早稲田大学 教育学部 

はじめに

どうもこんにちは。自分は2020年に学進会を卒塾し、早稲田大学教育学部に通っております。今年は大学入試制度の変革に加えて新型コロナウイルスの影響もあり受験生にとって戦いづらい状況だと思います。この合格体験記には自分が受験をするにあたって経験したことや考えたこと等などを綴ります。
自分は私立に絞って受験したので特に私立受験を考えている人がターゲットになると思います。少しでもこれを読んだ人の参考になれば幸いです。
あくまで一個人の意見なので絶対こうであるというわけではありません。相対的な視点を持って他の人が書いた合格体験記と比較し、自分の役に立ちそうなものを組み合わせてください。

目次
1.大学に合格して
2.受験までを振り返って
 ①中学生
 ②高校生
 ③入試直前
3.各教科の勉強の仕方・使った参考書
 ①英語
 ②国語
 ③日本史
 ④その他
4.受験するにあたって心がけてほしいこと
5.模試について
6.先生方に
7.さいごに

1.大学に合格して

合格した時の喜びを知って少しでもモチベーションのアップにつなげてほしいのでこれを最初に持ってきました。
一つだけ言えることは今まで生きてきた中で(たいして生きてはいないけど)間違いなく一番嬉しい瞬間であるということです。一日中ニヤニヤが止まりませんでした。
塾頭から「上出来」と言われた時に初めて合格した実感がわきました。感謝しかありません。本当にありがとうございました。

2.受験までを振り返って

①中学生 
間違いなく人生で一番頑張らなかった時です。「やればできるだろう」という根拠のない自信を盾にして3年間現実から逃げ続けました。毎回の面談と先生からのコメントが怖かったです。片山先生に何度も説教されました。桐村先生の視線が怖かったです。塾頭とは目を合わせないようにしていました。英語の熟語テストの結果は毎回0点かそこらでした。そして何より「できない自分」から目を背けたかったです。とにかく塾へ通うのが苦痛で仕方がありませんでした。

