしゃいます。したがって宿題をしない、授業態度が悪いといった生徒はものすごく叱られてしまいます。しかし、真面目に努力する生徒には面白く、充実した授業を受けることが許されます。先輩のエピソード、受験情報、体験談に始まり、雑学に至るまで様々な役に立つ話を授業では聞くことができます。
 これが他の塾にはない学進会のメリットだと思います。

 では次に受験について。
 今年のセンター試験はかなり難化したのが原因で、周りでは文系・理系問わず成功した人よりも失敗した人の方が圧倒的に多かったです。そして僕も例外ではありませんでした。
 神戸大学はセンターと二次の比率が同じぐらいで、特に文系は最低でも8割ないと辛いところです。しかし僕は77%しかとれず、正直志望校を下げようかと本当に悩みました。センターリサーチでD判定だったので、受験者層の中でも最低ラインぐらいだと思います。
 塾へ相談しに行ったとき、塾頭はあまり勧めはしないが、受験を止めもしないといった感じでした。すごく悩みましたが、何より2次試験を受けずに諦めるのが嫌で、結局第一志望を受けることにしました。
 これまで学進会で培ってきた自分の記述力を信じ、諦めずに一ヶ月間最後の追い込みをかけ、なんとか合格することが出来ました。この粘り強さが逆転合格の鍵だったと今になって思います。

 後輩の皆さんへ僕が言えることは、基礎学習を怠らず、苦手科目を放置しないということです。これらのことは、センター試験で成功するためには必要不可欠ですので、記憶に留めておいて下さい。特に英数国は量が多いので、早めに対策を始めなければなりません。とはいえ、塾の授業について行けていれば大丈夫だと思います。塾の授業ノートは最高の参考書ですので、大切にして下さい。

 最後に6年間お世話になった塾の方々に感謝したいと思います。學進会に通っていなければ逆転合格はあり得ませんでした。学進会で過ごした日々は僕の宝物です。長い間、本当にありがとうございました。