大阪市立大学 経済学部

合格体験記/大阪市立大学経済学部

 本格的に受験というものを意識し始めたのは、高校三年生の自粛期間明けの模試結果を見た時でした。それまで漫然とやらなきゃとは考えていたけれども、勉強に手が伸びることはありませんでした。しかし模試結果を見て、そして周りの人たちの反応を見て、「もしかして俺、やばいんじゃ…」と自覚してから受験を意識した勉強に取り組むようになりました。結果としては第一志望で受かることが出来て、とてもほっとしています。
 ここから僕が受験期を経て、「こうするべきだったな」と思ったことを伝えていこうと思います。少しでも役に立てれば嬉しいです。

暗記科目は早めにすること
 僕が共通テスト直前まで苦しんだのは、暗記科目です。この原因がとにかく後回しにしすぎたことです。「暗記科目は最後に詰め込めばいいじゃん」と思っていたので、他の数学や国語、英語だけをしていました。結果、ぎりぎりまで知識を覚えることをしなければならなくなりました。そうなってくると必然的に暗記科目以外の科目の勉強量も減り、暗記科目の勉強は中途半端に終わり、他科目も不完全な状態で挑むみたいなことになります。なにより勉強量が足りてない意識だけはあるので、本番ものすっごく不安になってしまうのです。理想としては、夏までに暗記科目は一通り覚えて、秋から本番までは知識の確かめができる状態であると思います。

質問を作ること
 共通テストでも二次試験でも自分が曖昧にしているところに限って、つつかれます。「これでいいだろ」と流していたら、いざ本番となった時そこが出ると、本当にテンパるし、「ちゃんと見とけば…」と後悔が出てきます。これを対策するには、常に質問を作ろうという意識を持つことだと思います。当時の僕は、たぶん大丈夫かなと思って流していて痛い目にあうことが多々あったのでこれは意識してほしいと思います。質問は、本当に理解しようとしないと出てこないもので、曖昧にしている点があればすぐ気づけるようになると思います。ただ一日二日では身につくものではないので、日頃から気を付けることが大切だと思います。

焦らないこと
 これは本番、勉強時関わらずです。僕はあまり精神的に強い方ではないのもありますが、「これ間に合わないんじゃないか」と思った瞬間から本当に勉強が身に入らなくなります。また二次試験の時、問題用紙を床に落としたことで動揺してしまいかなり時間をロスしてしまいました。僕のようになるのは少人数かもしれませんが、どんな状況でも焦らないようにするのが大切だと思います。

最後に、僕が受験に受かったのは周りの環境が大きいと思っています。自粛明けの模試結果をあの教室で、あのクラスメイト達がいる中で見たからこそ、受験生だという自覚を得ることが出来たと思います。もし一つでも無かったら全く別の道になっていたと思います。また勉強を継続することが出来たのは、塾で一緒に頑張ってくれる仲間や先生方がいたからだと思いますし、気持ちが折れずにいられたのは、家族が支えてくれたからです。これから頑張る受験生に、周りの環境を大切にしてほしいです。

・先生方へ
 長い間とてもお世話になりました。第一志望で受かったのは間違いなく先生たちのお力によるものが大きいです。勉強面だけでなく、考え方や社会の知識など本当に多くの点で僕の力になっています。勉強が好きではなかったから辛いときはありましたが、學進会で学べたことは掛け替えのない時間でした。本当にありがとうございました。