②高校生 
中学3年生では定期テストですら赤点を取ってしまっていた自分ですが、高校の留年制度を知って真っ青になりました。いくらサボり癖がついていたとしても留年は嫌でした。高校1年の5月、数年ぶりに机にかじりついて必死に勉強しました。おかげで留年は免れました。
最初の模試は5月頃でしょうか。中学時代の勉強の成果(笑)を発揮した結果は、 英語偏差値45 数学偏差値47 国語偏差値72 くらいだったと思います。これほど模試の結果を塾の先生と親に見せるのが怖かったことは高校3年を通してもこれが一番でしょう。
流石に勉強しなければマズいと思ったので、自習室に通い始めました。この時自習室に足を踏み入れなければ、自分の大学合格はありえませんでした。「分かりません」と言ったところで先生は笑ったりバカにしたりしません。真摯に対応してくださいます。先生としても分からないところをはっきり言ってくれた方が助かるのではないのでしょうか。
そんな感じで勉強する習慣が付きました。2年生になると模試でも英語と数学が偏差値50代で安定してきました。感覚だよりで読んでいた国語も東先生の指導のおかげで論理的な読解と説明ができるようになってきました(そういえば1年生の時に一度こっぴどく叱られました)。国語の現代文夏の陣で高校3年生も交えて1位を取れたときは本当に嬉しかったです。この頃になると面談のコメントで褒められることも増えてきました(親は「何か物足りない」と言っていましたが)。志望校のレベルが上ったのも2年生の時です。
高校3年生の夏休みまでは国公立志望だった自分ですが、倫理政経、数学、理科基礎などの同時並行でヒーヒー言っていました。これをやりきった国公立志望の皆さんには頭が上がりませんね。親からの提案もあって時期としては少し遅いかもしれませんが、志望校を私立文系に変更しました。塾頭は二つ返事でOKしてくださいました。しかし、この時点で自分は第一志望校が決まっていませんでした。
そんな自分に衝撃を与えたのが、夏休みに行った早稲田大学へのオープンキャンパスでした。塾頭にも「早慶は厳しい」と言われていたのですが、それでも早稲田大学へ行きたくなりました。
こうして第一志望校が決まりましたが、現状を鑑みるとこのまま行くと間違いなく落ちます。国語はともかく英語と日本史は早稲田のレベルに到底達していませんでした。なので、夏休みの間は英語と日本史に力を入れました。
そんなこんなで11月頃には英語と日本史ともに偏差値60後半は取れるようになりました。この頃になると英文解釈が楽しく感じるようになってきました。嫌いなことを克服すると「好き」に変わるそうです。林田先生が授業中に難しい英文を持ってくると密かに燃えていました。国語はハイレベル国語の問題に力を入れていました。赤本よりもこちらの比重が高かった気がします。東先生が持ってくる問題のレベルが凶悪でした。一体どこから持って来ていたのでしょうか。
ここまで塾のことばかり書いていましたが学校では主に内職に力を入れていました。成績は推薦も視野に入れていたのでそれなりに確保できるよう努力しました。
③入試直前
1月頃になるとセンター試験も意識するようになりました。私立を受ける皆さんはどちらでも良いと思います。ただし、受けるかどうかは慎重に判断したほうが良いと思います。理由は後述します。自分もセンター試験は受験しました。関関同立やMARCHは3科目でもセンター利用が使えるからです。結果は惨敗でした。特に英語と漢文のミスが痛すぎました。英語は長文が全く頭に入ってきませんでした。漢文は今まで一度もミスしたことのない押韻で落としました。流石に落ち込みました。「私立の一般もだめなのでは」と思い、センター利用で大和大学に出願しました。
先程「センターを受けるかどうかは慎重に検討すべき」といいましたが理由はここにあります。センターを軽く見ていると痛い目にあいます。いくら高いレベルの大学を受けると入ってもセンター試験で躓いてしまう人は大勢います。特に私立志望でセンターが必要ない人は対策無しで突っ込むと下手に自信を喪失しかねません。実際に受けてみると私立とセンターの試験は全く別物であり問題なく解けました。
長くなりましたが受験までこんな感じで走り抜けてきました。中学生の頃から根気強く見守ってくださった先生方と親には改めて感謝します。

3.各教科の勉強の仕方・使った参考書

①英語
・参考書
林田先生の授業ノート:「この問題が来ればどう動くのか」が体系的にまとめられていて、とても見やすかった。また、「ネクストステージ114番」や「A, B and C」や「オロナミンC」など林田先生特有のフレーズが多く、ノートを見るだけで頭の中で授業が再現された。

NextStage:有能。文法解説の横に問題がついているのもいい。イディオムも乗っているので使い勝手がいい。

関先生の世界一わかりやすい英文法・語法:友達が使っていたから買ってみた。非常にわかりやすいレイアウトと解説だった。

全解説頻出英文法・語法問題1000:

