首都大学東京 都市教養学部 

私が學進会に通い始めたのは中学2年の時でした。クラス分けテストを受けて『初めてだから一番下か真ん中のクラスだろう』と思っていたら…英語が一番上のクラス(Flap)になっていて、最初の授業で衝撃を受けたことを覚えています。それまで学校の授業はそんなに勉強しなくてもついて行けたのに、學進会に入って初めて『おいていかれる』と思いました。

 今も昔も変わらないことだけど…ずっと勉強が嫌いで、中学のときは『どうしたら勉強せずに済むか?』をひたすら考えたりしていました←笑
 部活でテニスをやっていて、土曜日に団体戦に出た後、ホントは日曜日の個人戦に向けて練習したかったけど塾に行かないといけないということが何回もあって…やる気も出ないで、田中先生の社会の授業中に何度も寝そうになっていました。

 そんな勉強したくない私が共栄のBataviaに行くことになり、入学後はなおさら勉強することになりました(笑)
 でも中学とは違って周りのみんなが勉強する空気だったから、慣れで苦しくなくなってきました。

 2年になって真面目に進路を考え出したときに…都会に出たくて関東方面を目指そうと思ったときに…首都大を初めて知り、詳しく調べていきました。
 そこを第一志望にしてから、高3では国語、英語、社会に絞ったのですが、高2の途中から急激に上がってきた数学をやめるという決断にけっこう勇気が要りました。でも今思えば、絞って負担を減らしていなければ合格出来ていなかった気がします。絞ることをためらっていたときに塾頭に声をかけていただき、決心することが出来ました。

 高3はとにかくハイレベル国語がしんどかった記憶しかありません(笑)。本当に予習で1日つぶれるし、月曜日に授業があったのですが、日曜日の9時頃からナーバスになるくらいキツかったです。
 いくら考えても答えが全然分からない問題に多々遭遇するし、自分の書いている日本語の意味すら分からなくなってくるし、頭の中で理由を整理していると勝手に東先生のツッコミが聞こえてくるような気にもなるし、すごくメンタルも鍛えられました(笑)。

 森口先生は模試を見せに行くたび『東京にいきたいんやろ?』と言って下さり、モチベーションを保つことが出来ました。
 面談報告に『自己肯定感が強い』と書いてあって、両親と笑いました(笑) たしかに私は急に根拠の無い自信を持ったりするので、『よく見てるな~』とビックリしました。

 センター前はとりあえずいつも通りに過ごし、ポジティブでいることを心がけました。集中力が長続きするタイプでは無いので、時々息抜きをはさみながら…。
 学校の休み時間に勉強している人もいたのですが、放課後から夜まで塾で自習していたので、キャパオーバーすると思ってひたすらトランプやUNOをするか、雪合戦をしていました。
 センターの目標は8割越えだったのですが…直前の模試まで達成したことが無いことを考えると、急に不安になったりすることもありました。でもネガティブになって得をすることは無いし、もともと悪いことは考えないタイプだったので、前日まで『なるようにしかならない』と思っていました。

 それでもセンター当日は、生きてきた中で一番緊張しました。友達と会ってからも、ひたすら『帰りたい』と連呼していた気がします。でも本番が近づくにつれ、動悸も落ち着いてきて平常心になることが出来ました。
 前日の夜に友達がLINEを送ってきてくれたり、母親が『やればできる子!』って自信を持たせたりしてくれて、『応援されるというのはこんなにも心強いものなんだな』と実感しました。
 ここで森口先生がおっしゃる『自己肯定感の強さ』がいい方向に働き、『自分が解けてない問題は、誰も出来てないんじゃ無いか』と思うようになりました(笑)。
 私が国公立は首都大しか考えていなくて、センター失敗したらタダでさえ嫌な世界史をもっと勉強しないと受からない私立を目指すことになるので、それだけは嫌だと思いながらセンターの最中は問題と戦っていました。

 自己採点はしばらくしないつもりだったのですが、やっぱり気になって当日の夜にしてしまいました。なんとか8割超えていて、ますます自己肯定感が強まりました(笑)。
読んでいて意味の分からなかった国語の評論文が想像以上に点数が良くて、これが東先生が授業中におっしゃっていた『文の意味を理解しようとしなくてもいい』と言うことなんだと思います。

 學進会の先生方の言う通りにしていれば『努力は裏切らない』と、実感しました。

 センターが終わってから本格的に記述対策をはじめました。首都大の2次試験では毎年、国語の問題で400字記述があるので、その添削を東先生にしていただき、英作文を森口先生に見ていただきました。
 やっぱり間違いを指摘されることが無いときは、心の中でガッツポーズしていました(笑)。自信にもつながるし、とても嬉しかったです。

 センターで緊張しすぎたせいか、その後の私立入試と2次試験ではとても冷静に本番に臨むことが出来ました。
 二次では倍率の高さを考えるとビビりそうになりましたが『ここにいる誰よりもしごかれてきたし!』と思うようにしていました。国語の記述では嘘がテーマの課題文で、過去問よりも抽象的にするのが難しかったのですが、合格したということは…ちゃんと書けていたのでしょう(笑)

 合格発表の日はさすがにドキドキしました。ネットで番号を探すもどかしさに耐えられず…電話で聞きました。『合格』と聞こえた瞬間…力が抜けて、この1年間好きなことを我慢してしんどい日々に耐えてきたことが報われた気がしました。
 たくさんの人に「おめでとう」を言ってもらえると喜びは倍増します。どうか今頑張っている人みんなにこの経験をしてもらいたい。

人生の中で1年くらい勉強を一番に考える年があってもイイじゃないと自分に言い聞かせて頑張ってきました。
 春からは大学生になり、去年苦しんだ分を楽しもうと思います。

 これからも學進会の塾生がそれぞれ満足できる結果を残せますように。

 塾頭、森口先生、東先生、片山先生、桐村先生、林田先生、花田先生、田中先生、栗林先生、奥さん…ありがとうございました。