システム英単語:安心のシス単。迷ったらとりあえずこれ。

データベース4500:レベル的にはシス単と同じくらい。知識確認に使っていた。

速読英単語必修編:上に同じく。

速読英単語上級編:早慶に行くにはシス単では足りないと思ったから手を付けた。高レベルな単語も多く、文章のレベルも必修編と比べると段違い。

ジーニアス英熟語:塾で配られたもの。英熟語はこれ一冊で問題なかった。

英文読解の透視図:初めて手を付けた英文解釈書。高レベルな英文とわかりやすい解説が良かった。初めてやるにはやや高レベルだったようにも感じられる。

ポレポレ英文読解のプロセス:難しめの英文がたくさんあるので練習に使った。

早稲田の英語:色々な学部の問題に網羅的に触れられた。

・勉強方法:林田先生はよく独特の言い回しを交えて授業してくださったので、授業ノートを見返すと授業風景がそのまま頭の中に再現されました。授業の再現性は本当に抜群でした。文法書に載っていないような、問題に対する個々のアプローチの仕方はすべて授業ノートを見ればなんとかなりました。
ひたすらインプット→アウトプットを繰り返した。具体的には、インプット:単語・イディオム、文法・語法の暗記。アウトプット:問題演習(文法・長文)です。英語は単語覚えたりしている時が一番英語やってる感が湧く気がするが、インプットだけに偏りすぎてはだめ。アウトプットで知識確認しないと、自分の弱点や間違いの傾向がつかめないため、次のアクションに移れない。うまくバランスを取るのがいいと思う。

②国語
・参考書
東先生の授業ノート:現代文、古文、漢文の読解法や文法はこれを見れば大概なんとかなると思う。(ちゃんとノートを取っていればの話ですが)ノートを取るときは1ページずつ開けて書くことをオススメします。後で新しい知識が出てきた時に新しく書き足せるからです。ルーズリーフを使ってファイリングするのもいいかもしれません。(自分はこれを使っていました)

塾のセンター演習:毎週必ず問題に触れることができたので、アウトプットしなくなることはなかった。

ハイレベル国語の問題:難しい。私立志望で記述はそんなに使わなかったが、やっててよかったと思えた。入試本番の問題が難化していたが、ハイレベル国語の問題と比べると、さほど難化したことも気にならなかった。

マドンナ古文単語:最初に塾で配られた古文単語帳。

解法古文単語350:高校2年生くらいに塾で配られたと思います。マドンナよりも収録単語も単語一つの意味も多い。関連後も多く収録されていたので、実際の単語数は350を大きく上回ります。マドンナである程度単語を覚えていたので、躓くこともなかった。

マドンナ古文常識:古文常識を知っていると問題を解く上で便利だと思い、スキマ時間に見ていた。

赤本:国公立・私立関係なく多くの問題に触れるようにした。得意科目であった分、傾向が変わってもできる限り対応できるようにしておきたかった。(国公立:東大・京大・阪大・千葉大・神戸大・御茶ノ水女子大など。私立:早稲田大・上智大・MARCH・関関同立・学習院大など。)

・勉強方法:文法は授業ノートで十分です。国語は問題のレベルが変わっても、基本的な解法は変わりません。これが良いところですね。解き方は授業の中で東先生が繰り返し教えてくれます。問題を解く際に反射的に動けるように脳みそに刷り込みましょう。最初は「なんで~?」と聞かれると緊張して汗と全身の震えが止まらないかもしれませんが、これに慣れると受験会場でも緊張しなくなります。
宿題は問題を解く時に答えだけではなく、その根拠もきちんと記述しましょう。自分は赤本を解く際もその答えに至るまでの思考の過程を整理してノートに書き込むようにしていました。

③日本史
・参考書
日本史の「なぜ」と流れが分かる本:基本的な通史が分かる。年号の暗記ではなく、流れの理解に重点を置いた本。単語の暗記に入る前にやっておくのがオススメ。

日本史B 講義の実況中継:日本史の流れを講義のような形で読むことができる。センターレベルより上。国公立2次や上位私立の対策に使えそう。より詳細に流れを読むことができる。

日本史B一問一答:超有名。一問一答形式の参考書では一番メジャーだと思う。一問一答形式の参考書は通史を押さえた上でやることがオススメ。

日本史用語集:なんでも載ってる。「辞書だろこれ」と言いたくなる。ここに載ってない知識が試験に出ることはほぼないと思う。塾頭に「過去に早慶に受かったヤツはこれを覚えてた」と言われてヒーヒー言いながらやった。

日本史B標準問題精講:「標準」なんてウソ。レベルの高い問題がいっぱい。

早稲田の日本史:様々な学部の問題が時代順に整理されている。

・勉強方法:常に流れを意識して学習しました。「なぜこの出来事が起こったのか」や「この出来事によって何が変わったのか」を理解することで。個々の知識に関連性が生まれます。自分の場合日本史に力を入れ始めたのが高3になってからであり、ほとんど独学でした。田中先生の授業を取っていれば…と何度後悔したことか分かりません。
また、暗記科目という特性上、どうしてもインプット中毒に陥りがちな科目です。一日中参考書とにらめっこして、気付けば夢の世界へ…ということもあるでしょう。
確かに知識を蓄えることは必要です。しかし、入試問題が、参考書に載っている知識を素直に質問してくるでしょうか?そんな訳ありません。「どれだけ知識を持っているか」と同じか、それ以上に「持っている知識をどう使うのか」が重要です。決して覚えて満足せずに多くの問題に触れてみてください。

④その他
複数の科目で役に立ちそうな勉強方法
・誰か(何か)に教える:学習における「教える」ことの有効性は、企業や最近では教育現場でも取り入れられている「アクティブラーニング」で実証されています。(気になる人はラーニングピラミッドを参照)「他の人に教える」ことは従来の座学に比べ高い学習定着率が報告されています。ただ、周りに生徒役をしてくれる人がいなければ物に向かって教えるのでもいいでしょう。問題を解く時に「どうしてその答えになるのか」を説明してみましょう。意外と説明できないところが多くあるかもしれません。

・とにかく思考すること:ここでいう「思考」とは問題を解くことに限りません。一見インプット主体に見える歴史などでも勉強方法を自分なりに考えて工夫すれば劇的に効率が上がります。受験に伴う行動全てに対して自分なりに工夫して効率アップしましょう。

・反復:これはみんな知っていると思います。当たり前ですが、人間は忘れる生き物です。一日でどれだけ必死に暗記したとしても、そこから何もせずに1週間後も経てば記憶は消し飛ぶでしょう。(詳しくは「エビングハウスの忘却曲線」で調べてみてください。)英単語や歴史の用語や年号を覚えたら、短くて1日、長くても1週間以内には復習したほうがいいと思います。

4.受験するにあたって心がけてほしいこと
・睡眠:単純に寝ることは作業効率の上昇に繋がります。テスト勉強と違って受験は長期の戦いです。寝る時間を削って勉強すると結果的に学習効率が落ち、削った時間以上の学習時間を失います。自分の周りの勉強ができる人たちはみんなしっかりと睡眠をとっていたイメージがあります。

・危機感:地方で情報が少ないということもあるかもしれませんが、受験に対する危機感を覚えるのが遅い人が多い気がします。學進会では先輩方の受験勉強の様子や結果報告を間近で見られるので、大学受験に対する意識は比較的高いと思います。自分も一つ上の先輩方が合格報告に来るのを見て、「次は自分たちの番」という実感が湧きました。
自分からのアドバイスとしては、「自分よりもできる友達を作る」ことです。「できる」人間ほど受験に対する意識の切り替えが早いように感じます。自分よりも成績の良い人間が受験に向けて勉強していれば当然危機感が湧いてくるでしょう。

得意科目を作る:「この教科なら大きな武器にできる」というような科目を一つでも作っておくことをオススメします。もちろん全部得意にすれば申し分ありません。自分は東先生のおかげで国語を得意科目にできたと思います。模試やセンターで失敗もしましたが、結果的に合格の決め手となったのは国語だったと思っています。他の科目ので期が少し悪くても、得意科目でリカバリーできる余地があるのと精神安定剤になるので得意科目は作っておくといいでしょう。

・参考書:買いすぎないこと。みんながいろんな参考書を使うので不安になるかもしれませんが。今やっている一冊をまずは極めましょう。

5.模試について
・必ず先生に見せる:どれだけ悪い結果が出て、先生に見せたくなくても必ず見せに行きましょう。いくら模試の成績が悪かったとしても、合格という結果が出せればいいのです。そのためには先生からアドバイスをもらうのが近道だし、自分一人でやるよりも確実です。先生方は今までに何十人、何百人という受験生を指導しています。経験値とそれに基づいたアドバイスを聞かないのは大きな損失です。

・都会で受けてみる:福知山で模試を受けるとなるとどうしても学校や塾での受験になります。学校や塾が実施する模試はそこで受験してもいいと思いますが、自主的に申し込む模試は一度でいいので市内や大阪などの都市部で受けることをオススメします。理由は2つあります。1つ目は「視野が広くなること」です。受験は全国規模の戦いですが、地方では特に、学校や塾などの「いつもの場所で」「いつものメンバーと」模試を受けることばかりになります。その結果「全国の受験生と勝負している」実感が湧きにくくなり、「井の中の蛙」状態に陥ります。一度都会に行っていつもより大きな会場で、多くの知らない受験生たちと模試を受けるといいと思います。
2つ目は「適応力を磨くこと」です。受験本番はいつもとは違う場所、違う環境で問題を解かねばなりません。その状況下で良いパフォーマンスを発揮するには状況に適応する能力が必要です。ぜひ都会の予備校などに行って、カルチャーショックを受けて、何事にも動じない精神力を手に入れましょう。
自分が初めて都会の予備校で試験を受けたのは高3の早大プレでした。この時自分の隣の机にビリギャルと見紛うほどの金髪ギャルがやってきました。一瞬会場を間違えたのではないかと思いました。しかし、そのギャルは着席するやいなや、ボロボロの「鉄壁英単語」を取り出して熟読し始めました。まさにカルチャーショックでした。
・判定は気にしすぎない
模試の結果は今の自分の実力を知る重要なデータベースです。しかし、それが全てではありません。というのも、模試の問題はその人の志望校に合わせたものではなく、みんなが同じ問題を解くから。その他にも模試と実際の受験は様々な点で異なります。なので、「A判定だから必ず合格する」や「E判定だから必ず落ちる」というわけではありません。(とは言っても判定と合格率にある程度の相関関係はあると思います)自分は最後までほとんどの模試で早稲田はC~E判定でした。なので、模試が今の自分の全てではなく、現時点での学力を示す一指標と捉えるといいでしょう。(結果を無視しろと言っているわけではありません)

6.先生方に
最後にお世話になった先生方にお礼を言います。思っていることをすべて書こうとするとここまで書いてきた量の10倍以上になるので、できるだけ手短に書いていきます。

・塾頭
中学時代は怖くて眼を見ることができませんでした。中学校の時から本当にお世話になりました。勉強嫌いだった自分を根気強く指導してくださってありがとうございました。高1の時に受講した「もう一度数ⅠA」を受けたから、2次関数と命題が好きになりました。また、受験が近づくほどに色んなことを相談しに行きました。面談の時も、成績のことから志望校の選び方、大学の立地まで色々なことを教えていただきました。受かった後は家の探し方までアドバイスを頂きました(笑)。偏差値がそれほど上がらなかったり、模試の判定が芳しくなかったりした時も「可能性はある」と言っていただけて、めげずに机に向かうことができました。中1から6年間、本当にありがとうございました。

・奥さん
塾生の母のような存在。いつも自習室に行くと「こんにちは~!」と挨拶してくださいました。授業に行くときは「いってらっしゃい」と声をかけてくださいました。合格の報告の時には万歳して喜んでくださいました。おかげで6年間通い続けられました。ありがとうございました。

・林田先生
6年間通して英語は林田先生に指導していただきました。一番長い間お世話になりました。独特な言い回しが多く、すごく頭に残りやすかったです。卒塾してからでも鮮明に思い出すことができます。受験で英文を読んでいる時も「A, B and C」や「オロナミンC」が、頭の中で林田先生の声で再生されて自然と頬が緩みました。中学時代から6年間、中々伸びない自分を指導してくださって本当にありがとうございました。

・東先生
最初、「なんで~?」と聞かれると、とても緊張して手が震えました。東先生に教えていただいて国語の読み方が180度変わりました。感覚だよりだった読み方から、根拠のある論理的な読解力を養うことができました。文学部と教育学部の現代文で全問正解できるくらいに、国語を大学受験における最大の武器にできたのは間違いなく東先生の授業のおかげです。大学に行ってからでも授業ノートにお世話になることがあります。自分に「読解」を教えてくださってありがとうございました。

・花田先生
高2で数学を教えてもらいました。板書がめちゃくちゃキレイで、「なんであんなにキレイにグラフや図形が書けるのだろう」と何度も不思議に思いました。英語は持ってもらった事はありませんでしたが、自習室で勉強している時に何度も相談させてもらいました(ほぼほぼ自分のうっかりミスで秒殺されましたが)。ハイレベル英語の授業も受けてみたかったです。ありがとうございました。

・桐村先生
中学校の時の幾何と高1の数学を教えてもらいました。当てられた時に目を見ることができませんでした。中学校の時に勉強していなかったので、高1の数学で毎週の授業にたくさん持ってくる宿題の分からなかった問題に丁寧に対応していただいて本当にありがとうございました。

・栗林先生
センター前のリスニング対策で授業と会話のテンポが早くて驚きました。それほど授業を持ってもらうことはなかったですが、出会う度に話しかけてくださいました。ありがとうございました。あと、めちゃくちゃ爽やかでスタイル良くて羨ましかったです。

・池田先生:プラス教室や倫理政経の質問でお世話になりました。倫理でわからない概念などがあると話が発展して止まらなくなるのが面白かったです(笑)。ありがとうございました。

・北村先生:ラウンジやスタバでよく話しかけてくださいました。プラス教室でお世話になりました。授業を持ってもらったことはありませんでしたが、話した回数はとても多く感じます。ありがとうございました。

・田村先生:高3の夏休みに空き教室で自習していると、授業の練習をしに来た先生と出会って話し込んだことはまだはっきりと覚えています(笑)その時はまだ英語が伸び悩んでいたので、アドバイスが本当にありがたかったです。センターリスニング対策も担当していただいてありがとうございました。出会うと「頑張れ」と声をかけていただいて元気が出ました。

・耕作先生:授業を持ってもらったことはありませんでしたが、毎日自習室の二階に行くと「こんにちは!」と大きな声で挨拶を返してくださり、自己肯定感が高まりました。ありがとうございました。

・田中先生:日本史を受講していれ…と高3になって後悔しました。質問に行くとその答えと、付属する膨大な知識の話が止まらなくなり、その知識量が頼もしく、羨ましかったです(笑)。ありがとうございました。

・片山先生:中学校の3年間本当にお世話になりました。高校生になって、片山先生が言っていたことをヒシヒシと実感しました。「8割主義」の言葉は今でも自分の教訓になっています。ありがとうございました。

7.さいごに
最初はいやいや通っていた學進会でしたが、今では通ったことに微塵の後悔もありません。他の塾や学校の生徒から「學進会は厳しい」という意見をよく聞きます。確かに先生方は厳しいです。しかし、ただ厳しくあたっているわけではありません。「生徒の学力の育成」という目標に即した厳しさです。そうでなければ自分は途中でリタイアしていた事でしょう。先生方の指導能力はさることながら、勉強するための環境も福知山でトップレベルだと思います。せっかく親御さん方がお金を払って塾に通い、先生方が授業という「商品」を提供してくれる環境にいるのであれば、それ相応の結果を出すために十全に活用しましょう。自分は學進会に通ってよかったと思えました。6年間本当にありがとうございました。そして、これを見ている皆さんの志望校合格を応援しています。

・追記:合格体験記の提出が遅くなってしまい、申し訳ございません。